幡野広志のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
2年前、デザインプレックス研究所で学んでいた頃に2階の書店で購入。
1年前、はじめての一人暮らしを実家ではじめた頃に読み始めた。
序盤で止まってた。限られた本棚で手放さずにいた。
大分経ったけど、確か冒頭にあった子供につける名前を代わりに自分がなのって体験してみるエピソードは印象的でずっと覚えていた。
5月3日の寝起きに一気読み。
後半では狩猟のシーンが印象的だった。持ち帰れない鹿を撃って、血をすくって飲んで、体力を取り戻して下山した話、うさぎを打って、リュックに入れて持ち帰ったらリュックの形でカチコチになってた話、動物は打っても一瞬で死なないこと。肉を食べるのに「かわいそう」という人々 -
Posted by ブクログ
ネタバレ本書のタイトルにはサブタイトルに「#なんで僕に聞くんだろう。」と書かれています。
相談内容はほんとうに多岐に渡っています。
・今年結婚式は8回出席したけれど、自分は彼氏もいなくて、素直に喜べません
・高校生から29歳まで祖母から暴力を受けていました
・障がいをもつ子どもの親になったことを受け入れられません
・大学受験に失敗したことを引きずています
・自分の知らないところで妹に手を出そうとした彼氏との関係に悩んでいます
家族のこと、恋愛のこと、将来のこと、病気のこと。
#なんで僕に聞くんだろうと、幡野さんが思わず発したくなる相談が寄せられているのですが、それらを疑問に思いつつも、幡野さ -
Posted by ブクログ
前の本に引き続いて。
今回も、たくさんの悩み事が寄せられる。
中には辛くなるような内容や、ちょっと身勝手なんじゃないかと思える内容もちらほら。
幡野さんの回答はどれも的確でとても安心する。
言って欲しいことをちゃんと言ってくれる感じです。
そして言葉一つ一つが飾り気なく、理性的です。
相談したときにありがちな、相談相手が自分の哲学や生き方を押し付けてくる、そういったこともありません。
それでいて、明日から頑張れそうって思える回答が多いです。
どれもそっけないような文章だけど、相談者の文章をよーくみているんですよね。
キツい言葉もけっこう書いているのですが、相手を見捨てない回答には情を感 -
Posted by ブクログ
なんで僕に聞くんだろう。に続き、購入。
帯に【ことばに撃たれて、生き返る。】という糸井重里さんのコメントがあるが、なんて上手い表現なんだ、と思った。本当にそんな感じだ。
こういう、悩み相談のコラムや本は、どうしても自分と似た悩みに目を通し、全く関係ない悩みは読み飛ばす。と言う読み方を昔はしていたのだけど、この方の回答はすごいな、と思う人のものは、関係ない悩みまで読んでしまう。
幡野さんはその一つで、本書にも少し出てくる、鴻上尚史さんや故.小池一夫さんもそうだ。
なぜ読んでしまうのかと言うと、悩み相談には、相談者の悩み以外のことも滲み出ていて、社会の縮図だったり、人生そのものだと思うことが現れて -
購入済み
親に苦しめられてきた人読んで
血の繋がった今まで育ててきてくれた親だから憎んじゃいけない、感謝しなきゃっていう普通そうだからそうしなきゃっていう感情がどこかにあったんだけど、この本を読んで、無理に親の存在にに縛られる必要ないんだってはっとさせられた。いままで自分の血縁家族の存在に悩んでたのに一つの答えをだしてくれたかんじ。
囚われてうまく生きられなくなるような家族なら捨てちゃえって思えた、ほんとうに人生観が変わったし心が軽くなりました。
私の人生は私のものだし、私が選んだ人と一から家族をつくっていけばいい。私が選んだ人とわたしのために理想の家族を作ることが人生における目標になりました。 -
Posted by ブクログ
私も子どもの頃褒められたことがなかった。5歳上に母の理想をしっかり植え付けられて猛勉強して進学校へ進んだ超優秀な姉がいたのと、もともとその当時は子どもを褒めて育てる気風が世の中にあまりなかったせいだろうか。
そのため母がどう思うか、怒られないためにはどうしたらいいか、常に顔色をうかがった子ども時代だった。
母から駅弁大学と馬鹿にされた某国立大学に自宅から通うといって入学して、一年の夏休み前から別居している父の援助を仰いで大学の近くでアパート暮らしを初めて、やっと強すぎる母の影響から少し逃れた。本格的に母から脱出したのは、結婚して完全に家をでたときだった。
今でも人の目が気になって、嫌なこと -
Posted by ブクログ
6年前、コロナ禍で写真を始めた。こんなに面白いものがあるのかといたく感動して、夢中でシャッターを切った。やがて、何を撮ればいいか全く分からなくなってカメラを手放した。新天地に来た今、再びカメラを手に取っている。写真を再び続けるために読んだ本。
ぼーっとしてたら「いい」写真は撮れない。すぐ色んなことに感動する。そのための引き出しを増やす。面白い話ができる人間になる。写真以外の趣味を持つ。JPEGに頼んなrawで撮って現像しろ。カッコつけた伝わらないポエムやキャプションをつけるな。写真一枚にタイトルなんかつけられっこない。小学生でも伝わる文章を書く。光を味方にしろ。
そうだ、俺はカッコつけて生