諸富祥彦のレビュー一覧
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当たり前といえば当たり前のことだけれど、「なるほど、うんうん、」と頷くところがたくさんあって、改めて教師のあるべき姿を確認できた。
今は真面目に頑張ることが評価されない時代だと。
教師の資質はどんどん下がり、生徒と教師、保護者と教師が対等の立場でものを喋るところに、教師のやりにくさがあると。
時間外勤務時間の増加、生徒指導、保護者対応、職員室の人間関係、心が疲れて辞めてしまう教師が後を絶たないのは、社会問題だと思う。
自分は教師に向いてないのかなと思うことはしばしばある。
去年なんて、私も、著者の言う心を病んだ教師だったかもしれない。
それでも、心が繋がる瞬間がたくさんあるから、そんな瞬 -
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≪目次≫
第1章 お子さんの担任の先生は、大丈夫?
第2章 教師を取り巻く過酷な現状
第3章 学校空間で追いつめられる子どもたち
第4章 担任教師に求められる「学級経営力」
第5章 教師としての使命
第6章 新たな時代に求められる「教師の資質」
≪内容≫
第1~3章は現状の分析。保護者から見て(第1章)、教師の立場(第2章)、子どもの立場(第3章)。複数の視点での分析。一方、第4章~6章は、教師の資質に関する部分。担任として(第4章)、授業担当として(第5章)、時代に対して(第6章)。ここ前半となんか乖離しているような気がした。書いてあることはよいと思う。しかし、その能力の身につ -
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タイトルが今の自分の気持ちと重なたったので思わず
手にとってしまった。
40歳を過ぎての別居生活 つらいのは小学生の息子に会えない
こと もう子供の成長を近くで見届ける という自分の人生で最も
楽しみにしていたこともできない状況で「あれ こんなはずじゃ
なかったのに」とひとり思う回数が多い日々を過ごす中、なんとなく
「それでも自分の遺伝子を受け継ぐ子供が世の中にいるだけ
幸せじゃないか」「まあ いっか」と自分の状況と重ねながら
最後のページまでほぼ一気に読んでしまった。
「うつ」の中に入るワーク は怖くてできないが、改めて自分の深い
ところで大切にしているものはなにか をこれから人生の折り -
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男の子と母親との関係は、基本的に「恋人」。
LOVE & HAPPY 。
いつかは巣立つ「恋人」に、愛情を注ぐこと。
「ソウルメイト」という説明が、私にはすっきりシンプルに響きました。
ともに気付き、学び、成長するために出会ったたましい。
親子も、夫婦も、ソウルメイト。
ただ細かく言えば、
この本は、「男の子を育てるお母さん」に向けて、「昔は男の子で、今は女の子を育てるお父さん」が書いているので、ところどころ「おや?」と感じる部分もありました。
「お母さん」の感情や事情にどこまで寄り添うかは難しいところなので、それがまた良し、なのかもしれないですね。 -
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「あきらめる」という言葉は明らかにネガティブな言葉で、どこかでそう感じていながらも、体面上はそういった仕草・振る舞いを見せない人は多くいるのではなかろうか?
私自身、読んでいるうちに「あきらめる」という言葉が多用されすぎていることに嫌悪感をいだいたが、「あきらめる」を「受け入れる」という言葉に置き換えたところ、ものすごく受け入れやすいものとなった。
人との出会いや別れを含め、自分にとっての行動・思考、そして起こるべく出来事はすべて一定の摂理の中で起きている。目に見えない何かが関係し、その関係性でもって関係を結びつけている。
人は今後起こること、そしてすでに起こったことに対し、規定事実を変 -
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好きな著者の1人、諸富さんの本。
『人生に意味はあるか』 ―まさしく、これはここ数ヶ月悩んできた問である。
この本を読むことによって、どんな小さなことでもよいから、何か心を落ちつけるヒントを与えてもらえないか、とすがりつく思いで手に取った。
哲学者や宗教、スピリチュアルの観点から、それぞれの「答え」を紹介されており、最後に、諸富さん自身の答え、が紹介される。
その答えは、私がうすうす感じていたことであった。
「ああ、やっぱりそうなんだ」。
諸富さんの答えと同じことで、正しいとか間違っている、という結論を得ることを求めていたわけではない。
ただ、自分の中にある、出口のない迷路に一筋の光が差 -
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[ 内容 ]
クランボルツのハップンスタンス理論、ミンデルのプロセス指向心理学、アドラー心理学が教えてくれる「人生の基本」、マズローの「自己実現」論、フランクルの説く「幸福のパラドックス」、ケン・ウィルバーのインテグラル心理学、ジェンドリンのフォーカシングと「脱同一化」の知恵など、“究極の幸福”との出会い方。
9人の偉大な心理学者の成果を凝縮。
[ 目次 ]
第1章 こうすればあなたも「幸福」になれる―「幸運体質」に生まれ変わる心理学(偶然をチャンスに変える生き方―クランボルツのハップンスタンス理論;「人生の方向感覚」をつかみ、シンクロニシティをいかせ―ミンデルのプロセス指向心理学;「仕事」