幡野広志のレビュー一覧

  • うまくてダメな写真とヘタだけどいい写真

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    ネタバレ

    写真に対する価値観が変わった。
    著者の主観が入った強気な文章なので人は選ぶと思うが、個人的に共感できる名言が多々あり興味深く読めた。

    ほとんどの人に写真の才能はある。(才能がない人の特徴は大炎上する恐れがあるので言えないらしい)
    才能がある人の特徴としては、好奇心旺盛で行動力があること。

    また、素人は何を撮っていいのか分からず他の人の真似をしてしまいがち。
    それではありきたりな写真しか撮れない。
    じゃあどうすればいいのか。
    答えはただ見たものを撮ればいいだけ。
    空を飛んでいる飛行機を見たなら、撮ればいい。
    釣れた魚を見たなら、撮ればいい。
    人は気になった場所に目が行く。
    それを写真におさ

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    2024年10月16日
  • 他人の悩みはひとごと、自分の悩みはおおごと。 #なんで僕に聞くんだろう。

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    余命宣告を受けた若い写真家が読者からのお悩み相談に答える形のエッセイ集。ユーモアあるなかにビシッと考えさせられる一文があったりと胸に刺さった。

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    2024年10月15日
  • 他人の悩みはひとごと、自分の悩みはおおごと。 #なんで僕に聞くんだろう。

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    カバーを外した時の表紙の写真が素敵で、電子書籍じゃなくて紙で読みたい本だなと感じた。

    相談者が悪い点も多くないかな…と私も感じるような人に対しては、それはあなたが悪いし、それで周りの人が離れるのは当然。変わる気がないならそれまで。みたいな回答をしている。

    あと、記憶に残ったものは、
    友達の結婚式に多く招待されるし出産祝いもたくさんしているが、羨ましさもあって複雑な気持ち、というような質問に対する回答。
    祝っているふりでも良い。結婚式前のその友達に、「良い人紹介してよ」って本気4割冗談6割で話したら、式の準備中に思い出して夫婦の話題に上がる可能性もある。その時自分がその友達にとって祝ってくれ

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    2024年09月30日
  • ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。

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    子供の訴えは、深く受け止めようと思った。
    受け止めた上でどうするか考えないと。
    最近保育園での虐待がニュースになるのは、虐待自体は昔からあったことだけど、訴える子どもやそれを聞き入れる親が増えたということかもしれない。
    いいことの可能性もある。
    暴力は基本いけない。
    致し方ない理由がある場合があるが、口で言ったり自分で折り合いをつけることができることに関しては論外だ。

    また、もし癌で余命がわかった上に、その種類の癌だと最期が壮絶で家族にもトラウマを植え付けるかも、とわかった時の死に方について…
    私も迷わず安楽死及びセデーションを選びたい。
    周りの人の干渉で死に方を選べないのは悲しいなと改めて

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    2024年09月14日
  • なんで僕に聞くんだろう。

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    時には質問者に寄り添うような言葉をかけ、時には突き放したような言葉をかける。人間味溢れる方だと思いました。
    困ったとき、立ち止まってしまったときに再読したいです。

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    2024年08月19日
  • ぼくが子どものころ、ほしかった親になる。

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    34歳でガンとなり、限られた未来に自分の思いを子どもに伝えるブログが本になった。「なんで僕に聞くんだろう」も筆者の考え方のブレなさが心に響いたので、読んだ。この本は息子への溢れる愛を感じる。子どもの成長を見ることができるのが限られた時間であることが悲しい。お金についてはとても考えさせられた。親の考え方を知らなかったら、誰も教えてくれず、自分で学ぶしかないお金の使い方。筆者は一人で海外を旅行して、学んでほしいと思っている。子どもはどう考えるのだろうか。

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    2024年08月04日
  • 息子が生まれた日から、雨の日が好きになった。

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    タイトルでめちゃくちゃグッと来て一気読みしてしまった。
    後書きでも触れられているが、これぞフォトエッセイというか、文章と写真の比率が抜群に良い。

    作者がガンに罹患しているという背景情報があるので、言葉の端々に物悲しさを勝手に見出してしまうのだが
    こうして思考の文章化がされているというのは、万が一何かがあった時に残された人達の気持ちを癒す一助になるなと思った。

    昨年割と仲の良かった友人が若くして亡くなったのだが、やつが普段何を考えていたか、どういうことを思っていたのかを知る術が失われてしまった。もう記憶の中の振る舞いでしか彼を思い出せない(そして、その記憶は悲しいことに徐々に薄れていくだろう

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    2024年04月23日
  • ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。

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    著者と同じ、生きづらさを抱えてる身としては共感できるところはたくさんあった。
    自分の身の回りのものを選び直そうと思う。

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    2024年04月16日
  • 他人の悩みはひとごと、自分の悩みはおおごと。 #なんで僕に聞くんだろう。

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    副題「#なんで僕に聞くんだろう」

    確かにそうなんだよね。と、タイトルを見てまず頷く。
    他人の悩みはひとごと、自分の悩みはおおごと。
    「ひとごと」だから冷静に聞けるし、「おおごと」だから悩む。
    人生相談系の番組なんかも無くならないのは、人って他人の不幸を垣間見るのが好きなイキモノなのだろうな、とつくづく。

