安野玲のレビュー一覧

  • 廃墟都市の復活 下

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    ヘスターがまたトムと一緒になれて良かった。いろんなことがあって、ヘスターはひどいことをしたけど、でもトムのことがずっと好きだった。ヘスターは、強くて、勇敢で、美しい。トムは、優しすぎるし、無茶なこともするけれども、二人がこういうふうな終わりを迎えたことは良かったと思う。
    時代は変わっても、人々の暮らしは、その時々に合わせて、続いていく。トムとヘスターの体は土にかえり、レンとセオの子供は成長して、そしてその子供も死んでゆき、移動都市時代の記憶が失われても、命はめぐり、世界はあり続ける。
    人間のあやまちは何度でも繰り返され、その度は世界はボロボロになり、いつか人間が住めない世界になるかもしれない。

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    2020年01月18日
  • 廃墟都市の復活 上

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    オイノーネ・ゼロの印象がずいぶん変わった。
    そして、懐かしのロンドン。
    ペニーロイヤルは、ついに年貢の納め時か?

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    2020年01月18日
  • 移動都市

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    映画を観て原作が気になり手に取りました。
    壮大な世界観が素晴らしい!
    登場人物のキャラクターや背景、ストーリーもやはり映画とは異なり、登場人物それぞれに好感を持てました!のんびり続きも読みたいと思います。

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    2020年01月07日
  • 怪奇日和

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    ネタバレ

    あとがきで、作者が愛する中篇小説は「どこをとっても必要不可欠、いっさいの無駄がない。」と書かれてましたが、正に、これに納められている4つの中篇がそうだと思いました。全てがテイストの異なる、怪奇幻想の要素もあるのですが、人間ドラマとして、考えさせられつつ、楽しく読ませていただきました。   

    「スナップショット」は、不思議なカメラの登場でホラーに展開するかと思いきや、主人公とシェリーのやりとりが、悲しく展開されるのが切なかったです。

    「こめられた銃弾」。久々に、結末を読者の想像に委ねる小説を読みましたが、この終わりかたが、ものすごく怖い、が、絶品だと思いました。二つの異なる恐怖が同時に迫りく

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    2020年04月23日
  • 氷上都市の秘宝

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    ネタバレ

    トムは優しすぎる。
    それに対してヘスターは、ヴァレンタインの娘であることに囚われ、過去の裏切りもトムに言えず、自分の冷酷さを持て余しているようにも見える。
    トムはすべてを受け入れてヘスターを選ぶのかどうか。ヘスターとレンの関係も修復できるのかどうか。
    トムとレンとぺニーロイヤル、ヘスターとシュライク、フィッシュケーキとファン、ゼロとグリーンストームたち。それぞれがバラバラになって、これからどう展開していくのか。
    ヘスターには幸せになってもらいたいけれど、トムにはヘスターを選ぶだけの明確な理由が必要なのだろうな、と思う。子はかすがいと言うけれど、この場合、むしろレンがいない方が話は簡単だった気が

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    2019年11月25日
  • 掠奪都市の黄金

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    ネタバレ

    ヘスターの嫉妬から、トムとヘスターそれぞれが問題に巻き込まれて、でも、別々の出来事が絡み合った末に大団円。トムが撃たれた時は、どうなることかと冷や冷やした。
    トムとヘスターは全然違う。性格も、容姿の美醜も、行動力も。でも違うからこそ、二人は二人でいられるのだろう。いやむしろ、そうであってほしいと思う。トムが結局はヘスターを選んだように、これからもそうであってほしい。
    ヴァレンタインの娘であることを受け入れた、ヘスターの強さ。トムを手に入れるために、無茶なこともしてしまう一途さ。ヘスターの性格は、決して良くはないけれど、そういう駄目さに惹かれる。

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    2019年10月31日
  • 移動都市

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    ネタバレ

    面白かった。登場人物の名前とか固有名詞とか、覚えにくかったけれど。
    人間は裏切る。良い人そうに見えても、良い人ってわけじゃない。それぞれがそれぞれの考えのもとに行動している、と言えばそれまでだけれども。それでも信じて、裏切られて。トム自身も、たくさんの人を殺す結果になり、英雄ではない。それでもヘスターの言葉が救いになる。あんたは英雄じゃないし、あたしは美少女じゃない、でも一緒にいる。
    人間である限り、すべての者が悪なのだろう。メドゥーサを生み出した古代人も、それを使って攻撃しようとするクロームも、ヴァレンタインを殺そうとするヘスターも、結局何も出来ずにヘスターを助けるキャサリンも。すべては繋が

