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Posted by ブクログ
なぜ日本は外圧でのみ変化する成長パターンを辿ったのか?
縄文から令和までの歴史を一本のストーリーとして串刺しにした、個人的な超大まかな振り返りです。
▼各時代の振り返り
・縄文〜平安時代:国のリーダーが誰なのか、つまり政治の仕組みが王政に近いものか軍政に近いものかの揺れ動き期間。この間になんとなく「日本」という輪郭ができてくる。
・鎌倉〜安土桃山時代:揺れ動きながらも武士という軍政が確立され、日本統一が目の前に迫る。
・江戸時代:日本統一。徳川家という軍政により日本の姿がほぼ確立。内政は上手くいくが、ペリーという世界史の影響をはじめて大きく受け、帝国主義的世界に対応できなくなる。
・明治時代:日本の近代化。帝国主義へのおそれが自らを帝国主義に向かわせる。武士というこれまでの軍政が結局役立ち、日清・日露戦争で勝利。帝国の支配側に回れると勘違いしだす。
・大正〜昭和戦前:政治リーダーの議論ではなく経済が最重要トピックに。やるかやられるかの「やる側」にいくために日中戦争へ。それが泥沼化し、南太平洋にも進出したことで超大国アメリカを怒らせ、真珠湾で必敗の戦争に突入。予測通り負ける。
・昭和戦後:アメリカの下で新たな民主主義国家をつくらされる。ここでも朝鮮戦争やベトナム戦争という外的変化により、今度は逆に成長し、先進国の仲間入りを果たす。
・平成:良く言えば平和。しかし冷戦の恩恵がなくなり、バブル崩壊。従来の成長モデルは終わりを迎える。
・令和:平成の低迷から徐々に脱するも、日本の成長パターンであった世界の戦争特需がないため、ゆるりと回復。しかも人手不足があるため従来の爆発的成長期待はない。
▼総論
日本はヨーロッパのように宗教や王政で揉めることはほぼない。あるのは、地政学的に特異な場所にあるが故の世界史からの影響である。狭い国土に多くの人口を抱えるが故に、アイデンティティよりも経済で揉めることが多く、しかも成長要因は外的要因が大きい。
武士による軍政が長く続いたことから、政治体制への服従が得意な国民性を持ち、フランスやアメリカのように民衆からの革命などはない。政治体制はイギリスに似ており、経済は一致団結的な中国の色も持つ。
文化は多様性よりも画一性が強く、1945年の大きな敗戦により、思想すら上に服従する経験を持ったため、その意味でも画一的である。日本の特技はその画一性からなる線形な一致団結的成長であり、多様なゴールを追うことは不得意。宗教的な統一性がないが故に、逆に宗教面での統一を図る必要がないことから、経済と対外的な防衛、そして市場開拓が大きな関心事となっている。
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