トーベ・ヤンソンのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
"「彗星って、ひとりぼっちでほんとにさびしいんだろうな」
「うん、そうだよ。人間も、みんなにこわがられるようになるど、あんなふうにひとりになってしまうのさ」"
ムーミンシリーズをちゃんと読んだことがなかったので読んでいこうと思う。
今回は作者のトーベさんが出版した順に刊行された版を読んでいく。第一作目がこの「ムーミン谷の彗星」だ。
ムーミンとスニフが地球に迫る彗星の謎を突き止めるために旅に出て、途中スナフキンやスノークやスノークのお嬢さんに出会いながら冒険するというストーリー。彗星がムーミン谷に衝突するのかどうかがわからず終盤までハラハラした。
海の描写がとても素敵だっ -
Posted by ブクログ
新年をすぎたばかりの春はまだまだ遠いある晩、雪にうずまったムーミン屋敷では
月あかりにムーミントロールが目を覚ましてしまったのです。
「ママ、起きてよ!
世界中が、どこかへ行っちゃったよ」
はじめてみる雪。冬の生き物たち。
ひとりぼっちが寂しくて、スナフキンに会いに行くのだと外へ飛び出します。
海辺では、素敵なシッポの子りすがふとんを探して、チビのミイを起こしてしまいました。
ミイのことはご心配なく、あっという間に冬と友だちになりましたから。(ママの大切な薔薇の模様のコーヒーポットカバーと銀のおぼんで、そり遊びを楽しんでる)
水浴び小屋では冬のとんがりネズミたちとトゥーティッキが冬を生 -
Posted by ブクログ
これは8月末から10月3日までのお話し。
夏の終わりのある日、パパは、手もちぶさたに庭を歩いていた。しなけらばならないことは、すっかりやってしまったか、他の誰かがやってしまったように思い、悲しげに…。
ってつまり、自分が家族から頼りにされないことが気に入らない男なんですよ、このパパは。(新版訳者の畑中さんいわく、このパパはトーべの父そのものだろうと。)
ママがパパの地図を見て、私たちはここに住みつくのだとムーミントロールに語ります。
そしてその通り、一家は灯台のあるパパの島へと引っ越すことになるのです。(この時の一家とは、パパ、ママ、ムーミン、ちびのミイの4人!)
島には小さな漁師が住ん