羽根田治のレビュー一覧

  • 山はおそろしい 必ず生きて帰る! 事故から学ぶ山岳遭難

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    山登りに関する事故•事件を紹介しつつ、ヤマナメンナヨ的な本。
    と言う私なんぞハイキングできゃっきゃうふふするぐらいで、山登りと言えば地元の足羽山、全力出して文殊山さんでしょうか。所謂福井県ネタです。はい。

    熊に襲われるわ、雷に撃たれるわ、ハチに刺されるわ、沢登りすれば滝に落ちるわ、雪山登れば穴に落ちるわ、登山中持病かなんかで突然死するわ、自然怖いわーと思えば、上から人間が落ちてくるわ、キャンプ地で泥棒に会うわで、人間こえーやろと、え、引きこもりの俺って勝ち組?と思わせる、下手なホラー小説よりも怖い話が続きます。

    無知、準備不足、慣れによる油断等で事故は起こります。本当に舐めて登っては駄目で

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    2022年11月10日
  • ドキュメント生還-山岳遭難からの救出

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    ある遭難者がインタビューで語った言葉が、私がインドで一人旅をしたときに感じたこととほとんど同じだった。
    全く同じ状況でなくとも、個々人にとってある種の極限状態といえるに状況においては、人間の感じることはある程度似ているのかもしれない。

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    2022年08月19日
  • ヤマケイ山学選書 山でバテないテクニック

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    山でバテないための一番の条件は、酸素を効率よく体内に摂取し体内のエネルギー源を分解しやすくするための全身持久力を上げること。持久力は、有酸素運動が最も効果的

    他にもバテないためのトレーニングとして、ストレッチやバランス感覚を鍛える、ストレスの抑制をあげている

    真新しい内容ではなかったが役に立つ

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    2021年06月06日
  • 十大事故から読み解く 山岳遭難の傷痕

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    日本近代登山史に残る10の重大事故について、事故報道、事故報告書等を題材になにが起きたか、原因として考えられるものは何か、そして事故を回避する対策としてどんなことが考えられるか等を分析したレポート。
    その分析は、登山に関わらない私にとっても興味深く、また様々な分野で役に立つこともあろうと思った。
    興味本位ではない、きちんとしたレポートは読むに値する。

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    2021年04月26日
  • ヤマケイ文庫 ドキュメント 道迷い遭難

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    もうここまで降りてきちゃったし・・・このまま行けばどこかには出るだろう・・・このテープを辿って行けば・・・

    谷には降りるな・引き返せ、という原則を知っていても、同じ状況になったら私も正しく行動できる自信はない。まして1人だとなおさら、正しい判断ができなくなってしまう自分が想像できる。

    でもどうしてだろう、読めば読むほど、山に行きたくなる。

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    2020年12月14日
  • 人を襲うクマ

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    ネタバレ

    文章が云々、というより、事例が怖い。クマが怖い。
    登山などの際には、まさかと思っても、熊にあうかもしれないという自覚が必要だという警告の書。最悪、襲われたら頭と首だけ守ろう・・・。クマに反撃して「ある程度反撃には効果がある」とか言える人たちは、本当にすごいと思う。そして襲われたにもかかわらず「クマの住処に入り込んだのは我々だから」と言える謙虚さもすごい。
    熊が食害目的で人を襲う習性を身につけたら恐ろしいな。。。

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    2020年12月01日
  • 山の遭難

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    著者の羽根田氏と言えば、これまでにも気象遭難・道迷い遭難に関する本やロープワークのハンドブック、それに「雪山100のリスク」(編集サポート)などを読ませてもらっている“山の遭難の専門家”。

    この本は新書で手軽だけど、山の遭難の小史から現状、内包される社会的な問題点などを手際よくまとめた、とても読み応えのある本です。

    まず、1980年前後を境に、山岳会や学校山岳部を中心とした「自分の心技体を鍛えて挑む山」の時代から、特に中高年層(若者が、つまり3K環境である山からいなくなってしまったので)を中心とした「散策の延長として文字通り物見遊山で行く山」の時代へとフェイズの大変化があったとする指摘が面

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    2019年06月13日
  • 人を襲うクマ

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    三毛別羆事件など、クマ被害(熊害)に関するルポは読み応えがあり、原始的な恐怖を呼び起こしてくれる。
    また、登山を愛するものとして、常に熊の恐怖を刻み込んでおかなければと思い、この本を手に取った。
    ニュースなどではぼかして表現されている被害(特に食害)が詳細に明らかにされていて、クマの威力、強さに衝撃を受けると共に大変勉強になった。ややグロ耐性は必要かもしれないが…。

    現在に至るまで、クマ被害は絶えず起こっていること、どんどん人間のテリトリーに踏みいってきていることがよく分かった。
    というより、人間がクマのテリトリーを冒しているのだ。
    クマ被害から命からがら生還した人々が一様に「自然の領域に踏

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    2019年05月11日
  • 生死を分ける、山の遭難回避術:実例に学ぶリスク対策の基礎知識

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    遭難シリーズの羽根田治氏による遭難例と登山の心得集。山の難易度の指標や、必要カロリーの算出方法も紹介。