    それはこの本を手に取った私もそうなのかもしれないが笑、読んだきっかけとしては、Xのオススメ?で幡野さんのポストが流れてきて「そういえばこの方の本ジュンク堂にあったなぁ」と思い出したことでした。
    カメラマンで、30代半ばにして血液の癌で3年の余命宣告を受けた…とプロフィールにはありました(現

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    2024年04月16日
  • うまくてダメな写真とヘタだけどいい写真

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    写真をこれから始める人に向けて、写真を撮る時の心構えや、これから学ぶうえで知っておいた方が良いことを書いた本。前半では写真との向き合い方などの精神的な話、後半ではカメラの設定や現像方法などの技術的な話が書かれている。「写真が向いていない人は向いていない」「YouTubeやSNSの三次情報を集めるのは時間の無駄」と、正直な意見を語っているところが潔くて良かった。ただし、少し偉そうな口調やトゲのある言い回しがあるため、苦手な人も中にはいると思う。

    本書を通して学んだこと
    - 写真の上手い下手と、良い悪いは別物。上手くてダメな写真もあれば、下手だけど良い写真もある。写真の良さは言葉を添えないと伝わ

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    2025年10月02日
  • 息子が生まれた日から、雨の日が好きになった。

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    ネタバレ

    エッセイみたいな、写真集みたいな、絵日記みたいなそんな本。

    お年玉の話とか、みかんの話とか、羽釜の話とか
    そんなものあるんだ、欲しいなって思ったり。

    チョココロネの話とか、じゃんけんの話とか、質問に答える話とか、子どもとの関わり方が素敵だなって感じたり。

    カメラを子どもに与えて
    素敵な「ぼくの卒園式」を将来に残したり。

    幡野さんの人柄が短い本の中に沢山詰まった1冊だった。




    ぼくは写真家だけど
    カメラから生まれたわけではない。

    がん患者ではあるけど
    病人として人生を
    生きているわけじゃない。

    一児の父ではあるけど
    子どもに人生を
    捧げているわけでもない。



    ここが、ほんと

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    2023年10月28日
  • ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。

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    幡野さんのことを知って、すごい人だなぁと思い手にとった本。重いし辛い。生まれて時の環境や家族は選べない。その後、自分の家族を選びとったり、家族ではなくても深い付き合いをする人を作ったり。生まれたときの家族とは縁を切ったり。生き方は自分次第。

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    2023年09月18日
  • 息子が生まれた日から、雨の日が好きになった。

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    ネタバレ

    幡野広志さんのなにげない日常をつづった短いエッセイと写真の本。
    幡野さんの子どもへの関わり方や考え方は、私のひとつの指針です。
    一番面白かった宗谷本線のシカの話、試しに息子に読ませたら、ケタケタ笑いながら読んでいた。大人の本も読めるようになった子どもの成長にまたちょっと嬉しい気持ちになった。

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    2023年08月26日
  • ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。

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    岸田奈美さんのエッセイからの繋がりで読んでみたのだけど、想像以上に覚悟溢れる決死の文章で、姿勢を正して読んだ。選択を繰り返すことでより研ぎ澄まされていった幡野さんの人生観は尊重したいし、腑に落ちるところも多かった。

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    2023年06月25日
  • ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。

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    多発性骨髄腫というがんになってからの日々。
    取材に出た先でたくさんの人たちと語り合ったこと。
    死と向かい合ったことで、親や人間関係の難しさを突き付けられる。
    幡野さんが先々で出会った人たちの語ることもかなり重たく、
    それを受け止めながら自分のこれからを考えるというのは
    かなりヘビーな体験だと思う。
    がんは二人に一人がなるもので、でもがんによって薬も症状も副作用も予後も全く違う。
    耐えがたい痛みは本人にしかわからず、
    安楽死やセデーションという選択肢がより身近になっていくことも大事だと思う。
    そうした心の支えがなければ、がん患者は自死を選ぶしかなくなってしまう。
    自分の筆頭株主は自分でなくてはな

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    2023年06月01日
  • ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。

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    親との相性ってありますよね。
    口には出せないけど。
    自身に世代間のギャップだけでは説明出来ない悶々とした気持ちがある事に気づきました。

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    2023年05月28日
  • 他人の悩みはひとごと、自分の悩みはおおごと。 #なんで僕に聞くんだろう。

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    すごい内容の悩みを抱えてる人もいて驚くのだけど、読んだその時だけで、内容はすぐ忘れた自分がいた。他人の悩みはひとごとって確かにそうだ。上手いこと言う。

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    2023年05月02日
  • ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。

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    命は最後まで自分のものって当たり前だけど当たり前に感じれてなかったなと思った
    自分の人生で、家族、親に縛られる必要ないんだと心が軽くなった。全部自分で選んでいいんだ。
    優しい言葉で読みやすく、納得できる考え。

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    2023年03月16日
  • ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。

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    幡野さんの飾らないストレートな言葉が好き。大切な人を大事にするという当たり前のことを実践してる。なかなか素直になるのは難しいけど、幡野さんのエッセイを読むと少しだけそういう気持ちになれる気がする。

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    2023年02月22日
  • だいたい人間関係で悩まされる #なんで僕に聞くんだろう。

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    幡野さんの率直なお答えに引き込まれ、ぐいぐい読めてしまう人生相談でした。

    後日談もとてもよかったです。
    幡野さんのお人柄のあたたかさが伝わってくるようでした。

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    2023年02月02日