トーベ・ヤンソンのレビュー一覧

  • ムーミン全集[新版]5 ムーミン谷の冬

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    ネタバレ

    冬眠のはずが、なぜか目が覚めてしまったムーミン。慣れない雪、いつもと違う谷の景色、そしてスナフキンもママもいない心細さの中に放り込まれる。読んでいるこちらまで、どこか寂しい気持ちになってしまう、ムーミン全集第5巻。

    それでも、トゥーティッキのふしぎな存在感と、ふとした名言には目を引かれるものがある。ムーミンが少しずつ「一人でも大丈夫」を見つけていく過程が、静かに心に残ります。

    そして、いつもながらママがムーミンにかける言葉には、学ぶところが多い。超プラス思考も、ここまでくると天然というべきなのかもしれない。

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    2026年07月24日
  • ムーミン全集[新版]1 ムーミン谷の彗星

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    ムーミン初読。もっとファンタジーなお話かと思っていたら、思いのほか科学的で非常に面白かった。大人にファンが多いのもわかる。

    数年前に挑戦した古い翻訳のものより、読みやすくなってるのか?前回よりすいすい読むことができた。
    苦手と思ってる海外文学も、新訳なら挑戦できるかもしれない。

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    2026年07月09日
  • ムーミン全集[新版]6 ムーミン谷の仲間たち

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    ムーミン全集5までは、それぞれ長編小説になっていますが、こちらは短編集でした。

    ムーミン谷の仲間たちがそれぞれ主人公として描かれた短編が全9篇収録されています。

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    2026年06月30日
  • ムーミン全集[新版]5 ムーミン谷の冬

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    ムーミントロールのムーミン一家は、冬になるといつも皆で冬眠するのです。ところが、ムーミンだけながい冬の最中に目が覚めてしまい、夏の間には出会うことのない新たな仲間たちと冬の冒険へ乗り出します。

    筆者は雪の降らない地方でそだったので、ムーミンが降雪に感動している場面はとても共感しました。
    ながい冬を乗り越えたムーミンは、またひとつ成長したのでした。

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    2026年06月30日
  • ムーミン全集[新版]4 ムーミン谷の夏まつり

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    洪水で家が沈んでしまったムーミン一家。
    流されてしまった劇場で、ムーミンパパはお芝居の脚本をかくことに。そしてムーミン一家と仲間たちの初演の幕があけます――。

    一人キャンプを張っていたスナフキンは、何故か24人の子ども達の父親?になることに。スナフキンの面倒見のいい意外な一面が描かれていて面白かった。

    夏至前のムーミン谷は大騒ぎ。

    ちょうどこの本を読んでいた時も、6月のダブル台風の最中でした。冬がながい北欧の人たちは、きっと夏を心待ちにしているのでしょうね。

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    2026年06月30日
  • ムーミン全集[新版]3 ムーミンパパの思い出

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    自叙伝を書くことにしたムーミンパパ。
    その生い立ちや、若かりし頃の冒険。
    スナフキンのパパであるヨクサルとの出会い。
    そしてヨクサルとスナフキンのママのなれそめ。
    スナフキンとリトルミィが実は姉弟だったというのを、これを読んではじめて知りました。
    そして、思い出記の最後にはムーミンパパとムーミンママの出逢いのシーンのエピソードも。

    こうして全集を読んでみると、知っているはずのムーミン一家やムーミンの仲間たちについて、また新たにたくさんの発見があったりします。

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    2026年06月30日
  • ムーミン全集[新版]4 ムーミン谷の夏まつり

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    ネタバレ

    火山噴火で家が水没するところからはじまるのに、ムーミン一家は流れてきた謎の建物に引っ越して、劇場だと気づかないままお芝居をはじめてしまう。
    このとぼけた展開がたまらない。
    何より印象に残ったのがムーミンママのひとこと。
    「なんでもいつも同じようにあると思うほうが、おかしいのかもしれないわ」。
    水没した家を前に、まずお茶の準備をはじめるこの人の強さに、何度も救われる気がした。
    シリーズでいちばん付箋がついた一冊。名言の密度が高い。

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    2026年06月29日
  • ムーミン全集[新版]1 ムーミン谷の彗星

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    彗星が地球にぶつかるかもしれない!ムーミン一家とムーミンの仲間たちは、避難する……。
    ムーミンとその仲間たちの初登場シーンにもわくわくします。

