柴山桂太のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
トリレンマ理論では、国際的な資本移動の自由、為替の安定、各国の金融政策の自律性の3つを同時に確保することはできない。戦前の金本位制では、為替を固定し資本の移動を自由にする代わりに、各国の経済政策は自由にできなかった。この体制下で第一次グローバル化が起きたが、国民生活が不安定になった。戦後のブレトンウッズ体制では、ドルで為替を固定し資本の移動を制限する代わりに、各国の経済政策を自律的に行えるようにした。70年代以降にドルが弱くなると、この体制を維持できなくなった。ニクソンショック以降は、為替の安定化をあきらめる代わりに、金融政策の自律性と資本の移動を認める体制になった。途上国は投資を呼び込むこと
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Posted by ブクログ
2012/9初版の新書。2000年以降のグローバル化を批判する本は色々ありますが、淡々とした筆致が逆に好印象。
引用されたケインズの文章に衝撃を受けた。やはり人間は100年経ても何も変わってない。死んでも判らん、てか。
「ロンドンの住民は、ベッドで朝の紅茶をすすりながら、電話で全世界のさまざまな産物を、彼が適当と思う量だけ注文することができた。同じように、彼は自分の富を、世界の天然資源や新事業への投資に好きなように振り向けることができたし、少しも心を煩わせることなく、その果実や利益の分け前にあずかることができた。」
追伸。
最後に、ソーシャルキャピタルの概念と、その価値を定量的に捉えられていな