山﨑圭一のレビュー一覧
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インド出張で文化の形成に興味湧いたので、ついでに世界史を勉強しようと手に取ってみた。
章ごとに一つの地域を主軸として説明がされ、流れがとてもわかりやすかった。年号がほとんど出てこないのも、内容に集中できた理由の一つ。
インド最大の特徴は、「多様性をバラバラなまま包み込む」という価値観。ムガル帝国の3代皇帝が宗教緩和に努めたことで、摩擦の大きかったイスラム教(一神教で平等)とヒンドゥー教(多神教で身分あり)はどちらもインドに根付いた。
その後インド帝国としてイギリスに支配されてからは、長い間イギリスに翻弄される。ガンジーを中心とした反対運動もあり、第二次世界大戦に独立。ただしイギリスの作戦によ -
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経済的な視点から歴史を読み返すと、今まで気づかなかった事実が見えてくる。
例えば世界恐慌。1929年、アメリカはルーズベルトのニューディール政策で公共事業を増やす。イギリスやフランスはブロック経済、というふうに、私はただ単語と年代の暗記しかしていなかったわけだが、この一連の各国の対応によってドイツや日本などの植民地を持たない国が自分たちの生き残る道を画策して軍事行動に踏み切るに至り、それが第二次世界大戦の悲劇に繋がったという見方ができることを知った。(あくまでも一つの要因)戦争は悪だ!絶対反対!それはもちろん正しいことだが、そこに至ってしまった要因にも目を向けなければならない。
今も世の中の -
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古来はヨーロッパと中国という巨大市場を両端とする交易ネットワークをどう活用できるか、経路地ではいかにその地の交易経路としての重要性を高められるかが経済発展の必要条件であり、ローマ帝国の発展と衰退も、イスラムの台頭も、十字軍も、封建制から中央主権への動きも、こうした条件の変遷とそれによる経済的事象で説明できるのだと感心した。
その後、アメリカ大陸や世界中を駆け巡る航路の整備で新たな交易ネットワークが生まれ、現代まで至る世界の力学の流れがよくわかった。
アジア通貨危機の理由、プラザ合意からバブルへのつながりなど、改めて勉強になった。
最終章にあった、グローバル化は格差を拡大させておらず、むしろ、発 -
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●「銀」は貴金属として程よい価値と光沢をもち、半永久的な価値を保つため、「通貨」としての地位を得た。
●「リディア王国」におけるコイン(金の硬貨)の誕生は革命的。リディアの硬貨には金そのものよりも「信用」が加わった。
●「共和制ローマ」では、カエサルが自分の肖像を硬貨に刻ませることを始めた。カエサルの後を継いだローマ皇帝たちは、正当性のアピールや業績を硬貨に刻ませることにより、自分の権力の「広告」として用いた。ローマで流通したのは「デナリウス銀貨」。帝政末期のコンスタンティヌス帝は、純度の高い金貨「ソリドゥス」は価値が守られて、ヨーロッパの中世までも利用されて、「中世のドル」と言われた。
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