トーベ・ヤンソンのレビュー一覧
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新年をすぎたばかりの春はまだまだ遠いある晩、雪にうずまったムーミン屋敷では
月あかりにムーミントロールが目を覚ましてしまったのです。
「ママ、起きてよ!
世界中が、どこかへ行っちゃったよ」
はじめてみる雪。冬の生き物たち。
ひとりぼっちが寂しくて、スナフキンに会いに行くのだと外へ飛び出します。
海辺では、素敵なシッポの子りすがふとんを探して、チビのミイを起こしてしまいました。
ミイのことはご心配なく、あっという間に冬と友だちになりましたから。(ママの大切な薔薇の模様のコーヒーポットカバーと銀のおぼんで、そり遊びを楽しんでる)
水浴び小屋では冬のとんがりネズミたちとトゥーティッキが冬を生 -
Posted by ブクログ
これは8月末から10月3日までのお話し。
夏の終わりのある日、パパは、手もちぶさたに庭を歩いていた。しなけらばならないことは、すっかりやってしまったか、他の誰かがやってしまったように思い、悲しげに…。
ってつまり、自分が家族から頼りにされないことが気に入らない男なんですよ、このパパは。(新版訳者の畑中さんいわく、このパパはトーべの父そのものだろうと。)
ママがパパの地図を見て、私たちはここに住みつくのだとムーミントロールに語ります。
そしてその通り、一家は灯台のあるパパの島へと引っ越すことになるのです。(この時の一家とは、パパ、ママ、ムーミン、ちびのミイの4人!)
島には小さな漁師が住ん -
Posted by ブクログ
フィンランド料理のボキャブラリーが欲しくて本書を手に取った。
なかなか不思議なレシピ本。
ムーミン作品から挿絵やフレーズを参照していて、ムーミンの世界観を楽しみながら、作品の中に登場していそうなレシピが紹介される。
とはいえ、作中では詳しい作成工程や材料などは当然載っていないし、ざっくりと「スープを飲んだ」くらいしか記述がなかったりする。
その欠落した情報を埋めるように、フィンランド料理で補填する。
本書の著者はトーベヤンソンと末延弘子とされているが、トーベはもちろんもう昔に亡くなっていて、本書の絵と引用文の担当となる。
一方末延氏は翻訳者だ。
レシピ部分もトーベが書いた原書があってそれが