【感想・ネタバレ】ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。のレビュー

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Posted by ブクログ

印象に残ってること

家族ってなんだ?
NASAの基準では肉親は家族ではなく、自分で選んだ妻と子供が家族である。
では両親のために人生を捧げることは正しいのか?
自分で選んだ人に人生を捧げよ

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2024年01月02日

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僕も34歳で大病を患った。
今のところ再発はないけど、健康でも無い。
でも幸せに生きている。 いつ死んでも僕はいいって思えるくらい、幸せな人生を歩んできた。選べなかった選択、選びたかったけど選ぶことができなくなった選択たくさんの経験をした。 この本、すごい良かった。生き方は自分次第だと思う。この本の著者はかっこいい。

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2023年11月11日

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写真家で漁師でもある幡野氏が34歳の若さで癌になった。しかも、多発性骨髄腫という難治性の癌で、余命3年と宣告される。
ブログで癌を公表し、その後メッセージをくれたあらゆる癌患者の関係者と面談を続ける。
癌における闘病の意味。病気だけでなく、家族や友人、医療従事者、世間とも闘っているのだ。
癌患者に限らず、生きづらさの原因は、親子関係にいきつく、としている。
死を間近なものとして捉えた幡野氏ならではの視点がそこにあり、凄まじさを感じる。

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2023年08月23日

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ネタバレ

カメラマン幡野さんの実話
調子が悪かったといえ、癌と言われた時の絶望は想像がつかない。
この方にスゴイのは、癌だとわかって動く事。
いろんな方にインタビューしてみたり、家族に何かを残そうといろんなことをされてある。
ワタシなら、絶望して悲劇のヒロインになるだろう。自殺をするかもしれない。
前を向けるってスゴイ。

気付き
同じ立場になったらワタシがどんな行動を取るか想像がつかないが、なにか残したい気持ちはある。
その前に健康診断や明日死んでも後悔しない毎日は送っていきたいと思う。

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2023年06月01日

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ネタバレ

この作品で一番共感し、教えてもらったことは、

「命とは株式会社のようなもの」

という考え方。

自分の命に対して、どう扱うかは自分の自由、

極端な言い方をすれば、そのような権利は全体の50%。

あとの50%は自分のことを大切に、かけがえのないものと感じてくれている人たちの権利。

そのような価値観を自分の根底に据えれば、どんなに落ち込んだときも、自分のことをダメ人間だと感じたときも、

周りの人の視点から自分を眺めたときの、自分という人間の存在価値に、冷静になって思いを馳せられるのではないか。

岸田奈美さんのエッセイで知った幡野広志さんの素晴らしいエッセイでした。

オススメ!

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2023年04月28日

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幡野さんの言葉は、温度があって、
ほんとうに大好きだ。

でももしも、
2人だけの家族の片割れであるムスメから切られたら、私は生きていけないだろな。

めちゃくちゃ毒親だし、同時に毒娘なのだろけれど、
それでも「死ぬまで会わない」は
どしてもできないのだろな。

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2023年04月16日

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--世のなかに、たいした大人はいない。だったらもう、自分が「子どものころにほしかった大人」になるしかないだろう。--

癌の話を越えて、家族との向き合い方(病に直面するとその有り様がさらに表出してくる)のお話。
親と自分、自分と子どもの関わり方を考えさせられた。家族は自分で選べる。

自分が癌になったときに、もう一度読み直したい。そのときにまた寄り添ってくれる。

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2023年04月11日

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読みやすい語り口で心に現実を蝕ませてくる本。蝕みは毒にも薬にもなって、自分の人間関係、生き方を再確認させてくれる。

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2023年04月03日

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★ほんとうの強さとは、愛する誰かに対して『助けて』と声をあげられることを指すのかもしれない★

助けを求めることは、弱いと考えがちだが、真逆なのだ。
声を上げる勇気があるということは、強さがあるということ。この強さを持てるようになりたいなと思う。

フロイトの、過去が未来を決める考え方をずっと批判していたけれど、それは幸せな家庭で育ってきたから言えるんだなと思うと、消えてしまいたくなるようななんとも言えない気持ちになり、また共感の難解さを感じた。

