幡野広志のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレエッセイみたいな、写真集みたいな、絵日記みたいなそんな本。
お年玉の話とか、みかんの話とか、羽釜の話とか
そんなものあるんだ、欲しいなって思ったり。
チョココロネの話とか、じゃんけんの話とか、質問に答える話とか、子どもとの関わり方が素敵だなって感じたり。
カメラを子どもに与えて
素敵な「ぼくの卒園式」を将来に残したり。
幡野さんの人柄が短い本の中に沢山詰まった1冊だった。
ぼくは写真家だけど
カメラから生まれたわけではない。
がん患者ではあるけど
病人として人生を
生きているわけじゃない。
一児の父ではあるけど
子どもに人生を
捧げているわけでもない。
ここが、ほんと -
Posted by ブクログ
多発性骨髄腫というがんになってからの日々。
取材に出た先でたくさんの人たちと語り合ったこと。
死と向かい合ったことで、親や人間関係の難しさを突き付けられる。
幡野さんが先々で出会った人たちの語ることもかなり重たく、
それを受け止めながら自分のこれからを考えるというのは
かなりヘビーな体験だと思う。
がんは二人に一人がなるもので、でもがんによって薬も症状も副作用も予後も全く違う。
耐えがたい痛みは本人にしかわからず、
安楽死やセデーションという選択肢がより身近になっていくことも大事だと思う。
そうした心の支えがなければ、がん患者は自死を選ぶしかなくなってしまう。
自分の筆頭株主は自分でなくてはな -
Posted by ブクログ
2022年17冊目。
以前読んで大切な一冊になった、『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』に幡野さんが出てきたので、やはり読まなくてはと思い、手に取りました。
やさしい語り口の背景には、どれほどの苦悩があったのだろう。
選び抜かれた言葉たちに、強い意志を感じました。
この本は、誰かの心を打つだけじゃなくて、多くのひとを救う力があると思います。
NASAの「家族」の扱いに驚きながらも、読み進めるととてもしっくりきました。
また、安楽死と尊厳死についても、わかりやすく深く考えることができました。
時々読み返していきたい一冊になりました。 -
Posted by ブクログ
この本は正に今、自分が出会う必要があった本でした。出会えて本当に良かったです。子育てをしている人は勿論、全ての人におすすめしたい一冊です。
☆優しい子に育てるには、優しい親でいなくちゃいけない。
こういう、当たり前のことが書かれています。でも、親でいることの多忙さや難しさに気を取られて、本当に大切な根本的な事がいつの間にか抜けて行っていたことにハッとさせられます。
著者は、まだ若いのに、癌で近いうちにこの世を去る可能性が高いそうです。幼い息子に伝えておきたいという強い思いで書かれた、純粋で無駄のない文章によって、思いがダイレクトに胸に染みてきます。
☆学校とは、理不尽さを学ぶ場所なのだ