宮田裕章のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
筆者はとても賢く、色々なことに興味が旺盛な好奇心の塊なような人なのだろう。ここでは、データのよい活かし方が、well being と better co-being を促し、より良い社会、しいてはより良い国家を作れることを提唱してると思うのだが、筆者の多趣味が逆にテーマを希薄化し、誰に何を訴えようとしているのかボヤけた一冊になってると感じた。筆者の財政論、芸術論、所得分配論、専門のヘルステック論、イノベーション論、ダイバーシティ論と多く出てくるため、読み終わった後にどうしたらいいのかわからない。また、相当な意識高いインテリ層レベルに響くかもしれないが、日本では少数派なため、もったいない気がした。内容が前向きに世の中をよくするもののため、視線を下げることも必要かもしれない。でなければもったいない。テーマをフォーカスした次の著書に期待したい。
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Posted by ブクログ
ヘルスケア×データ系の本ということで、
少しだけヘルスケアをかじっている身として読んでみました。
著者は、最近メディアに色々と出始めている宮田さんという大学の先生。
本の内容には関係ないけど、
奇抜な?(個性的な)ファッションに身を包んでいる人です。
ヘルスケアにもデータにもそこまでの知見のない時分には、
この本は簡単なようで奥深く、そして哲学的で、ちょっと難しかったのですが、
著者のビジョナリーな思考にはとてもポジティブな影響を受けましたし、
(昔の)石油にあたるものが(今の)データに該当するという例えはなるほどと思わされます。
特に感銘を受けたのが、ヘルスケアデータのプラットフォームを構築する際、
そこに蓄積していくデータを共有財産としていく点。
ビジネスサイドに長くいた自分には、そういった視点は全くありませんでした。
(おそらく、多くの人がいかにしてデータを自社で囲い込むかに注力していると思います。)
著者の壮大な構想がどこまで実現化するかは、色々な思惑もあるので、
そう簡単なことではないでしょうが、
それでも視座の高さと高い志に感化された一冊でした。