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2022年11月09日

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NASAの定義する直系家族はパートナーと子供、子供の家族。親兄弟は含まれない
積極的安楽死、自殺幇助、尊厳死
安楽死に必要な4項目
①耐え難い身体的な苦痛がある
②死が避けられず、死期が迫っている
③苦痛を緩和、除去するための方法を尽くし、代替手段がない
④患者本人が安楽死を望む意志を明らかにしてい

セデーション(鎮静)
緩和ケアの一種
鎮静剤を投与し意識レベルが低下して苦痛から解放される

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2022年10月10日

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幡野さんと奥さんと息子さんの関係性が羨ましい。

こんなお父さん、最高に素敵だなあ。

余命宣告に負けずに、生きてほしいと願わずにはいられない。

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2022年05月16日

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命は誰のものか。
普段何気なく発している優しい言葉も、人によっては重荷になったりする事を忘れちゃいけない。
その人の人生を尊重する事を忘れてはならない。

本当に素敵な写真を撮られる方。

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2022年05月09日

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家族との関わり方。
自分で選択するということ。
死と向き合うことと、生き方を考えること。

普段考えもしない(避けてきた?)ことをたくさん感じることができました。

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2022年04月10日

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自身が病と死を体験されて、懸命に向き合っているからこそ書けて、説得力のある素晴らしい本でした。
私も非常に心救われた一文がありました。
ありがとうございました。

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2021年11月26日

購入済み

親に苦しめられてきた人読んで

血の繋がった今まで育ててきてくれた親だから憎んじゃいけない、感謝しなきゃっていう普通そうだからそうしなきゃっていう感情がどこかにあったんだけど、この本を読んで、無理に親の存在にに縛られる必要ないんだってはっとさせられた。いままで自分の血縁家族の存在に悩んでたのに一つの答えをだしてくれたかんじ。
われてうまく生きられなくなるような家族なら捨てちゃえって思えた、ほんとうに人生観が変わったし心が軽くなりました。
私の人生は私のものだし、私が選んだ人と一から家族をつくっていけばいい。私が選んだ人とわたしのために理想の家族を作ることが人生における目標になりました。

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2019年11月01日

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著者と同じ、生きづらさを抱えてる身としては共感できるところはたくさんあった。
自分の身の回りのものを選び直そうと思う。

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2024年04月16日

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幡野さんのことを知って、すごい人だなぁと思い手にとった本。重いし辛い。生まれて時の環境や家族は選べない。その後、自分の家族を選びとったり、家族ではなくても深い付き合いをする人を作ったり。生まれたときの家族とは縁を切ったり。生き方は自分次第。

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2023年09月18日

Posted by ブクログ

岸田奈美さんのエッセイからの繋がりで読んでみたのだけど、想像以上に覚悟溢れる決死の文章で、姿勢を正して読んだ。選択を繰り返すことでより研ぎ澄まされていった幡野さんの人生観は尊重したいし、腑に落ちるところも多かった。

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2023年06月25日

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多発性骨髄腫というがんになってからの日々。
取材に出た先でたくさんの人たちと語り合ったこと。
死と向かい合ったことで、親や人間関係の難しさを突き付けられる。
幡野さんが先々で出会った人たちの語ることもかなり重たく、
それを受け止めながら自分のこれからを考えるというのは
かなりヘビーな体験だと思う。
がんは二人に一人がなるもので、でもがんによって薬も症状も副作用も予後も全く違う。
耐えがたい痛みは本人にしかわからず、
安楽死やセデーションという選択肢がより身近になっていくことも大事だと思う。
そうした心の支えがなければ、がん患者は自死を選ぶしかなくなってしまう。
自分の筆頭株主は自分でなくてはならなくて、他の人に決められてはいけない。
直系家族・拡大家族という考え方に唸る。
選べないものは親。選び直せるのは人間関係。
限られた時間は大切なことにしか使えない。
自分の病気を、周りにいる人が勝手に自分の不幸に置きかえてしまう怖さ。醜さ。
残された人の悲しみや苦悩を減らすために、患者が痛みを我慢することはない。
自分の生を自分の手に取り戻し、選んでいくことで希望をもって生きていけるのだ。

