宮田裕章のレビュー一覧

  • DX進化論 つながりがリブートされた世界の先

    Posted by ブクログ

    タイトルだけ見ると「DXとはこういう事例があってこんな活用ができます」な本かと思ったが、全然違った。DXというか、デジタルによって、私達の社会や世界や通念や価値観が根底から変わる可能性を秘めているよ!という内容の本。
    濃い3名の対談でとても知的に刺激を受けました。

    0
    2024年05月28日
  • データ立国論

    Posted by ブクログ

    SNSや TVで成田悠輔が話題だが、医療界隈においてはこの人が同じ役割を担っていそうな感じがする。データを利用していかに個人が理想を叶えていけるかについて熱く語られていて、面白かった。今後、医師として、医学知識を学ぶだけではなく、いかにデータを利用して予防医学を推進するかのフェイズにいるように思う。病気直し、ではなく、病気にならない、あるいは重症化しないためのデバイスを普及させていくことになる中で、保守的・排他的にならず柔軟に受け入れられる姿勢でありたい。

    0
    2023年02月06日
  • 医良戦略2040~2040年の医療を生き抜く13の戦略

    Posted by ブクログ

    最高に面白かった。医学書ではないけれど、医療に関してガッツリ書かれている本。
    若手医師が読むと確実に刺さる内容がいっぱい散りばめられていると感じた(というか、自分には刺さる内容が沢山あった)

    自分のやりたいことは、最近「病気治し」よりも「病気になりかけの人を良くすること」だと感じている。1番自分の中で印象に残っている患者も、入院している重症患者や高齢者ではなく、外来で(当初あまり使われていなかった)SGLT2阻害薬を導入してDMや心不全や肥満が改善した、明らかに「予後が伸びた」と感じることのできた中年男性だった。
     また、小さい子を育てている層の患者(腎臓内科ならIgA腎症の患者が多い)の慢

    0
    2023年01月07日
  • 共鳴する未来 データ革命で生み出すこれからの世界

    Posted by ブクログ

    宮田裕章教授の塩顔銀髪が気になってたので。
    LINEでの健康調査はこの人が仕掛けてたのね。キレる人は学生時代から違う。視野が広くて目的思考。
    データは共有財、多層型民主主義、「生きる」の再発明、そのためのAI・データの善用。
    時代の変わり目を実感

    0
    2022年05月05日
  • 共鳴する未来 データ革命で生み出すこれからの世界

    Posted by ブクログ

    データ駆動型社会、多層的民主主義、新しい社会契約、EUのGDPRはドイツ発の人権思想、個人信用スコア@中国。
    キーワードがたくさんある。勉強しなくちゃ!

    0
    2022年01月30日
  • 共鳴する未来 データ革命で生み出すこれからの世界

    Posted by ブクログ

    データは個人のものであるとともに、「共有材」である。
    そして、経済システムの歯車から脱出し、利用目的に応じて、データの利用範囲をいかにコントロールすることを考えなければいけないか。
    それは、自分で選択していく必要がある。
    自分のデータの使い道、使われ方について考えていかなければいけないことを強く意識させられる内容だった。

    0
    2021年02月22日
  • 共鳴する未来 データ革命で生み出すこれからの世界

    Posted by ブクログ

    あらゆる立場の人が誰も取り残されることなく、その人らしく生きる。そのために、使えるデータを集め、フィードバックしていく。数字遊びではなく、提言に繋がる、提供者に利益がなければ収集は出来ない。そして、当然、そこには信頼があることが前提。Facebookはそれが不足していて銀行になることに失敗した。一方で、データを共用財産とする制度を検討できていないために、活用するにも及び腰になる。そこに石油があるのに。しかし、GAFAは隙間から狙い、医療機器としても承認され、距離を測りながらも確実に進めている。世論から、それが当たり前のサービスにしていくことで、埋めているようにも思える。

    自分中心のデータ活用

    0
    2021年01月31日
  • 共鳴する未来 データ革命で生み出すこれからの世界

    Posted by ブクログ

    著者は、多方面で大活躍の宮田先生。
    提唱されているデータ駆動社会は、新型コロナウイルス騒動で一気に表舞台に登場したようにも見えるのだが、これまでの地道な取り組みがあってのことであろうと推察します。
    withコロナ、afterコロナの時代を過ごす際に、膨大なデータをどのように取り扱うのが人類にとっての最適解となるのかについて、考えらせられる一冊となりました。
    付箋は19枚付きました。

    0
    2021年01月02日
  • 共鳴する未来 データ革命で生み出すこれからの世界

    Posted by ブクログ

    データは人類の共有材として、人間を軸に世界を考え、多元的な価値を人々が協創していき、共鳴する未来を目指そうとこれからのデータ駆動社会のグランドデザインを提示します。具体的には著者の仕事であるヘルスケアでのデータ活用を皮切りに欧州、米国、中国そして日本のデータガバナンスを議論し、社会貢献を伴うビジネスでのデータ活用を芝麻信用やGAFAの事例を挙げて説明します。終章では、民主主義や社会を駆動する価値の多元化を提唱します。「データで儲ける」、「ビジネスでデータ活用」ももちろん大切ですが、本書のように人類を俯瞰するような思考実験をすることで、新しいアイディアが生まれそうな気がして来ました。

    0
    2020年11月23日
  • 大宮エリーの東大ふたり同窓会

    Posted by ブクログ

    凄い面白かった。どの方も、本当に魅力的だし、大宮エリーさんがその人の魅力を絶妙に表現してくれている。

    0
    2025年08月11日
  • 大宮エリーの東大ふたり同窓会

    Posted by ブクログ

    面白かった。どなたも本当に興味深い方々ばかりで。
    私は勉強が苦手だから、出来る人に憧れがあるんだろうな〜
    私の推しさんも登場してるし、読み応えありました。

