諸富祥彦のレビュー一覧
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心理学の中で、ユングとかアドラーとか、ちょっとだけ齧ってきたけれど、一番とっつきやすかった。
「私はどうしたいのか?」ではなく「人生は私に何を求めているのか?」と、視点を自分に置くのではなく、外に置くのだそうな。
また、心理療法では「自分を知る」ことが大切とされていたけれど、フランクルさんは自分探しをしすぎると、考えても仕方のないことを考えすぎて頭が混乱するから「考えない習慣」をつけることをすすめている。
きっと、こういった本は、その時々の精神状態で感じ方が違ってくるのだと思う。
数年後、読み返した時にどう感じるか。
有名な『夜と霧』の著者でもある。
今まで怖くて手が出せなかった本だけど、 -
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私たちは必要なつながりを持てずにいるとき、惨めでさみしく、つらい気持ちになることがある。しかし、この一人の状態を「どうせ一人でいるのなら」と主体的に選択し直すと、全く異なる意味合いを帯びてくる。大きな自由と解放感が得られる。さらに世間の喧噪から離れて孤独に徹し、「深い、一人の時間」を持つことではじめて、真実の自己と内面的な充足が得られる。そして同時に、逆説的に、もっとも強く他者とつながりを感じ取ることができるのだ。孤独こそ、すべての人間に共通の当たり前の真実。いかに孤独を引き受け、自分の人生に課された使命をまっとうするか。あなたよ、孤独の達人たれ。
一人で生きることができるのか。重い課題で -
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40歳以上の結婚している人で不幸を感じている人が23%。これに対して、独身で不幸を感じている人は21%。結婚すれば幸せになれると思いがちだが、必ずしもそうではない。無理して結婚する必要はないし、ましてや焦って結婚する必要など毛頭ない。今や普通の結婚はできない時代。婚活疲れで「うつ」になるくらいであれば人生最大のリスクである結婚は、しないという選択もある。結婚に限らず、万機にわたって今求められているのが上手にあきらめる知恵と工夫。思い悩むくらいなら、今できることに集中する。本書には苦しみを抱えながらも何とか生きていくための処方箋が示されている。どうしようもないことを悔やまず満たされた生き方をして
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Posted by ブクログ
すごく具体的で実践的な内容ばかり。
幼児期というよりは、思春期から成人へかけての心得のようなものが多くて、むしろ思春期を穏便にやりすごすために今(6歳)どうしていこう?なんて自分で考え耽っておりました。
私は、思春期にとにかく何でも言い合える関係、家庭環境を築いていたい。
悩み事や弱音を打ち明けてもらえる母親になりたい。
恋の相談にものってあげて、性の話ともきちんと向き合えるような母娘でありたい。
であるためには、やっぱり書いてあったように「ママはぜったいの味方だよ」「ママはあなたのことが大好きだよ」と日ごろから言葉にして伝え、スキンシップをたくさんとることが大事というところで答えが出た。やは -
Posted by ブクログ
毎日の育みが、
その子の未来になります。
直接的な言動だけでなく、
間接的な言動も糧になります。
自分で、自分の道を作れる子に育てる。
そのためには口でも背中でも、
肯定的に前を向いて語ってあげることが大事なのかもしれません。
(以下抜粋。○:完全抜粋、●:簡略抜粋)
●「わたし」を主語にして、自分の気持ちを伝えると、
お子さんの心にスッと入ってきやすいのです。
(中略)
「あなた」を主語にして、お子さんを攻める言い方をするのはNGです。
(中略)
自分を否定せざるをえなくなってしまうのです。(P.30-31)
○張り紙の言葉を「みんな、ゆっくり歩けるよね♪」と肯定的な言葉に変