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2023年06月01日

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親との相性ってありますよね。
口には出せないけど。
自身に世代間のギャップだけでは説明出来ない悶々とした気持ちがある事に気づきました。

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2023年05月28日

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命は最後まで自分のものって当たり前だけど当たり前に感じれてなかったなと思った
自分の人生で、家族、親に縛られる必要ないんだと心が軽くなった。全部自分で選んでいいんだ。
優しい言葉で読みやすく、納得できる考え。

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2023年03月16日

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幡野さんの飾らないストレートな言葉が好き。大切な人を大事にするという当たり前のことを実践してる。なかなか素直になるのは難しいけど、幡野さんのエッセイを読むと少しだけそういう気持ちになれる気がする。

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2023年02月22日

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わたしは夫と娘、息子になにを残してあげられるかな?改めて考えないとなとより強く思った!わたしもがんでしかもステージⅣなので幡野さんと違って治療法もまだあるし絶対治らないわけじゃないけど、やっぱりいつまで生きられるかなというのは考えるわけで…。直系家族、自分で選んだからやっぱりほんとにほんとに大事な存在だしわたしかいなくなってもできるだけ辛いこと少なく過ごしてほしい。生きるけどね!!(笑)

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2022年12月22日

Posted by ブクログ


2022年17冊目。
以前読んで大切な一冊になった、『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』に幡野さんが出てきたので、やはり読まなくてはと思い、手に取りました。

やさしい語り口の背景には、どれほどの苦悩があったのだろう。
選び抜かれた言葉たちに、強い意志を感じました。
この本は、誰かの心を打つだけじゃなくて、多くのひとを救う力があると思います。

NASAの「家族」の扱いに驚きながらも、読み進めるととてもしっくりきました。
また、安楽死と尊厳死についても、わかりやすく深く考えることができました。
時々読み返していきたい一冊になりました。

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2022年12月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

著者は多発性骨髄腫になり、余命は平均3年と言われ自殺も考えたが、他の「生きづらさ」を感じている人達の話を聴き本を書こうと思った。
「こころが蝕まれていくプロセス」を知り、できれば対処法を見つけたかった。
いろんな人の話を聴いていく中で、生きづらさの根底にあるのは人間関係であり、家族だった。
本の題名の「選べなかったこと」とは、「家族のかたち」だった。自分の人生を生きていいのだ、家族のかたちも自分で選ぶべきなのだ、という話だった。

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2022年01月26日

Posted by ブクログ

この本は、一万円選書の著者のお勧め本になっていたので読んでみました。
34歳でガン告知された著者の人生観、死生観を描いたものです。
正直、とても重い内容でしたが、多角的に考える参考になりました。
ぜひぜひ読んでみてください。

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2022年01月03日

Posted by ブクログ

断片的には読んでたので、ざっくり読み。
何だろう、思ったよりは入ってこない。
がん患者でドライな感じは好きだが、まとめると投げやり感が出る。

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2023年01月22日

Posted by ブクログ

北海道の岩田書店、ご店主が『一万円選書』候補に入れていらした本。難しいがんと向き合っていらっしゃるカメラマン、幡野広志さんのご著書だ。闘病の中で見つめた、ご自身の気持ちや死生観を、率直に綴っておられる。気軽な内容の本ではないが、不思議とその語り口に暗さはなく、率直だ。

私達が選べなかったものは、きっとたくさんある。まだ間に合うもの、もう間に合わないもの。昨年来、悩んでは失敗ばかりだったのが、そろそろきつくなり、このままの生き方でいいのか、思い切って全く違う方に舵を切ろうか、一言で言えない気持ちだったので、タイトルに惹かれて読んでみたのだ。

この本で幡野さんの述べていらっしゃることは、とてもよくわかる。概ね私も彼と似たことを考えてきた。選び直したかったものとは、ご家族や世間との関係だったり、ご自身の命の終わり方なのだが…。決定的に『それは違うんじゃないかな?』と思うことがあって、この本をきっかけに、そうだそうだ、と一緒に頷けなくなってしまった。

