佐倉ユミのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
マナーはいらない を読んでいるうちに気になってしまったので購入。
今をときめくあの作家さんの投稿作が読めます。
多分デビュー前の作品だと思うけど、読んだことのある作家さんは「ぽいわー」と、感じる何かがあった。(阿部暁子さん、白川紺子さん)言語化できないけど。
また、読んだことは無いけれど、本屋大賞をとられてるし名前だけは知っていた宮島未奈さんの作品も、キャラクターがめっちゃ好き。河原泉さんの漫画に出てきそう。シュッとしてなくて気持ちポンコツ風味なところとか(褒めてます) 今度長編も読んでみたいと思った。
さすがにディープなSFや歴史小説はなかったけれど、色んな切り口があって面白かった。
「こ -
Posted by ブクログ
ネタバレ集英社オレンジ文庫「短編小説新人賞アンソロジー」は、単なる新人作家の寄せ集めではなく、物語が生まれる瞬間の熱量そのものを封じ込めた一冊だと感じた。短編という制約の中で、それぞれの作品は無駄な装飾を削ぎ落とし、感情や主題の核へと一直線に踏み込んでくる。その潔さが、読み手の想像力を強く刺激する。
収録作には粗さも確かに残っている。しかしそれは欠点というより、書きたい衝動が理性より先に走った痕跡のように映る。登場人物の感情がときに不器用で、ときに過剰なほどまっすぐなのは、新人賞作品ならではの真剣さゆえだろう。その必死さが、むしろ物語に嘘のない重みを与えている。
また、短編という形式が際立たせるの -
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人気作家さんたちの原点となった作品。どの短編も個性的で、とても楽しめた。
短編を書くのってとても難しいのだろうなと、読んでいるだけの私も思う。限られたページの中で、物語を作る。この本の短編はそれぞれ、全く違う良さを持っている。書き方はそれぞれもちろん違うし、少し変わった設定があったり、どこか自分と似たような境遇が描かれていたりする。
作家さんの数だけその色があって、短い物語に込められた熱意や感情がとても伝わってきた。
今までよく読んでいた作家さんはもちろん、この本で初めて出会った作家さんがこの後、どのような本を書いているのだろうと気になり、読んでみたくなった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ普段あまり読まない時代物だったからか、印象に残った1冊
まず、登場人物の名前が綺麗なのが好き
主人公!という雰囲気を特別持っているわけでもなく、物語にすっと入り込める
生きているだけ、という言葉が突き刺さってる。
最近の自分は生きているだけかもって。
ただ、やるのではなく
何かを伝えたい、感情をどうにかしたいという気持ちで何かを作りたいと思った
自分にも、何か熱が欲しくなる
日常が変化していく様子を切り取った1冊は、まだ登場人物が、町が、生きていく気がしている
今の便利な時代もとても有難いけど、昔ならではの趣はこういう本を見る度にいいなぁと思う
物語の世界にトリップしたい時におすす -
Posted by ブクログ
新人賞に通る作品って何だろうか。『はじめに』を書かれた三浦しをんさん(選考委員)の答えは「情熱の総量が決め手になることも多い」。「これが好きだ。これを書きたい」という気持ちが籠った作品のほうが、荒削りでちょっとわけがわからなくても、読むひとの胸を打つ。。。のだそう。個性的で「その人にしか書けない小説」。
コバルトという、少女小説というくくりのため、ほとんど読んだことのない、中華ファンタジーとか、王国とかが出てくる話もあった。が、どれも読みやすくて、感情の動きもよくわかり、この短さで、十分伝わるほどの世界観を作り上げていた。ライト文芸と呼ばれるもののほうが、凝った設定、凝った文体で、書くのがよ -
Posted by ブクログ
旅商人と、夢を集める術師の物語
木なのど生命には精霊が宿り、枯れたりすると精霊は消えてしまう
そんな精霊の記憶を読み取り冊子に収めていく、その世界観がとても素敵
世界観は凄く好きだから、230頁程でまとめちゃってるのが勿体なく感じられる
短くまとめてるから謎な部分も多い印象的
記憶を集める描写も2つしか無かったのがちょっと残念
術師の存在、空白の200年、ヤコウとの旅の行程!眠り姫は目覚めるの?などなど、深堀して欲しいなって思うことが多い!
あと術師のソウシさん、紅玉なんてどこで手に入れたの!?って笑
終わり方が次巻ありそうな感じだったが、あるのだろうか
この1冊だけで終わっちゃうのは凄