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    2026年06月12日
  • ムーミン全集[新版]1 ムーミン谷の彗星

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    ネタバレ

    初めてムーミンシリーズを読んだ。スナフキンの言葉「なんでも自分のものにして、持って帰ろうとすると、むずかしくなっちゃうんだよ。ぼくは見るだけにしてるんだ。そして立ち去るときには、頭の中へしまっておく。ぼくはそれで、かばんを持ち歩くよりも、ずっとたのしいね」が名言だな、と思ったらカバーにもやっぱり書かれていました。わたしはスニフ派で、旅行いってたくさんお土産たくさん買って安心してしまうけど、頭の中にしまっておくってすてきな言葉だなと思いました。知らないキャラクターたちがたくさん出てきて個性豊かでかわいかった。イラストもかわいくて次はまんがも読みたい。

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    2026年05月14日
  • ムーミン全集[新版]4 ムーミン谷の夏まつり

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    ネタバレ

    ニョロニョロの生態が明らかになるのが衝撃的だった。ニョロニョロは白い小さな種から生まれて、生まれたては電気ショックを出して、硫黄とゴムの焼けるにおいがする。でも、ムーミントロールがその匂いを嗅いで「なんだか、ニョロニョロみたいなにおいがするぞ」と言うくらい当たり前のことだったらしい。

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    2026年05月13日
  • ムーミン全集[新版]6 ムーミン谷の仲間たち

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    ムーミンシリーズ、読むたびに「この巻が一番好きかもしれない」と思うなぁ。
    この短編集も大好き。ムーミン谷に住むさまざまな小さいいきものたちが懸命に、かつ自由にその日を生きるということ。その愛おしさが詰まった本だった。

    「この世のおわりにおびえるフィリフヨンカ」のフィリフヨンカが一番好きかもしれない。意外と手放してしまうと自由になるもののほうが世の中には多い。
    そして、全体を通して「ひとりでいること」と「誰かといること」の双方の大切さを話してくれる本だなと思った。
    ひとりの時間も、誰かに考えを分かち合う時間もどちらも大切。私も海や森に出かけてひとりの時間を持って、そのあとそれを誰かに話したり記

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    2025年11月28日
  • ムーミン全集[新版]5 ムーミン谷の冬

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    「これで、ぜんぶ経験したんだ。一年を。冬さえも」ムーミントロールは、つぶやきました。
    「ぼくは、一年を通して生きぬいた、最初のムーミントロールなんだ」


    毎年11月から4月まで冬眠をするムーミンが、新年が明けてすぐに目覚めてしまう今作。
    一番好きなムーミンかもしれない。これから後のシリーズで更新されるかも知れないけれど。

    ムーミンは冬の間も起きているトゥーティッキに出会い、同じく目が覚めて元気モリモリのミィに会い。
    そして、冬の中でしか生きられない生き物たちに出会う。この「冬の中でしか生きられない」という表現が好きだった。冬の中でしか生きられない生き物たちもとても好きだ。
    冬の中でも強かに

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    2025年10月28日
  • ムーミン全集[新版]4 ムーミン谷の夏まつり

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    "時間はこれから先にも、たっぷりあるのですからね。これから夏がつづいて、したいことをいっぱいできるのです。今は、まるで劇のようなめぐりあいをしたことと、この夜と、脱走するスリルとで、胸がいっぱいでした。これ以上、よけいなものなんていりません。"

    ムーミン谷が洪水の被害に!ムーミン一家と仲間たちは仕方なく新しい家を探します。
    やっと見つけた家はなんだかちょっと変……?そこに住んでいたエンマに「ここは家ではなくて劇場なのだ!」と言われて!?
    から始まるムーミンの冒険譚。冒険するムーミンの物語としては一番面白かった!!
    必ずムーミンたちはムーミン谷で合流できるし、それまでに素晴

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    2025年09月14日
  • ムーミン全集[新版]1 ムーミン谷の彗星

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    本棚に置きたい一冊

    面白いムーミンの世界
    彗星は一体どうなるのか?彗星がムーミン谷に刻一刻と迫る間に、
    哲学者のじゃこうねずみ
    あの自由と孤独を愛し、放浪の旅を続けるスナフキン、
    スノークのおじょうさん(フローレンのことかなぁ?)
    切手採集家のヘルム
    ニョロニョロ
    に出会って行く。