むしろ、こういう考えに至るまでを思うと、自分も含めて、本当にいろいろあるよなあ…と思うのだけれども。

今まで、私に親しい友人やパートナーが、言葉を尽くし思いを尽くしてくれたあと、

「そんなふうに思わないで」「一緒にいようよ」

と、ただ静かに言って、そばに居続けてくれた思いが、やっとわかった。

病気を肩代わりも、誰も出来ないだろう。どうしても合わない親族とは、緩やかに距離を空けることも、確かに必要な時はある。まして難治性のがんなら、ご自身の心の安定を一番に大事にするべきだ。揉める相手とゆらゆら振れ合って、互いに苦しくなっている時間と余裕はないからである。

言いにくいことを、誰も責めずに、ただ刻々と書いてくださった幡野さんの眼には、尊敬もするし、感服もする。君はどう?って問を、たくさん投げてくださっている。一日でも多く、良い時間を過ごして頂きたい。

ただ…自分個人の意見を言えば、「家族は自分が悲しみたくないだけ」とは、どうしても思えない。無論そういう応対しか出来ない者も、身内にいることだってあるだろう。この『家族』を『友人』『恋人』『仕事仲間』あるいは『他人』と置き換えても、成立する文脈だ。しかし、これを自分が、自分が告げた言葉ではなく、第三者から差し出された言葉として読んだ時、

反射的に数人の顔が浮かんで、理屈も何もなく、物理的に胸が傷んだ。本当に電気が走ったようにだ。ただ、違う、と思った。すごく大好きなひとたち。ただそれだけが浮かんだ。もし、私や親しい誰彼が、どういう立場であれ当事者だったら。

間違ったことはおっしゃっていないのに、強烈な違和感があったのだ。言葉にすればこれほど難しいものもない。

私自身も、二度と、親族や病気のことで、失ったものやすでに過ぎた時間の出来事を思い煩うのはやめようと決めた。人生の失敗は、成功している人と自分を比べれば悔しい。もう取り返せることでもない。それでも。その後悔は今日、どこかの視えない遠くに、置いてきた。もう口に出さない。

自分の生き方、死に方を真摯に考えるのは、誰だって必要だ。がんでも、そうでなくても。私達は、一人でそこに向かうのだから。どんな人生の仕舞い方をするにしろ、二度と親しい人に、それについては言わない。粛々と考えて、そっと意思表示を出来るようにして。専門家には話すけど、他の人には胸にしまっておく。

無論言葉にしてはいけないとかじゃない。私はそういうの、下手そうだから。万端自分なりに出来るまで、ナイショが良さそうだ。それよりも。

今日からできるだけ明るくいよう。そう決めた。

時に、自分のことは自分が責任をとっているつもりで、相手にてひどい事を言っていたかも、と、他人の傷の痛みに鈍い自分を、揺すぶって、目を覚ましてくれた一冊かもしれない。今日から、素直に生きよう。きっといい日々が待っている。

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2023年01月14日

Posted by ブクログ

私は幡野さんとほぼ同年代だが、自分で選んだ家族はいないし、自分がいま死んだとして、後悔がまったくないとは言えない。しかし余命宣言されてようとなかろうと、人はいつ死ぬのか分からないもの。自分はどんな「大人」になりたいのか。選ぶべき「ありたい自分」とはなんなのか。自分が本当にしたいことはなんなのか。どこからどう探していいかも分からないけれど、考え続けていきたい。

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2022年04月01日

Posted by ブクログ

新しい視点というよりは、なんとなく考えていたことを掘り下げてくれるような内容っていう印象。
自分がもし同じような状況になったらどうなるかわからんけど、きちんと自分で選んで、後悔のないようにできると良いな

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2022年01月14日

Posted by ブクログ

生きるとは、「ありたい自分を選ぶこと」だ。(p.201)
「妬み」とは、幸せそうにしている誰かを憎む感情ではない。それによって不幸になってしまったと感じる自分への苛立ちが、「妬み」の正体なのだ。(p.165)

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2021年09月19日

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