諸富祥彦のレビュー一覧
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人間の欲望には際限がないので「もっともっと」と何かを求め続けてしまいます。
そしてその結果、人は絶えざる欲求不満の状態に追い込まれていくのです。
p59
人間は、人生から問われている存在である。
人間は、生きる意味を求めて人生に問いを発するのではなく、人生からの問いに答えなくてはならない。
そしてその答えは、人生からの具体的な問いかけに対する具体的な答えでなくてはならない。
p60
幸福それ自体を追い求めるのはやめて、仕事にただ夢中になって没頭したり、愛する人を心をこ込めて愛し続けていれば、結果として、おのずと幸福は手に入ってくるもの。
p71
自分の幸福、自分の喜びを追いかけ回しているうちに、人は目の前にニンジンをぶら下げた馬のように「永遠の欲求不満の状態」に陥り、結局、ほんとうの幸福も喜びも得られなくなってしまう。
p72
「人間は結局、何によって救われるのか。
それは、たった一つでいい。
本当に自分が愛した人、自分が本当に大切に思う人と深く触れあうことができたという、その一瞬の思い出があれば人間は救われるのだ」
p89 ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』
否定的な気分や感情は、さらなる成長に向けてあなたが大きな一歩を踏み出し始めているからこそ生じているのかもしれない。
p109 -
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本のタイトルは、一見、
歴史上の偉人たちの幼少期から、現代の子どもたちの才能を活かす方法がかかれているのかと思いきや
自分の子育てに役立ちそうな具体的な内容は
残念ながら一切ない。
ただ、偉人たちついて広く浅く知れるので、少し歴史の勉強になって楽しかった。
偉人たちの話を読んで、
偉人になっちゃうような人たちは、
その分、それぞれ波乱万丈な人生を歩んでいるんだけど、
どんな状況・環境でも、「自分はどうしたいか」「自分はどう思うか」主体性や自己肯定感を持っている子どもたちは才能を開花させるんだろうなぁ、と思った。
共通して言えるのは、他人に流されず、自分の人生を歩める子が強い。悪く言えば、ワガママな子どもの方がこれから生きていく上で成功していく。 -
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①スマホは悪ではない。コミュニケーションが広がる(海外の友達ができるとか)、情報収集や勉強の場としてのメリットはある。
ただ、SNS、オンラインゲームなど友達や誰かとずっと繋がっている状態は
自主性、自尊心といった自分の人生は自分で決める能力に欠け、トラブルや依存性といった問題が出てくる。
②子どもがスマホを持つときにはルールを決める
・使用時間のルール
・自分の意見をネットで発信するときのルール
・トラブルや困ったことがあったときのルール
などなど
→その際に「スマホを使う危険性」について説明して子ども達に理解、納得してもらう。
③スマホは「自分の人生にプラスにしてくれるただのツール」であること自覚し、
スマホに惑わされることなく、上手にスマホと付き合っていけるように教えていく。
ポイントとなるのは
「自己肯定感」「主体性」「自己選択」の3つの感覚を日々の生活で鍛えることが大切。自分で考えてスマホを使える子どもになれば、スマホ依存にはならない。
最終的にはアドラーの心理学に落ち着く。結構どんな依存性も、「自己肯定感」「主体性」「自己選択」という強い意思があれば予防できる。
子どもがスマホを持つようになったときに再読したいです。 -
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ネタバレ男の子出産予定であるが、自分は姉妹、友人も女性ばかりの自分に、男の子は育てられるのか??不安を持ちながら手にとった本。
私の中での結論は「夫への対応と同じ」。
他の方のレビューで、部下への対応と似ていると記載されている方がいらっしゃったが、本当にそうだと思う。
例えば、「してほしいことは命令口調ではなく、お願い口調で」などは典型例。「やればできる子と思わせるための肯定的な呪文」なども近しいものがあると思う。
ただ、夫よりももちろん大変なのは間違いない。なぜなら相手は思慮分別もなければ理解力も乏しいのだから。
あとは、女の子でも共通のこと(他の育児本でも見かけたこと)も書かれている。例えば、ほめるときは①その場で、②目をみて、③頭をなでなながら、④行動をみて具体的に、わたしを主語にしたメッセージを用いるなど。
この本独自で学んだこととしては以下のようなことがあった。
・お母さんとのラブラブが男の子の自信を育てる
・タッチングでの甘えは良い子育ての証拠
・しつけは、ラブラブな関係を崩さない範囲でOK
・3歳児神話は立証されていないのだから気にしない
・7~12歳は自分で失敗の責任を負わせ、どうしたらよいか考えさせる=しつけ
・10~15歳くらいまでの見守り期こそ子供が一番不安定な時期のため、家にいるべき。
・ケンカ両成敗ではなく、双方の言い分をしっかり聞き、どうすればよいか考える。負けたほうをフォローしていくことになるが、その場合でも勝った子の方との2人の時間もつくる。
・5歳までにお手伝いの習慣をつくる
・ごほうびもOK。ただし、お金ではなくモノで。ごほうびも具体的に子供と一緒に決める。
・お手伝いしなきゃいけない理由を聞かれたら?家族はチームであり、チームの一員として役割がある
・勉強する習慣がついている子は「やればできる子」という肯定的なイメージをもっている子。
・リビングでの勉強が◎。
・親も一緒に勉強するのが◎。
・習い事や塾を子供がやめたいと言ってきたら?→2~3回背中を押してがんばらせて、それでもだめなら無理強いせずにやめさせる。
・中学受験に向かない男の子もいる(新しいことにチャレンジしたがらない、完璧主義の子、口下手でつらいことがあっても話したがらない、など。)
・ホームパーティでキャリア教育
