柴山桂太のレビュー一覧

  • グローバリズムが世界を滅ぼす
    現在の行き過ぎた(と個人的には思っている)グローバリズム、自由主義経済については懸念を感じている。という意味では自分は保守なんだと思う。一方で、本書にも書かれている通り、本来反対すべきグローバリズムを今の保守派が進めているのは、やっぱり謎。
    言葉の響きで単純に「よいもの」と思い込んでいるわけではない...続きを読む
  • グローバリズムが世界を滅ぼす
    経済音痴の私にとって衝撃的。確かに今の世界は何かがおかしいとはぼんやりと感じていた。本書は、現代の格差の拡大や危機の恒常化の原因がグローバリズムにあり、それが社会を破壊していることを、5人の筆者が座談を通じてわかりやすく説いている。新自由主義(ネオリベラリズム)が制約のない自由として席捲し、隣国同士...続きを読む
  • グローバリズムが世界を滅ぼす
    グローバリズム、新自由主義を否定的に捉えた一冊。
    普段からグローバル至上主義とも言える風潮に浸っているため非常に新鮮な内容であった。

    本書を通じて、グローバリズムの弊害を以下のように捉えた。

    ・格差拡大
    国境を越えて経済活動がされるため、資本を持つ大企業が残り中小企業は潰れる。
    さらに大企業の中...続きを読む
  • TPP 黒い条約
    7人の著者によるTPPのデメリット、危険性を説く警告書。舌足らずな部分は見受けられるが、論旨自体はそれぞれ納得がいく。TPPは国家間の交渉ではなく、グローバル企業の利益誘導という漠然とした印象は間違っていなかった。

    ・アメリカの「年次改革要望書」(勧告書)は国家の主権の領域に及んでいた。
    ・非関税...続きを読む
  • TPP 黒い条約
    TPPってよくわからないけど、グローバル化が世の中の流れだし、交渉参加賛成!という方はぜひ。

    コメなどの農業分野のみに矮小化されて報道されることが多いTPPだが、米国の狙う本丸は実は「金融」「投資」「医療」。
    これらの分野が開放された場合に私達の生活はどうなるのか?締結された後、知らなかったで済む...続きを読む
  • 静かなる大恐慌
    当然と思って疑ってないことをひっくり返してくれるような、そんな嬉しい本に時々出会いますが、この本はまさにそれに当てはまります。

    このデフレで内需の成長が望めない中、またこの円高の環境下で、日本が生き残って行くには、海外に出て行くしかない。グローバル化は当然の流れであるとみんな思っているし、僕もそう...続きを読む
  • 静かなる大恐慌
    日本の経済事情に限定せず、資本主義とグローバル化の向かう先を論じる。
    経済面からだけでなく政治面や人間の感情も交えて分析している点がとても良い。
    グローバル化は決して歴史の必然ではなく、不況の今こそ経済のあり方を考え直す必要がある。
  • 静かなる大恐慌
    経済の本でありながら、いまの日中関係の緊張を深いところで理解するためには必須の一冊。20世紀初頭の第一次グローバル化の帰結(世界恐慌・世界大戦)と同じ結末を現代の第二次グローバル化も、もたらすというのが著者の主張。たぶん、この著者の危惧するところが、次々とあたっていくのではないか。そうならないよう軌...続きを読む
  • グローバル恐慌の真相
    この二人の議論は、非常におもしろい。いまいちテレビのニュースを見ていて納得いかない、よく分からない問題を池上彰よりわかりやすく論じてくれていると思うのは、私だけだろうか。

    中野氏、柴山氏に出会ったおかげで経済や政治に興味を持つようになった。

    グローバルという言葉に少し違和感を感じ始めている人...続きを読む
  • グローバル恐慌の真相
    本書は、反TPP論者で評判の中野剛司氏と経済思想家柴山圭太氏の対談をもとにしただけに、一般人にもわかりやすい内容となっているが、その内容は深く、またおもしろく、そして興味深く、高く評価できると感じた。
     本書では、現在の世界経済の現状について「世界がグローバル化のわなに落ちた」と喝破している。柴山氏...続きを読む
  • グローバル恐慌の真相
    グローバル恐慌の真相

