諸富祥彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
子育てをしていく上で、スマホとの付き合い方に悩んでいたら一読をお勧めしたい本。
すぐに読める。
・スマホで問題になること
①家庭内DV
親→子
子どものプライバシーが侵害される
②家庭内暴力
子→親
☆スマホ18の約束
・スマホで起こる子育ての悩み
①ネット依存
時間の浪費、時間のコントロール権
スマホの使用時間と成績の関係は比例
自分で考える力の低下(情報を鵜呑みにしがち)
②人間関係のトラブル
LINEすぐに返信しなくては、など
不登校につながったり
③ネットいじめ
感情が高ぶり、
すぐに送信できてしまうところが危険
スマホによって学校の人間関係が
365日24時間続いてしまう
④被害やトラブル
課金、性的画像の流出
・スマホを買い与える前にルール作りが必要
①1日何時間まで使っていいか使用制限を
中学生なら30分未満、
高校生も1時間未満
②LINEはどうする?
LINE以外の方法で連絡する手段を持った方がよい
③フィルタリングをインストール
・乳幼児のスマホの影響は吉と出るか凶と出るか
まだわからない。
ただし、乳幼児にスマホを使わせるリスクは、
スマホが親子のコミュニケーションを阻害すると言うこと。
親子が心をチューニングして気持ちを合わせて
安心感安全感を得ていくことで、
基本的信頼感につながるが、
スマホに任せると、それができなくなると言う懸念もある。
0〜3歳の時期は脳に不可逆的な影響(元に戻れないこと)がある。
6歳くらいまでスマホは使わなくてもよいのでは?
・スマホの危険なところは生きる根源を奪う
スマホ依存
スマホに振り回されない子どもに育てるためには
自己肯定感
主体性
自己選択の感覚を普段から育んでおくことが大切
自己肯定感をつけるためには
安心感、安全感を与えること(愛着アタッチメント)
ないと愛着障害になる可能性が高まり
自己破滅的な行為にたびたび及ぶかも。
乳幼児期から
「愛されている」という感覚を繰り返し提供する
「心の安全基地」
(この人が自分を守ってくれる人、
この人がいたら、安心できる、
困ったことがあったら、この人のところに行けば救われる)をもつ
自己肯定感を育てる5つの方法
①怒鳴らないこと
②肯定的な言葉、勇気づけの言葉をかける
③傾聴する
④失敗にくじけないレジリエンスを育てる
⑤自己選択の機会を設けてセルフコントロール力を養う -
Posted by ブクログ
タイトルから哲学関連の本かと思って読み始めたのですが、心理学の本でした。他社からの承認欲求に押しつぶされて自分を見失うのではなく、単独者として自由に生きること。一人になって自分の内面と繋がれると、実は多くの他人と繋がって生きていることにも気が付けること。
定期的に自分の内面と対話する時間を持つことが大切なこと。それには、カウンセリングや心理学のセミナーが役にたつこと。そして、ニーチェ、キルケゴール、モンテーニュといった哲学者がどのように孤独と自分に向き合いながら生きたかが紹介されています。(やっぱり哲学の本でもあった)もう一人、天才ピアニスト グレングールドも哲学者と同じように生きたことも。
他社承認欲求の強い人が、ますますSNSによって、他人の目線を気にしながら生きるようになっている現代。かなり重要なことが語られていると感じました。 -
Posted by ブクログ
公共の場でキレ出す高齢者は、何度も見たことがある。日本のサラリーマンの幸福度は年齢を重ねるごとに下がるという話を聞いたこともあるが、長年の会社勤めで日々抑圧された環境で、ストレスが蓄積して心の余裕が無くなっているのだろう。自分の会社の50代と60代を見渡しても、我慢できない短気な方が本当に多く、若者はこういった人たちに配慮しながら業務を進めることに相当なエネルギーを費やしている。こういう「ジャマオジさん」って、会社の役職を失ったら特段価値が無くなってしまうのではないかとさえ思えてくる。他人のために貢献できる人生のミッションを、中高年になるまでに見つけておきたいと改めて思い知らされた。
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Posted by ブクログ
タイトルや導入部分はただネガティブで辛くなりそうですw ですが読み進めるに、人間は本来ネガティブであり、社会もネガティブにならざるを得ない状況で、以前のようにポジティブ礼賛では生きにくくなっていることが説明されます。
そのような時代にどう生きるの?一つの指針として「上手にあきらめる」ことが書かれています。
個人的には苦しみを脇に置いて客観視する「脱同一化」というワードが参考になりました。人間は一日に六万回もの自動試思考が頭に浮かび、ネガティブな内容が多いそうです。そのときに脱同一化を習慣づけておけば、日々落ち着いた心で過ごせるのではと思いました。 -
Posted by ブクログ
■「人生はあきらめであり、あきらめこそが人生である」■
なるほど。シンプルだが噛むほどに味わい深い。この言葉、オリジナルはエリザベス・キューブラー・ロスのもので、著者が「喪失」を「あきらめ」に置き換えたものだ。
本書はいくつかの代表的なシチュエーションを例示する中で、がんばりすぎることの害悪、あきらめることの有用性、その考え方や方法論を説いたもので、その趣旨にとても共感できる。人生うまくいかなくてもう疲れたわ〜とか、自己啓発本はもうお腹いっぱいって人に読んでみてほしい。
ただ前半、「ふつう」に囚われることについて次のように説かれており、違和感を覚えた。
現代日本人は「ふつう教」の信者。「ふつう」という幻想に囚われて生きるから苦しい。あなたが「ふつう」と考えているものは、そんなに「ふつう」でもないですよ。現在は多様な価値観が存在するのだから、あなたの考える「ふつう」はすでに少数派ですよ。だからもう周りと比較するのはやめて早くあきらめて安心しましょう。
おそらくこの本を手に取る多くの読者は、-少なくとも僕は-そんなまやかしの答えを求めているのではない。
あきらめることができるか否かは、本質的には「ふつう」か「ふつうでない」かの問題ではないと思う。理不尽な事実、嫉妬、挫折、後悔…。頭ではあきらめ、受け入れたつもりでも、心の奥深くジメジメした場所にはそれらが毒蛇のごとくとぐろを巻いており、そいつが鎌首をもたげるたびにどうしようもなく苦しくなったり悲しくなったりするのだ。
理屈や哲学的思索だけでそれを抑え込む、あるいは見ないふりをするには限界がある。そんな時に頼るべきものは宗教やスピリチュアリティしかないのではないだろうか。実際に本書でも冒頭のキューブラー・ロスのほか、『夜と霧』のヴィクトール・フランクル、神学者の言葉や仏教の教えが随所に引用されている。そういった観点に絞った方が散漫にならずに伝わりやすいし、理屈を並べるより印象に残るのではないかと感じた。
いずれにしろ悩みや苦しみは人それぞれ。本書も人によって心に響く箇所は違うと思うが、どこかにあなたのための文章が用意されていると願っておすすめしたい。