    0
    2025年07月12日
  • データ立国論

    Posted by ブクログ

    TVで良くお見掛けする宮田先生の本

    封建制度の社会から経済合理性を軸とする社会システムを経て、これからの社会は「データ共鳴社会」「多層的民主主義」になっていくでしょうというお話。
    大変勉強になりました。

    2021年に書かれた本ですので、当時の各国のコロナ対応の比較が紹介されていてその章が印象に残りました。

    0
    2025年03月13日
  • データ立国論

    Posted by ブクログ

    データ共鳴社会、ジョンロック。筆者のモナリザへの並々ならぬ愛は伝わった。医療業界のデータサイエンティストという技術的な肩書きからは想像できないくらい上位レベルの立国論が語られる。データを正しく人間社会の幸福化のために活用する社会の実現をどうすべきかを論じているのだと思うが、正直自分の前提知識ではあまりついていけなかった。一つ一つの文章に矛盾やズレた内容は無いと思うのだが、全体像を捉えるのが難しく、どういうシステムをイメージしているのかがよく分からなかった。

    0
    2024年03月03日
  • データ立国論

    Posted by ブクログ

    前書からの延長である本です。時事的に最新のもの状況を捉え直して書かれた本だと思います。
    前著では良いものとして扱ったものが時間の流れでイマイチと捉え直したことは交換を持てます。
    対象はやはりデータについて知りたい人や全体的な理解を進めたい人だと思います。21年の本ですが、23年時点から見直すと得られる示唆はまた変わるかとは思います。

    0
    2023年09月30日
  • 共鳴する未来 データ革命で生み出すこれからの世界

    Posted by ブクログ

    総論的なデータが何であり、どう捉えどう使うのかを語った本だと思います。
    対象はデータを多少知っている人になるかと思います。

    データの本質を捉え、考えるのには向いている本かなと思いました。ただ、データと呼んでいるものの、データの本質が何か、本体が何かの説明は有ってもよかったかもしれません。一言にデータと言っても人によって捉え方は変わるでしょう。とはいえ、データをどういう風に見るべきかは参考になる本だと思います

    0
    2023年09月30日
  • 医良戦略2040~2040年の医療を生き抜く13の戦略

    Posted by ブクログ

    病院で働く医者というよりは、公衆衛生や民間企業に腰を据える医療関係者の人たちの対談コラム
    私自身病院に来る手前の人たちに医療従事者側が介入するシステムを構築することに興味があるので色々と参考になる内容が多かった。横文字が多くてちょっと読みづらかったけど。
    医者としての将来に不安はつきないが、同時に変化していく未来が楽しみでもある。何でもできるし、何者にでもなれる。多分。

    ✏少子高齢化や人口減少で社会保障費の負担がどんどん大きくなる中で、サステナビリティだけを考えれば、医療費を抑えるために治療を「諦める医療」にシフトすればいいという話になりがちである。しかし、質を担保したまま持続可能な医療にす

    0
    2023年01月11日
  • データ立国論

    Posted by ブクログ

    産業革命以降、石油や石炭を基幹資源として、貨幣、モノを中心とした資本主義をエンジンに物的な成熟を迎えた

    その過程において人は産業や企業のいわば歯車、部品、一部の構成要素として活用され、全体主義の中から利己主義的な振る舞いなどの問題も存在した

    21世紀に入り情報革命がおきたことで、情報の生成、蓄積、伝達、共有のレベルが爆発的に上がった

    そうなったことで、従来のエネルギーや貨幣中心の価値から、情報価値が相対的に上がってきた

    情報革命が起き、データを活用し高度な分析、アルゴリズム/ソリューション/オペレーションの開発ができるようになったことで、人類は個別最適化の手段を得られるようになった

    0
    2022年01月16日
  • DX進化論 つながりがリブートされた世界の先

    Posted by ブクログ

    DXとはなんぞやを知りたくて読み始めたが、いい意味で脱線が多かった。豊富な事例が出てきて、「そんなことがあるんだ」「そういう考え方もできるんだ」と目からウロコが出っぱなしだった。個人的に面白かったのは、P191の人的資本、社会資本、金融資本の話と、繰り返し語られる、日本の中で地域によって社会システムを変えるという提案。世界と日本の距離がデジタル化により一層近づいてくる中で、国と社会システムの概念が曖昧になっていくのでは、そもそも国家とは?と、考えさせられた。

    0
    2021年10月31日
  • データ立国論

    Posted by ブクログ

    貨幣、経済合理性から多様な価値が可視化されるデータ共鳴社会へ
    通常は、ドット一つを打つだけではなかぬか達成感は得られませんが、未来の姿を共有しておけば、ドットが美しい作品につながることがあらかじめわかっていれば、モチベーションにつながる。
    こうした持ち寄りの善意で小さなプロボノが増えれば縁が作れるかもしれない。

    0
    2021年08月11日
  • 共鳴する未来 データ革命で生み出すこれからの世界

    Posted by ブクログ

    PHP新書「データ立国論」から逆上がりの河出新書「共鳴する未来」。初版が2020年9月なのでコロナ禍とシンクロしながらの出版がすごいと思います。次の新書の初版が2021年3月なので半年でのアップデート。ここぞとばかりに持論を展開するタイミングとスピードに著者が。「今」を勝負所と考えているような気合を感じます。民主主義を軸にしながら資本主義をアップグレードする、という使命感にかけてみたい気がしました。著者の今までのプロジェクトの延長線にあるhuman Co-beingという考え方がどこまで大きなうねりになるか、それは希望です。一方で今年一番のショックだった斎藤幸平『人新世の「資本論」』による資本

    0
    2021年05月16日