トーベ・ヤンソンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
これは8月末から10月3日までのお話し。
夏の終わりのある日、パパは、手もちぶさたに庭を歩いていた。しなけらばならないことは、すっかりやってしまったか、他の誰かがやってしまったように思い、悲しげに…。
ってつまり、自分が家族から頼りにされないことが気に入らない男なんですよ、このパパは。(新版訳者の畑中さんいわく、このパパはトーべの父そのものだろうと。)
ママがパパの地図を見て、私たちはここに住みつくのだとムーミントロールに語ります。
そしてその通り、一家は灯台のあるパパの島へと引っ越すことになるのです。(この時の一家とは、パパ、ママ、ムーミン、ちびのミイの4人!)
島には小さな漁師が住ん -
Posted by ブクログ
フィンランド料理のボキャブラリーが欲しくて本書を手に取った。
なかなか不思議なレシピ本。
ムーミン作品から挿絵やフレーズを参照していて、ムーミンの世界観を楽しみながら、作品の中に登場していそうなレシピが紹介される。
とはいえ、作中では詳しい作成工程や材料などは当然載っていないし、ざっくりと「スープを飲んだ」くらいしか記述がなかったりする。
その欠落した情報を埋めるように、フィンランド料理で補填する。
本書の著者はトーベヤンソンと末延弘子とされているが、トーベはもちろんもう昔に亡くなっていて、本書の絵と引用文の担当となる。
一方末延氏は翻訳者だ。
レシピ部分もトーベが書いた原書があってそれが -
Posted by ブクログ
これはパパが嫌いになる痛恨の一冊。
巷で言われている愚かな男性像がそのまま描かれていて、人生経験を積んだ女性にはきつい。ママに同情せざるを得ない。美しい庭の絵を描いて、壁の前で疲れて眠ってしまう場面には涙してしまいそうだった。子ども心には全く湧いてこない感情だ(子供の頃、シリーズのここまで辿り着いた記憶がないのだけれど)。
子どもにもいきなり引っ越しはきついが、ウキウキ発見冒険の未来も期待できるから、少しはマシだ。ムーミントロールもよく頑張っていた。海馬やモランとの遭遇は夢のようなファンタジーで、怖くもあるが美しい。
また20年くらい経ってから読むと、パパの横暴も可愛く思えるのかもしれない -
Posted by ブクログ
短編集。キャラがわかっているので、我が道を行っているなぁとしみじみしながら読む。
偽善とか協調性とか、日本で手垢にまみれている常識がない。
自分の思った通りの言動をする。
それが温かくなくてもいい。
親切にしたいと思えばする。
それがみんなの当たり前であったなら、不意に見せる優しさには裏表がないと、心から感じることができ、心地良さに身を任せ真っ直ぐに感動できる。
これが正しい人間関係なのだろうか?
正しいも間違いもないよね。
自分に正直に、自分が満たされていることで、他人を思いやることができるのは本当。
何となく調和した雰囲気にリラックスして、パフォーマンスが上がることだってあるだろう