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    2019年03月31日
  • 掠奪都市の黄金

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    移動都市シリーズ第2弾!
    ヘスターとトムのメロドラマ感が強く出てきた本作。ヘスターの嫉妬からはじまる一連のトラブル(なんだかんだへスターってトラブルメーカーだなぁ)に、「どーなるんだこれは…」と、正直呆れる思いでしたが、なんとか大団円(?)で締め括られてよかったよかった。この勢いはとても好きです。第3弾にも期待!

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    2019年02月23日
  • 廃墟都市の復活 下

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    ネタバレ

    先に上巻に書いちゃったのでコピペ。

    待ちに待った新作!
    待ちすぎて、これまでのお話し忘れちゃったよ……。

    ということで読み始めたのだけど、物語としては間違いなく面白い!
    ただ、やっぱり経緯が記憶から薄れていて、読んでいてもどかしい気持ちになること多々。
    やっぱり前作から読み返してから読むべきだったか……。

    とにかく、このシリーズはヘスターに尽きるわけです。
    「移動都市」を読んだ時に、そのキャラクターに撃ち抜かれて、大好きなのです。
    物語史上で、最高のヤンデレだと思います。

    なので、なんかとても納得感のある終わりでした。
    呆気ない感じもしたけど、まあ、海外作品ってそういう終わり方多いし。

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    2018年12月13日
  • 廃墟都市の復活 上

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    ネタバレ

    待ちに待った新作!
    待ちすぎて、これまでのお話し忘れちゃったよ……。

    ということで読み始めたのだけど、物語としては間違いなく面白い!
    ただ、やっぱり経緯が記憶から薄れていて、読んでいてもどかしい気持ちになること多々。
    やっぱり前作から読み返してから読むべきだったか……。

    とにかく、このシリーズはヘスターに尽きるわけです。
    「移動都市」を読んだ時に、そのキャラクターに撃ち抜かれて、大好きなのです。
    物語史上で、最高のヤンデレだと思います。

    なので、なんかとても納得感のある終わりでした。
    呆気ない感じもしたけど、まあ、海外作品ってそういう終わり方多いし。

    未訳のシリーズも沢山あるみたいだけ

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    2018年12月13日
  • 廃墟都市の復活 下

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    ジュブナイルな本はさっさと早く邦訳出さなきゃダメじゃないかー。ローティーンの時に「移動都市」を読んだ我が子に続き出たけど読む?と聞いたらそんなの興味無いと言われちゃったよ。。。

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    2018年12月07日
  • 移動都市

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    『SFが読みたい!2007年版』の書評の中に、「宮崎アニメを感じさせるような作品」といったようなコピーがあったので読んでみたのですが、実際におもしろいです!
    確かに雰囲気は、宮崎駿の世界に通じるものがあります。なかでも「天空の城ラピュタ」に近いと思います。

    でも、宮崎駿よりももうちょっと硬質でバイオレンスアクションもあるので、そういう意味では大友克洋の作品、とりわけ「スチームボーイ」あたりにも似ています。
    ロンドンという名の移動都市、蒸気機関?による動力、飛行船、階級社会とそれが如実に表れた都市構造、といった舞台設定はどことなく19世紀のイギリス風です。

    背景の異なる少年と少女が出会い、そ

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    2012年01月08日
  • チャックの数奇な人生 イフ・イット・ブリーズ

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    収録された2編は既に映画化されており、表題作「チャック…」は26年5月に公開された。
    先行を切った「ハリガンさん…」はNetflixで配信済み。
    ハリガンさんを原作で読み感心したのは、忠実に再現された“映画”であったこと。物語は9歳の少年が財界から引退した大富豪ハリガン氏によって、読み聞かせのアルバイトに採用されたことに端を発する。少年は氏に求められる仕事をこなしつつ、将来を見据えた見識を身につけていく。
    ここまではハートウォーミングな流れなのだが、少年的恐怖を加味するのがキング流。罪悪の隠し味は未だ健在だ。