・聴き上手な親になる(①子供より多く話さない②子供が話しかけてきたらその場ですぐ聴く③子供のことばを丁寧に伝え返す④うなずく、相槌を声に出す
・仕事を楽しむ好奇心は遊びでしか身につかない
・集団遊びをさせる
・いじめられていることを教えてくれたなら、よほど勇気をもって話してくれたはず
・アサーションを身につけて、相手の立場に立ちながら自分の気持ちも伝える(「仕事で疲れているのはわかるわ。でも少しだけ家事を手伝ってくれると嬉しいな」)
・夫婦のスキンシップが子供の安心をうむ
・家の中でも少しだけオシャレを心掛ける
・見て見ぬふりをすることも必要。一方で、女性を小ばかにした発言には毅然とした態度で女性を大切にする考え方を伝える。
・変な趣味は一歩引いて見守る
あとは、公立のメリットとして、実社会の縮図であるとの記載があり、私の感覚と同じだ!!!と思わず嬉しくなった。私立の同質性の高さをほめたたえることはあっても、公立の多様性に触れることのメリットを書いているものにはあまり出会ったことがない気がする。実際に子供をどう進学させるかは難しいところだが、自分の見解にお墨付きをもらった気分だ。
また、いまはどうしてもまだ思春期の男の子のイメージはつかないのが現状。上記以外にも、思春期の男の子との接し方についても記載されていたので、思春期前にまた読み返したい。 -
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ブラック企業に勤める青年と小さなおじさんの人生の意味を見つけていく物語。
創造価値→人に幸せを与える。
体験価値→価値を受け取る。
態度価値→宿命を引き受ける。
それぞれの価値を認めて受け入れていく必要がある。どんな状況になってもこの3つの価値観を大切にしたいと思う。
自分よりも人の幸せを願う意識が必要でその精神を持っている限り自分を見失うことはない。自分が人生に意味を求めるのではなく人生から課題を与えられている意識を持ち続けたい。
今までは自分本位に世の中を考えていたがこれからは人生から自分という存在を与えられていると意識していきたい。 -
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・今の日本社会は、大人が大人になり、心から満たされた人生を生きるのが難しい。それは、「若々しく元気で活動する」という外的な価値にばかり重きが置かれ、「内面的な成長・成熟」ということを重視する価値観が育まれてこなかったから。
・心理療法家ユングによれば、「人生の午後」(中高年期)になると、内面に意識が向かい始める。自分の人生における使命や役割を問い始めるこの時、人格は成熟する。
・中高年の成熟に必要なのは、次の3つ。
①「これが自分の人生に与えられた使命だ」と思えて、自分だけでなく、社会のためになるものを見つけること。
② 1人きりで自分を深く見つめる「深層の時間」を持つこと。
③他者と深く交流しあう体験を持つこと。
・成熟した大人が持つべき人生哲学は、次の6つ。
①人はわかってくれないものである
人にわかってもらおうとする欲を捨て、内面に意識を向ける。
②人生は、思い通りにはならないものである
「自分は万能ではない」という現実を受け入れる。
③人はわかりあえないものである
自分を少しでもわかってもらえたら、それで十分と考える。
④人間は本来1人である
人間は1人で生まれ、1人で死ぬという事実を思い起こす。
⑤私は私のことをして、あなたはあなたのことをする
他人のせいにするのをやめ、今、この瞬間を生きる。
⑥仲間から孤立し1人になってもやっていけないことはない
人から嫌われても気にせず、自分の好きに生きる。 -
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心理学の中で、ユングとかアドラーとか、ちょっとだけ齧ってきたけれど、一番とっつきやすかった。
「私はどうしたいのか?」ではなく「人生は私に何を求めているのか?」と、視点を自分に置くのではなく、外に置くのだそうな。
また、心理療法では「自分を知る」ことが大切とされていたけれど、フランクルさんは自分探しをしすぎると、考えても仕方のないことを考えすぎて頭が混乱するから「考えない習慣」をつけることをすすめている。
きっと、こういった本は、その時々の精神状態で感じ方が違ってくるのだと思う。
数年後、読み返した時にどう感じるか。
有名な『夜と霧』の著者でもある。
今まで怖くて手が出せなかった本だけど、読んでみたいと強く思う。 -
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私たちは必要なつながりを持てずにいるとき、惨めでさみしく、つらい気持ちになることがある。しかし、この一人の状態を「どうせ一人でいるのなら」と主体的に選択し直すと、全く異なる意味合いを帯びてくる。大きな自由と解放感が得られる。さらに世間の喧噪から離れて孤独に徹し、「深い、一人の時間」を持つことではじめて、真実の自己と内面的な充足が得られる。そして同時に、逆説的に、もっとも強く他者とつながりを感じ取ることができるのだ。孤独こそ、すべての人間に共通の当たり前の真実。いかに孤独を引き受け、自分の人生に課された使命をまっとうするか。あなたよ、孤独の達人たれ。
一人で生きることができるのか。重い課題である。
ほんのわずかだが内容の重複が気になった。もったいない。 -
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40歳以上の結婚している人で不幸を感じている人が23%。これに対して、独身で不幸を感じている人は21%。結婚すれば幸せになれると思いがちだが、必ずしもそうではない。無理して結婚する必要はないし、ましてや焦って結婚する必要など毛頭ない。今や普通の結婚はできない時代。婚活疲れで「うつ」になるくらいであれば人生最大のリスクである結婚は、しないという選択もある。結婚に限らず、万機にわたって今求められているのが上手にあきらめる知恵と工夫。思い悩むくらいなら、今できることに集中する。本書には苦しみを抱えながらも何とか生きていくための処方箋が示されている。どうしようもないことを悔やまず満たされた生き方をしていきたい。そんな人に必須の一冊。