    途中、ずっとムーミンたちといるのに孤独に感じるスニフ。
    あの子猫に頼られたかったのか、あの感情が読んでてとても印象に残った。
    迫り来る危険の中でも、感情の生き物は自我をしっかり持っているのかなぁと思った。
    沢山の挿絵がまた可愛くて、読んでいて癒された。

    そういえば、現実的でもこの前鹿児島に彗星が落ちたんだっけ

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    2025年08月24日
  • ムーミン全集[新版]3 ムーミンパパの思い出

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    とても好きなムーミン童話第3巻。ムーミンパパの若い頃の冒険と、その先に得られたものについて。
    とても面白かった!!孤児だったムーミンパパが自由を手に入れて、その自由の持てる優しさのままに仲間を得て行く話。
    大変な冒険の果てに、彼はあのムーミン屋敷を作り、自分だけの、でもたくさんの人たちと分け合える人生を作り出していく。

    ムーミンパパが出会う人たちはムーミンパパとは違う存在。だから話し合いをするし、別々の行動を取る時もあれば一緒に何かを成し遂げる為に協力することもある。
    たくさんの出会いが人生にはあって、その中でムーミンパパはムーミンパパの生き方を楽しんできたんだな。

    "わたしはこ

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    2025年08月19日
  • ムーミン全集[新版]1 ムーミン谷の彗星

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    ネタバレ

    ムーミン達の優しい物語。登場人物たち全てが愛くるしい。
    1作目で、彗星が来て地球が滅亡するという、ダークなテーマなのに、物語は明るさを忘れない。
    最後ムーミン谷に戻ってきたときの安心感よ。そしてみんなが助かってよかった!
    優しい気持ちになれるほっこりした物語でした。

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    2025年07月31日
  • ムーミン全集[新版]3 ムーミンパパの思い出

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    思出の記の内容が書かれつつ、それを小さな子どもたちに聞かせつつという構成がたのしい。親と一緒に暮らしていないスニフとスナフキンが、自分の親について知りたがるところがすこし切ない。
    ムーミンに登場する人物の中で、ヘムル族の人たちはいつもトラブルメーカーであまり好きになれないんだけど、やっぱりヘムレンおばさんも例外ではなく、そして周りからの扱われように笑ってしまった。ちょっと困った人たちもコミカルに描かれているから、完全には憎めないし、ちょっと愛らしくも感じる。最後には居場所が見つかっていて安心しました。
    「ムーミンです。避難民です。特別な星の下に生まれたものです」
    この自己紹介がすてき。

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    2025年07月27日
  • メッセージ

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    めちゃめちゃ面白い!
    人の心の中にある風景を思い起こさせてくれたり、心の中に潜む短所を抉り出したり。
    フィンランドで書かれた、
    それもかなり前の物語たちなのに
    日本の今を生きる自分にカウンターヒットする。
    ムーミンの作品たちは
    どれも何度も読むほどお気に入り。
    この本も、私のお気に入りになりそうです。

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    2025年07月27日
  • ムーミン全集[新版]2 たのしいムーミン一家

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    "そんなわけで、ムーミンやしきはいつもにぎやかでした。だれでも好きにやっていましたし、明日のことなんかちっとも気にかけません。ちょいちょい、思いがけないこまったことが起こりましたが、そのおかげで、退屈することもありませんでした。これって、本当にいいことですよね。"

    まさしくこの冒頭にある通りの「たのしいムーミン一家」だった。
    ムーミン谷にはいつでもいろんな人がやってくる。そんな短い春と夏を思いっきり楽しむ小さい生き物たちの話。想像していた「ムーミン」の世界が詰まった本だった。
    冬眠から目覚めた春。冒険の夏。夏の終わりにはみんなが楽しめるパーティが待っている。
    飛行おにとト

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    2025年07月26日
  • ムーミン全集[新版]5 ムーミン谷の冬

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    冬眠からはやく目覚めてしまったムーミントロール。寂しくなって、モランのせいにしたり(こういうときのモランの立ち位置がおもしろい)、ミイの変わらないおてんばさにほっこりしたり。
    雪に感動して、ふゆもいいなと思ったら、吹雪にあって腹が立ってどなりつけてやろうかとおもったり、吹雪のはしくれになって身を任せて楽しんだり。ふゆを過ごすムーミンの心情が細かく書かれていて、いつも出てくる家族や仲間たちが出てこない分、小さな冒険家ムーミントロールがとてもかわいかった。

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    2025年07月12日