尾羊英のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレごめんあそばせ!(イケメンに頭突き)が楽しめる3巻である。
今回はいよいよ後宮の陰謀の中心地、雛女(皇太子の妃候補)ではなく皇后らにスポットが当たっている。
下品な振る舞いで後宮をかき回し、姪にすら軽んじられる金淑妃。
やや影が薄く、キャラが見えない藍徳妃。
一見して穏やかで物静か、しかし実は今巻の中心人物である朱貴妃。
こちらもやや印象が薄く、剛直なキャラだけが浮き上がる玄賢妃。
そして落ちこぼれから成り上がった男前の黄皇后。
彼女らの関係、その歪みが陰謀を生み、その被害が次世代の主人公らに害毒をもたらした。
その陰謀劇の模様がしっかり描かれた3巻となっている。
そし -
Posted by ブクログ
ネタバレ中国風異世界ファンタジー世界の後宮を巡る陰謀劇が描かれた物語の一巻である。
皇太子のお気に入り、「殿下の胡蝶」と謳われる玲瓏なる主人公・黄玲琳は、同じ雛女(妃候補)である朱慧月の怪しげな術により、七夕の日に心身を入れ替わりさせられてしまう。
冤罪により囚われの身になり、猛獣の檻に入れられる実質死刑に処された彼女の運命やいかに――。
といった展開で絶体絶命から始まる物語だが、この物語の最大の特徴は
「死にぞこないの身にあってすら鍛錬、修練を怠らぬたくましく図太い主人公が、ひょんなことから健康な体を得た」
という点にあるだろう。
原作者の後書きによれば、原作(ネット小説)読者によ -
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ネタバレ 購入済み
皆にバレたね。
玲琳は慧月に感謝していて?罰なんて望んでいない。
でも、周りの者達は慧月への罰を望んでいる。
でもさ。でもさ。慧月だって被害者だし、慧月が入れ替わりをしなかったら、玲琳の病が蠱毒によるものだと気付かずに、玲琳も皇后も確実に死んじゃってるよね?と言うことは、慧月は玲琳と皇后を救ったって事だよね。
本当に慧月も救われる結末になって欲しい。