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今は、大人が真に成長・成熟した人間として、心から満たされた人生を生きるのが難しい時代である。なぜか。それは、今の日本社会では「いつまでも若々しくあること」といった外的な活動性ばかりに価値が置かれて、「中高年期における人格的成長・成熟」を重視する価値観が育まれてこなかったからである。本書は、人格的に成長・成熟した大人として「心から満足のいく人生を生きたい。悔いなく人生中盤以降をまっとうして生きたい」、そう願っている人のために心理療法家が分かりやすくその理路と方法を説いたガイドブックである。 【目次】はじめに/第一章 日本の大人はなぜ未熟なのか?――「中高年期における精神的な成長・成熟」の大切さ/第二章 成熟した大人の六つの人生哲学/第三章 単独者として生きよ/第四章 人生は思うようにならないもの/第五章 うつは中高年を魂の世界へ導いてくれる扉/第六章 「思いのほか」を楽しむ/第七章 あえて本気で生きる/第八章 魂のミッションを果たす/第九章 「最高に成熟した人格」とは――その心理学的特徴/おわりに
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Posted by ブクログ
公共の場でキレ出す高齢者は、何度も見たことがある。日本のサラリーマンの幸福度は年齢を重ねるごとに下がるという話を聞いたこともあるが、長年の会社勤めで日々抑圧された環境で、ストレスが蓄積して心の余裕が無くなっているのだろう。自分の会社の50代と60代を見渡しても、我慢できない短気な方が本当に多く、若者はこういった人たちに配慮しながら業務を進めることに相当なエネルギーを費やしている。こういう「ジャマオジさん」って、会社の役職を失ったら特段価値が無くなってしまうのではないかとさえ思えてくる。他人のために貢献できる人生のミッションを、中高年になるまでに見つけておきたいと改めて思い知らされた。
Posted by ブクログ
・今の日本社会は、大人が大人になり、心から満たされた人生を生きるのが難しい。それは、「若々しく元気で活動する」という外的な価値にばかり重きが置かれ、「内面的な成長・成熟」ということを重視する価値観が育まれてこなかったから。
・心理療法家ユングによれば、「人生の午後」(中高年期)になると、内面に意識が向かい始める。自分の人生における使命や役割を問い始めるこの時、人格は成熟する。
・中高年の成熟に必要なのは、次の3つ。
①「これが自分の人生に与えられた使命だ」と思えて、自分だけでなく、社会のためになるものを見つけること。
② 1人きりで自分を深く見つめる「深層の時間」を持つこと。
③他者と深く交流しあう体験を持つこと。
・成熟した大人が持つべき人生哲学は、次の6つ。
①人はわかってくれないものである
人にわかってもらおうとする欲を捨て、内面に意識を向ける。
②人生は、思い通りにはならないものである
「自分は万能ではない」という現実を受け入れる。
③人はわかりあえないものである
自分を少しでもわかってもらえたら、それで十分と考える。
④人間は本来1人である
人間は1人で生まれ、1人で死ぬという事実を思い起こす。
⑤私は私のことをして、あなたはあなたのことをする
他人のせいにするのをやめ、今、この瞬間を生きる。
⑥仲間から孤立し1人になってもやっていけないことはない
人から嫌われても気にせず、自分の好きに生きる。
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ビジネス・実用
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