    ■合計196ページ
    一章:グローバル化の罠に落ちたアメリカと世界 42ページ
    二章:デフレで「未来」を手放す日本 66ページ
    三章:格差と分裂で破綻する中国とEU 40ページ
    四章;冬の時代のための経済ナショナリズム 46ページ

    本書は2008年度に起こったリーマンショック...続きを読む
  • グローバル恐慌の真相
    TPP亡国論に続いて読んだ。中野剛志の知性に感服する。資本主義と市場経済の違い、、貿易ぬおける自由主義と保護主義の違いの解説は目から鱗が落ちた。
  • グローバル恐慌の真相
    ・グローバル化というものが今始まったものではなく、第一次世界大戦前や第二次世界大戦前において起きていたものだという見方、考え方に驚きました。ITの進歩も含め、過去のグローバル化の歴史がそのまま現在に当てはまるとは思っていませんが、歴史に照らし合わせることができる部分が多分にあるという点では、面白い観...続きを読む
  • グローバル恐慌の真相
    過度なグローバル化の危うさや各国の社会構造などを分析した本。

    行き過ぎたグローバル化による経済格差の広がりや社会不安の増大に対して、「経済思想」の観点からどう対処すればよいのかを二人の経済専門家の対談を通して提示しています。
  • グローバリズムが世界を滅ぼす
    新自由主義とかいうものが何なのかもよく分かっていない状況で読んだ。

    経済に対する規制を外して、より開かれた状態にすること。そしてそれは、グローバリズムによって国外にも扉を開き、世界を組み込んだ市場経済を作り出す。労働力は自由に移動するし、企業はより広くマーケットを拡大できる!

    やたら持ち上げられ...続きを読む
  • グローバリズムが世界を滅ぼす
    グローバリズムにより貧富の差は広がり格差社会がひずみをもたらす。保護主義を推奨する。
    必ず毎年利益を出し、年々GDPが上がっていくこと前提の経済の考え方に息苦しさを感じる点で、納得できるところが多い。

    が、グローバル化を止めてしまって、代わりに経済を発展することができるのか?というところに答えは見...続きを読む
  • グローバリズムが世界を滅ぼす
    エマニュエル・ドット氏と日韓の論客がグローバル資本主義のの行方を語ります。バブルとその崩壊を繰り返し、大企業によるの寡占化、短期利益を求めての目先のパイの奪い合い、株主はクリックひとつでやめられるが従業員はそうはいかない、国家という枠内でのガバナンスの欠如などの問題を洗い出し、それでもネオリベラリズ...続きを読む
  • グローバリズムが世界を滅ぼす
    グローバリズム=善という固定観念に疑問を投げかけている入門書として最適。また、ブレグジットやトランプの当選など、最近の政治の流れの背景も分かる。
    日本のエリートや企業のトップは、これからの日本のあるべき姿、会社の存在意義について、今一度考え直した方がいいと思った。そういう哲学的な考察無しに、突き進む...続きを読む
  • TPP 黒い条約
    安保関連法制よりはよっぽど大事と思われるTPPに関する各識者の反対論

    特に斬新だったのは施 光恒の指摘、以下のものがTPPにより壊されるという
    ①治安の良さ、連帯意識
    ②「ものづくり」を支える文化的基盤
    ③中産階級とその創造性
    ④多様な選択肢

    これだけの識者が反対しながらTPPはとうとう合意され...続きを読む
  • グローバリズムが世界を滅ぼす
    トッドの部分を抜き読みするだけでも、現代国際社会の問題点の一端を知る事ができる。

    『有効な手立てを打ちたいなら、方向転換を成功させるには、まず次の事実を受け入れなければなりません。多くの人は受動的で、現状に対して協力的であり、とりわけ高年齢層はそうだということです』

     日本の現状を言い当てている...続きを読む