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    2017年08月02日
  • 生死を分ける、山の遭難回避術:実例に学ぶリスク対策の基礎知識

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    ファーマータナカの本棚。
    「生死を分ける、山の遭難回避術: 実例に学ぶリスク対策の基礎知識」
    縁あって登山の誘いを受け、5回程「連れられ登山」に行ってみた。
    昨今の登山ブームの流れや時代背景を見ても、遭難が起きやすい状況にある。
    実際自分の無知を知り、無知の恐ろしさも感じたので、基礎の基礎だけでもと、手に取ってみる。
    生死の境はすぐそこに有り、決して他人事ではないということだ。

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    2017年05月09日
  • ヤマケイ新書 山岳遭難の教訓 --実例に学ぶ生還の条件--

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    山に登ったことが無いけれど、登山の本を読むのは好き第2段です 笑
    いつか、いつか登るんだ!

    本当は実体験した人が書いた話が読みたかったのですが、
    この本は取材という形を取りながらも、なかなか鬼気迫る書き方で山岳遭難の怖さを読むことができました。

    前半の冬山関連については現実感が無かったのですが
    後半はとてもリアルで自分にも十分に起こりうることだなぁと感じました。

    特に釈迦ヶ岳の幻覚と、奥秩父の分岐点の話はこれが現実に起こったと考えると背筋がヒヤっとします。

    その厳しさも山の魅力…と思うのは、まだ登ったことのないあまちゃんだからでしょうか。
    その厳しさの中で、自らが選択し進んでいく登山が

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    2016年11月08日
  • ドキュメント生還-山岳遭難からの救出

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    里山しか行かない自分に遭難なんて縁がないと思っていたが、結構自分にも思い当たるキッカケで遭難してるので震え上がった。

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    2016年06月24日
  • ヤマケイ山学選書 山でバテないテクニック

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    登山中のバテをどのようにして防止できるかを多様な観点から説明している。例えば、食事、睡眠、精神的疲れなどである。
    それほど新しいことは書いてあるように思えなかったが、参考にはなった。
    なお、ストレッチや体操の項目は動きの種類が多すぎて、実用的ではないと感じた。

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    2016年05月09日
  • 空飛ぶ山岳救助隊  ヘリ・レスキューに命を懸けた男、篠原秋彦

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    映画「エベレスト」を見て山岳に関わる本として読んでみる。

    海と違って山は民間の会社が救助を請け負っているということを始めて知りました。だから、お金がかかるんだね。
    ヘリ・レスキューの歴史が組織というより個人の影響力が強かったというのは本当だろうか?特殊な発展を遂げたことは判ったけれど、誰か掘り下げて描いてほしい。

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    2015年11月14日
  • ヤマケイ山学選書 山でバテないテクニック

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    ちょっと古い本ではあるが、今でも十分に役立つ。

    バテを例示し、メカニズムを解き明かす。バテとはエネルギー源の不足で、有酸素系エネルギーと、乳酸を生む無酸素系エネルギーがある。
    体力は行動体力と防衛体力から成る。両方を鍛える必要がある。
    栄養学、トレーニング方法、バテを防ぐ具体的なテクニックが示される。

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    2015年09月15日
  • ヤマケイ新書 山岳遭難の教訓 --実例に学ぶ生還の条件--

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    山での遭難というのは冬の日本アルプスなどの話と思っていたけど、先日行ってきた丹波山村地域での遭難の話も掲載されていた。日帰り登山だったのですが、実はこの時ちょっとした道迷いをしてしまっていて、この本を読みながらそのことを思い出し、少し緊張した。
    どんな山行でも、慣れや油断は禁物。

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    2015年05月25日
  • ドキュメント 単独行遭難

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    私は水面の単独行が好きなのですが、他山の石とします。

    常に自然に敬意をはらって行動せよ、と肝に命じておこう。

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    2013年08月10日
  • ドキュメント 単独行遭難

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    大してロクな山に登った事が有るわけではないが、予定に気を使わない事と人を気にしなくて良い気楽さで単独行ばっかりな僕にとっては良い参考になります。このシリーズ、作者が後に検証のため山に入っていることで文章に重みが出ているのが気に入っている。ホント他人事ではなく気を付けないとね。

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    2013年03月06日
  • ドキュメント 単独行遭難

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    7つの遭難事例を読み、改めて単独山行の恐ろしさを痛感しました。
    パーティーでの山行がほとんどですが、メンバーの特質上、たまに単独で登りたくなりますが、気軽には計画せずにリスクマネジメントの認識を高めないといけませんね…非常に参考になりました!

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    2012年08月27日
  • ドキュメント 単独行遭難

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    ドキュメント遭難シリーズの単独行編

    7つの生還した事例から事故発生から生還までの対応などを紹介していく。
    事例も、滑落、骨折、道迷い、熱中症などいろいろな事例を用いており、遭難に対するケーススタディとしてはバランス良いと思う。

    最後にも述べられているが、単独行においてはリスクマネジメントに対する認識を高めていくことが必要。

    ちょうど、事故遭難してヘリで救助された後に読んだので、いろいろと考えました。

    でも、単独山行は止められないですね。

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    2012年08月23日