諸富祥彦のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
(2025/03/17 2h)
不登校に対する解像度が高い本。
わたしは中学高校と不登校で、高校中退大学中退し3年間無職で引きこもりと社会から長くドロップアウトしていた経験があります。
実感として、早期サポートは非常に重要です。
不登校は3日目から勝負というのは事実であり、からだの変容という視点から描いた本書は不登校という靄がかった問題を照らしてくれます。
解像度を上げるだけでなく、対策にも紙幅を割いています。もちろん、臨機応変な対応が必要になるがひとつの指標として優れているし、短くまとめてくれているので手に取りやすいと思います。
不登校児を抱える親、受け持ちの教師などにぜひ読んでほしい一冊です。 -
Posted by ブクログ
『どんな時も、人生には、意味がある。
なすべきこと、満たすべき意味が与えられている。
この世界のどこかに、あなたを必要とする「何か」がある。
この世界のどこかに、あなたを必要とする「誰か」がいる。
・・・・・・・・』
幾年か重ねて重ねてわかることがある。 上記のフランクルの言葉をやっと実感として理解できるようになりました。
この素晴らしい言葉は、更に続きます。
それは本書で堪能してください。
何度でも、繰り返し読みたい本です。
著者の優しく包み込むような文章が嬉しい。 それは、読者への深い愛情の現れなんでしょうね。
『もし幸福になる理由が存在するならば、その時おのずと、つまり自然発生的かつ自動的に幸福は結果として生まれてくる。このことが、人間が幸福を追求する必要のないことの理由である』
『あなたが人生に絶望しても
人生があなたに絶望することはない』
深く深く心に沁みました。 -
Posted by ブクログ
『POP(プロセス指向心理学)のセラピィの実際は、どこか " 美しく ” " 軽やか " です。』とある。 最初は似つかわしくない表現だと想ったが。
しかし、エクササイズ(ワーク)を実践したわたしの感想は、” 美しく、温かい " だった。 自分自身を肯定する言葉が出てき、優しい気持ちになった。 それは、嬉しい驚きだった。
わかりやすい具体例が数多く登場する。 それを読んだ後のエクササイズなので、カウンセラーがいずとも、迷いなく自分ひとりで行える。
具体例をひとつ。
『ひどい" 喉の痛み " に慢性的に苦しめられていたある女性』の場合。
彼女は、喉の痛み、その感覚をていねいに、ていねいに、かんじていると・・・(エクササイズを続ける)・・・彼女から出てきた言葉は、「あなた(彼女自身のこと)は、あまりにもお人好しで、やさしすぎる。まわりの目を気にしてビクビクしていないで、もっとハッキリ自分の意見を言いなさい!」
彼女の " 喉の痛み " は、" もっと自己主張するように " というメッセージを彼女に送るために、からだの症状として現れてきていたのです。』
嫌な仕事、苦手な上司、肩こり、腰痛、がん、買い物依存症、アルコール中毒など、多岐にわたる悩みごとを通して、気づき学びを得ていく。
それらは、『意味ある出来事』なのである。
アプローチの異なる本たちから、わたしなりに学びましたが、やはり諸富祥彦さんの著書はしっくりきます。 一周まわって帰ってきた、そんな感じです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレあたかもにどめのじんせいをいきているかのように生きよ
一瞬一瞬が一度きりが人生に重みを与える
なにかがぼくに求めている、なにがもとめられているか
人間の心は真空嫌悪、いきる目的をしらないときそれだけ生活の店舗をはやめるしかない
誰かがあなたを待っている
なにかがあなたを待っている
自分の存在がなんのためであるか、その理由をしっているし、そのためほとんどいかなる状況にも耐えうふことができる
ぼくにはかんじられるんだ
なにかがぼくを待っている
なにかがぼくに期待している
なにかがぼくを求めている
ぼくは何かのために運命を担っているとしかいいようがないんだ、ぱうる
老人に重要なのは自分がまだ役に立てると思えること
できるだけ起きていてやろう。今日は維持でも眠らないぞ
起こりもせず辛抱強く話を聞いてくれたことがこんなことが起こるせかいはいきるに値するかもしれないと
自分のノイローゼを笑い飛ばす
さんが先に死んでしまったらお父さんはとても悲しむだろう
お父さんはその悲しみや苦しみを逃れることができたのです。
そしてそうした苦しみからお父さんを救ったのは他ならないさんなのです。
お父さんを失った悲しみにうちひしがれていることには意味がある。
お父さんが受けたかも知れなかった苦しみを、さんがかわってくるしんでいるという、そういう意味がある大切なのは未来であなたを待っているもの
なにかがさんを待っている
セックスの途中、相手でなく自分のことを見つめている、うまくセックスしなければと自分との戦いになってしまってる -
Posted by ブクログ
本作を買った理由は、「夜と霧」の作者であるフランクルの言葉が沢山載っていたからです。
辛いことがこれでもか!というほど重なり、希死念慮に苛まれている時に読みました。数々の言葉にとても救われました。辛いことは、人生が?神が?「さぁ、お前はこの苦難をどう乗り越える?みせてみなさい」という提示である。その捉え方が今の自分にはしっくりきました。
心は天気と同じ。晴れの日もあれば、曇りの日、雨の日もある。それが自然。どうがんばっても心が黒いモヤで覆われてしまう時もある。
今、人生が辛くてどうしようもなくて悩んでいる人に、是非読んでみてほしいです。 -
Posted by ブクログ
10年以上前に読んだ本書を久しぶりに読み返してみた。今回は「自己実現の否定」が印象に残った。
フランクルは「意味への意志」論において、「人間は結局、自分はこの世で意味ある人生を送っているという確信を求めていく存在」という。そして、「意味」や「なすべきこと」は、決して主観的な心理状態からのことではなく、「向こう」から呼びかけてくるものだという。「意味への意志」は、この呼びかけに呼応する心の働きなのである。したがって、「自己実現こそ人間が究極的に求めるもの」という自己実現論に反論する。
「自らの内部の可能性の実現」は、普通に考えれば悪いことではないだろう。しかし、それらを追い求めて行き着く先が「虚しさ」であることは十分に考えられる。その時々の状況や自分の健康状態の変化などによって「自らの内部の可能性の実現」が存分にできない事も誰にでも起こり得るであろう。そんな時、フランクルの「向こうから呼びかけられている」という思想は大きな助けになると思う。
フランクルの言葉に接していると、体の底から力がみなぎってくるような感覚になる。また、著者の諸富氏の解説はわかりやすく温かみがあり、研究に裏付けられた安心感と信頼感がある。折に触れて読み返したい一冊である。