諸富祥彦のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
・あいづちとうなずきは「低め、ゆっくりめ、大きめ」で。
・話を聞く側は、話をする側よりも、少しだけ大きな声ではっきりと「ええ、ええ、なるほど...」と相槌をうつ。
・最初は軽く前傾姿勢で、徐々にリラックスした姿勢に。
・「わかってほしい」モードのときは、話す側の目をしっかり見ながら、前傾姿勢
「探索」モードの時には、相手とは目を合わさず、むしろ話す側と同じ方向を向きながら、一体感を味わうように聞く。
・相手が話をして良かった、と思うのは「この人は、打てば響くひとだ」と思える時。
・話を聞いて自分がどんな気持ちになったか述べる
・傾聴とは、二人で丁寧に言葉を交わしながら「わかってもら -
Posted by ブクログ
ネタバレ<ポイント>
・アウシュビッツに行ったのも、リストラ候補リストに名前が載るのも、あらかじめ定められていたことであり、全ては偶然ではなく必然。必然だから、おかれた自分の状況を問うことはやめて、今ここからどんな人生を創っていくか、それを優先的に考える。『なぜ今こうなのか』ではなく、『では今からどうするか』に焦点を合わせていく。「WHY」から「HOW」へ、「NOW」から「FROM NOW」への転換である。
・アウシュビッツから出る自由はない。リストラ候補リストから外してもらう自由はない。生きている限り常に様々な制約があり、その制約の中を生き抜かねばならない。制約からの自由は約束されていない。しかし -
購入済み
おすすめのガイド本
創造価値、体験価値、態度価値という三つの生きる意味の手がかりを紹介し、絶望の中でも希望を見出す姿勢を強調されています。
姜尚中氏の寄稿も収録し、フランクルの思想や背景を深掘りされています。
読みやすく、『夜と霧』未読でも理解でき、人生の問いに向き合うきっかけを与えるおすすめのガイド本です。
-
-
Posted by ブクログ
【書名】
プロカウンセラーのこころの声を聞く技術聞いてもらう技術
諸富祥彦
【目的】
コミュニケーション能力向上のため。人との対話を充実させるために、プロの会話のマインドセットとテクニックを学ぶ。
【印象に残ったポイント】
・聞いてもらう技術に着目していることが、個人的には新鮮。一般的には、聞き方が述べられている本が多い印象がある。
・「その人の不機嫌はその人のせい」、不機嫌コントロールで他人が動いてはいけない。お互いのために。
・人間関係では原因探しより解決志向アプローチ。(仕事柄、原因にフォーカスしてしまいがちだけど)
・アドバイスは相手からするとダメ出しの一種。だから、アドバイスは禁 -
Posted by ブクログ
(2025/03/17 2h)
不登校に対する解像度が高い本。
わたしは中学高校と不登校で、高校中退大学中退し3年間無職で引きこもりと社会から長くドロップアウトしていた経験があります。
実感として、早期サポートは非常に重要です。
不登校は3日目から勝負というのは事実であり、からだの変容という視点から描いた本書は不登校という靄がかった問題を照らしてくれます。
解像度を上げるだけでなく、対策にも紙幅を割いています。もちろん、臨機応変な対応が必要になるがひとつの指標として優れているし、短くまとめてくれているので手に取りやすいと思います。
不登校児を抱える親、受け持ちの教師などにぜひ読んでほ