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    2026年05月28日
  • チャックの数奇な人生 イフ・イット・ブリーズ

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    普通に面白かったけど、帯にある"感動系キング"という文句には賛同しかねる。
    ホラー要素がほとんどない=感動ではないと思う。
    ちょっと奇妙なサスペンスドラマという感じかな?
    1話目は誰が読んでも分かりやすいキング初心者向け。
    2話目はちょっととっつきにくい奇をてらった構成で、読み進める内に味が出てくるような内容だった。かなり短い内容でちょっと物足りなさも残る。映画が公開されると聞いて先に読んだが、これをどうやって映画としてまとめているのか気になるので是非観に行きたい。

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    2026年04月30日
  • 再誕の書

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    キアヌ・リーブスが原作者になっているアメコミ版があっての小説という情報だけでエンタメ的に軽く読める作品を期待して読んだら全くそうではなく、構成、物語、内容全てが複雑で難解。正直よくわからない。
    「主人公ウヌテはまさにキアヌ・リーブスっぽいなあ。でもバビルサやヴェイン、さらにアラムといった重要そうなキャラの位置づけはよくわからないなあ」って感じで雰囲気だけで文字を追っていった読書になってしまった。
    読み手の問題かもしれませんね。

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    2026年03月07日
  • 再誕の書

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    8万年生きた男、死んでも生き返る男が、狂戦士としての人生を振り返りつつ、死なない理由を探り、死ねる体になろうとする話。
     本書は奇妙な構成になっており、どこに連れて行かれるのがわからない気分になる。この迷い込む感覚こそが本書の魅力だと思う。
     なお、主人公の死の秘密に関わる本編部分は、キアヌ・リーブスが関わっているだけあって、マトリックス3を見た気分になる。
     しかし、

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    2026年01月24日
  • 氷上都市の秘宝

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    第二部から16年・・・
    大人になった主人公たち、こんどの主役は世代交代して娘。
    自分が親になった視線でも楽しめるし、若いころを思い出し「ああ、わかるなぁ」と感慨深くなったり。
    最後までスピード感たっぷりで、飽きさせない物語です。
    結構、バリバリのSF感がいいです。

    次巻はいよいよ、最終巻・・・。
    楽しみであり、終わってほしくないという気持ちも。

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    2024年05月29日
  • 廃墟都市の復活 下

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    ネタバレ

    随分と、随分と時間を空けて読んだため記憶があいまい。
    三部作の集大成で、過去作の復習が必須の作品。

    広げた風呂敷はすべて奇麗にたたまれているが、当シリーズ一番のSF設定である移動都市が最終的に否定されてしまうのは物悲しいものがある。

    というか、最後は悲劇なのである。
    児童文学ではなかったのか??
    愛情深い悪逆非道のへスターが最後あれで良いのか?

    私は納得がいかない。
    美しい着地はシリーズ変わらないが、このような終着点はウィットに富んだこのシリーズにはふさわしくなかったように思う。

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    2023年06月09日
  • ブラック・フォン

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    洋風世にも奇妙な物語詰め合わせ短編集。
    きついホラーは無い。(なんなら表紙がいちばん怖い)

    17編あった中で1番のお気に入りは、
    純文学系の「ポップアート」。
    これは勿論、他にも何個か
    読み返したいのがあるので売らずに持っておく。
    (マイナーすぎて重版見込めないだろうし)

    心揺さぶられたりするほどの感動はないけど、
    ふとした時に読みたくなる予感がする。

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    2023年01月01日
  • ブラック・フォン

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    2022-07-30
    旧版が出た時読みたいなと思ってて読み損ねていた。
    なるほど、噂にたがわぬ粒ぞろい。意外と非ホラーの作品(怖くない訳では無い)が多かった印象。
    気に入ったのは、「ポップ・アート」「ボビー・コンロイ、死者の国より帰る」「マント」あたりかな。野球小三部作は、やっぱりよくわかんないや。(ブラック・フォンにも野球にまつわることがあるらしいけどよくわからなかった)

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    2022年07月31日