幡野広志のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
副題「#なんで僕に聞くんだろう」
確かにそうなんだよね。と、タイトルを見てまず頷く。
他人の悩みはひとごと、自分の悩みはおおごと。
「ひとごと」だから冷静に聞けるし、「おおごと」だから悩む。
人生相談系の番組なんかも無くならないのは、人って他人の不幸を垣間見るのが好きなイキモノなのだろうな、とつくづく。
それはこの本を手に取った私もそうなのかもしれないが笑、読んだきっかけとしては、Xのオススメ?で幡野さんのポストが流れてきて「そういえばこの方の本ジュンク堂にあったなぁ」と思い出したことでした。
カメラマンで、30代半ばにして血液の癌で3年の余命宣告を受けた…とプロフィールにはありました(現 -
Posted by ブクログ
写真をこれから始める人に向けて、写真を撮る時の心構えや、これから学ぶうえで知っておいた方が良いことを書いた本。前半では写真との向き合い方などの精神的な話、後半ではカメラの設定や現像方法などの技術的な話が書かれている。「写真が向いていない人は向いていない」「YouTubeやSNSの三次情報を集めるのは時間の無駄」と、正直な意見を語っているところが潔くて良かった。ただし、少し偉そうな口調やトゲのある言い回しがあるため、苦手な人も中にはいると思う。
本書を通して学んだこと
- 写真の上手い下手と、良い悪いは別物。上手くてダメな写真もあれば、下手だけど良い写真もある。写真の良さは言葉を添えないと伝わ -
Posted by ブクログ
ネタバレエッセイみたいな、写真集みたいな、絵日記みたいなそんな本。
お年玉の話とか、みかんの話とか、羽釜の話とか
そんなものあるんだ、欲しいなって思ったり。
チョココロネの話とか、じゃんけんの話とか、質問に答える話とか、子どもとの関わり方が素敵だなって感じたり。
カメラを子どもに与えて
素敵な「ぼくの卒園式」を将来に残したり。
幡野さんの人柄が短い本の中に沢山詰まった1冊だった。
ぼくは写真家だけど
カメラから生まれたわけではない。
がん患者ではあるけど
病人として人生を
生きているわけじゃない。
一児の父ではあるけど
子どもに人生を
捧げているわけでもない。
ここが、ほんと -
Posted by ブクログ
多発性骨髄腫というがんになってからの日々。
取材に出た先でたくさんの人たちと語り合ったこと。
死と向かい合ったことで、親や人間関係の難しさを突き付けられる。
幡野さんが先々で出会った人たちの語ることもかなり重たく、
それを受け止めながら自分のこれからを考えるというのは
かなりヘビーな体験だと思う。
がんは二人に一人がなるもので、でもがんによって薬も症状も副作用も予後も全く違う。
耐えがたい痛みは本人にしかわからず、
安楽死やセデーションという選択肢がより身近になっていくことも大事だと思う。
そうした心の支えがなければ、がん患者は自死を選ぶしかなくなってしまう。
自分の筆頭株主は自分でなくてはな -
Posted by ブクログ
2022年17冊目。
以前読んで大切な一冊になった、『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』に幡野さんが出てきたので、やはり読まなくてはと思い、手に取りました。
やさしい語り口の背景には、どれほどの苦悩があったのだろう。
選び抜かれた言葉たちに、強い意志を感じました。
この本は、誰かの心を打つだけじゃなくて、多くのひとを救う力があると思います。
NASAの「家族」の扱いに驚きながらも、読み進めるととてもしっくりきました。
また、安楽死と尊厳死についても、わかりやすく深く考えることができました。
時々読み返していきたい一冊になりました。