ひとつ舟 鳴神黒衣後見録

ひとつ舟 鳴神黒衣後見録

902円 (税込)

4pt

4.0

一座の未来に、自分の姿はあるか――
見習い黒衣の狸八は、肝心の場面でしくじってしまう。
裏方として舞台を支える中で見つけた、進むべき道は…
若者たちの芝居への情熱がほとばしる好評シリーズ第2弾。

元は大店の長子だが道を踏み外し狂言作者見習いとなった狸八は、芝居一座鳴神座に少しずつ馴染んでいく。平家物語の一節、那須与一が扇を射る場面を駆け出しの役者たちで演ずるにあたり、狸八が黒衣を務めることに。
矢を受けて高々と舞う扇を演出する役目だ。しかし初稽古に思わぬ落とし穴が……。
失態を犯し針の筵の狸八は、再び己の居場所を作るべく奮闘する。

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鳴神黒衣後見録 のシリーズ作品

1~3巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~3件目 / 3件
  • 螢と鶯 鳴神黒衣後見録
    792円 (税込)
    思いのすべてが迸る! だから、芝居はやめられない―― 黒衣には黒衣のこだわりが、役者には役者の執念がある。 若手だからって譲れない「舞台」への想い、果てなき道。 畑で大根を盗んでいた文無しは、江戸三座に追いつこうと意気込む鳴神座の狂言作者・石川松鶴に拾われた。 狸八と命名され下働きとなるが、実は大店育ちで掃き掃除さえできない狸八は、一座のお荷物に。だが、舞台で大雨を降らせるという松鶴が出した難題を見事解決。自らの生きる道を見出して……。 裏方と若手役者が芝居にすべてを捧げる熱気と狂気の物語。
  • ひとつ舟 鳴神黒衣後見録
    902円 (税込)
    一座の未来に、自分の姿はあるか―― 見習い黒衣の狸八は、肝心の場面でしくじってしまう。 裏方として舞台を支える中で見つけた、進むべき道は… 若者たちの芝居への情熱がほとばしる好評シリーズ第2弾。 元は大店の長子だが道を踏み外し狂言作者見習いとなった狸八は、芝居一座鳴神座に少しずつ馴染んでいく。平家物語の一節、那須与一が扇を射る場面を駆け出しの役者たちで演ずるにあたり、狸八が黒衣を務めることに。 矢を受けて高々と舞う扇を演出する役目だ。しかし初稽古に思わぬ落とし穴が……。 失態を犯し針の筵の狸八は、再び己の居場所を作るべく奮闘する。
  • 華ふぶき 鳴神黒衣後見録
    902円 (税込)
    一日だって、忘れたこたぁねぇ。 鳴神座にかけられた四半世紀前の「呪い」……。 若き役者と裏方たちは「因縁の芝居」を成功させるため、命を懸けて稽古する。 芝居への熱き想いが心を揺さぶる好評シリーズ第3弾!  鳴神座一同は、狂言作者松鶴の言に驚愕した。二十五年前、一座が大失敗した演目「雪中白狐華宴」をやると宣ったのだ。 父を殺された狐の兄弟が、雪原で仇討ちする話である。作者見習いで一座の力になりつつある狸八は、“雪衣”を務めることに。 だが、凝った衣裳と道具が要り、緻密な立ち回りを求められる難儀な芝居だった。そんな折、主役ふたりの確執が明らかとなり……。

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ひとつ舟 鳴神黒衣後見録 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    若手の役者達だけで演じる壇ノ浦、狸八は、矢を受けて高々と舞う扇を演出する役目を務めることに。
    手酷い失敗から、創意工夫と舞台への熱意を取り戻す。
    狸八を案内人とした芝居を作り上げるプロセスが熱くて、面白い。

    0
    2024年05月19日

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