山﨑圭一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
高校で世界史受講未了だったので、基礎教養として世界史を通観しておこうと手に取ったのだが、ビックリするぐらい読みやすいしアタマにすいすい入る、ごくごく初心者にはピッタリの著作。
その理由が一般的な教科書と違い、【世界史の舞台を、大きく、ヨーロッパ・中東・インド・中国という風に大きく同時代で4つに分け(むろん、時代によってはインドが消える代わりにアメリカが登場する)】【タテの歴史を10のブロックで輪切りにして著述していく】【視点は、物々交換、貨幣経済の誕生・硬貨から紙幣、さらに兌換と不換の発達・大航海時代と銀の時代、、、など相互地域での交わりにも言及していく】というもので、最後まで面白くてあっと -
Posted by ブクログ
休日の朝にちょっとだけのつもりで読み始め、あまりに面白く一気に完読してしまいました。著者は公立高校の先生であるとのこと、すごい先生と、幸せな生徒さんがいるもんだと感動に近い感心を覚えました。メインは別に世界史の教科書が出ているそうですが、本書はその経済編になります。世界史をタテとヨコに切り分けて、文中には年代記述を省き、古代から現代までの経済をめぐる世界史を一気通貫で解説します。経済史ではなく、紛れもない世界史の内容で、ちょうど学校で学ぶような世界史の流れの「行間」に当たる部分を次々と見せてくれます。これがまるで世界史の事件簿の謎解きのようになっている。国同士の衝突や連合、日本の開国、世界大戦
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購入済み
学生の頃に出会いたかった
歴史の流れが著者ならではの観点ですっきりとまとめられているので、頭に入りやすいです。
学生の頃、世界史は読んでも読んでもカタカナが新鮮で苦労した記憶しかないので、こんな本が昔あれば良かったのにと思いました。
学生さんには試験対策としてはもう少し補強が必要だと思いますが、ざっくりとした流れを掴むには良い本だと思います。また教養をつけるためにも有益ではないでしょうか。 -
Posted by ブクログ
日本史と同様、読み物として非常に読みやすく、分かりやすく、教科書以上に教科書のような気がしたし、ページ数の関係で結果だけ書かれているところは、逆にどうしてそうなったのか書かれてない分、余計に興味が湧いた。
日本史、世界史と読み終わって、どうしてここまで人間というのは同じ過ちを何度も何度も犯すのだろう。
権力にしても、宗教にしても、なぜそこまで欲深くなれるのだろう。
もちろんある程度余裕のあるお金は欲しいけど、国を奪ってまで欲しいものなのだろか?
と思ってしまった。
この先、一生自分には縁のないことだろうけど、そんな自分でも、もし莫大なお金を手にしてしまったら、やっぱり変わってしまうのかな。