【感想・ネタバレ】ポケットにカメラをいれてのレビュー

あらすじ

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写真を撮れば「自分」がわかる。好きなものも、好きな生き方も――「写真をどう撮るか」は「人がどう生きるか」ということとつながっている。幡野広志が「写真」について語ってきた言葉を厳選し、11本の書き下ろしエッセイ、48枚の写真とともに構成・編集のうえ、書籍化。ベストセラー『うまくてダメな写真とヘタだけどいい写真』に続く、シンプルで素直な写真の撮り方・写真との付き合い方。

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Posted by ブクログ

写真が綺麗で購入した。テクニック論でなく、撮り方の心構えというか、撮る楽しみをまずは広げるような一冊。

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2025年09月29日

Posted by ブクログ

最近うまく撮らなくちゃのトラップにハマってしまっている。
この本は好きなものを好きなように撮るという原点を思い起こさせてくれた。
そうだ、人の基準も大切かもしれないが、好きなものを好きなように撮りたくて写真をやってるんだった。

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2025年08月29日

Posted by ブクログ

サクッと読める。いいことが結構書いてある。何度かハッとさせられた。時々あんまり好きじゃない文体がある。写真を撮りたくなる。

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2025年08月24日

Posted by ブクログ

カメラ好きだから読んだ。
父親とカメラ、旅行と写真って相性いいよなって思った
やっぱ思い出とか記憶って残しておきたいし、それには肉眼で見ることと、写真で残すこと大事なんだなって

「うつっているのはやさしさ」と「インドの写真はインド人が撮るのがいい」って章よかった
「人生経験すべてがインプットになる」ってところもなるほどなと✍️
写真撮るの恥ずかしいって思う気持ちも、みんな同じなんだと知れた

また何年後かに読みたい

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2025年08月03日

Posted by ブクログ

幡野さんのカメラについての本なんだけど、カメラの撮り方を強制しないスタイルに共感しています。カメラのために本や映画を見てだとかは、カメラで撮る哲学をさまざまなところから学んでね、というメッセージと受け取りました。力が入っていない、確実にみんなの心に響く本だと思います。

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2025年07月16日

Posted by ブクログ

写真っていうのはいいねをもらう為のものじゃない。
自分の心の動きを残す為のものであり、
下手だっていい、好きなものを撮るべきだ、という考え方にとても共感できた。

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2025年06月18日

Posted by ブクログ

今日この本を読みながら写真が趣味だった祖父のことを思い出して埃の被ったアルバムをめくった。私の就学前までがデジタルへの移行期間。それ以降はデータとして取り込まれている代わりに見返されることも殆どない。膨大なデータの中から選び、レタッチし、現像する。この面倒な作業の先に今日がある。形に残すことの意味を実感している。そろそろJPEGを辞めようか…自分も写真を撮るようになってから見る、確かに見覚えのある写真たちの見え方は全く異なるものだと気付いた。祖父からの愛が胸に届いて、喉の奥の方が熱を持つような感覚になったから。写真を通しひしひしと想いが伝わってくる。十数年前の祖父の目線、心が動いた瞬間、愛するものたちが詰まった写真。込められた思いが今やっと私の胸に響く。どこにピントを合わせて、どんな風に残したかったのか少しずつ理解が出来るようになると見え方ってこんなに変わるのか。撮る対象はいつも祖母、孫、花。かく言う私は祖父が可愛がってくれる思いと裏腹に年齢を重ねる毎に写真が苦手になる。ちょっと目線が逸れていたり、笑顔がぎこちなくなる。それでも長年大きなカメラを持って会いにきてくれ、写真を撮り、残し、現像し、届けてくれた。その一つひとつの行為の尊さに圧倒される。

先日実家に眠っているNikonのカメラを手に取ったことも思い出した。我が家にカメラを理解して動かす人は私を除きいない。どんな理由でこのカメラがうちに来たのかも分からない。電源が入るのは1年に数回、なのにいつも充電は切れていない。たまに兄が切り取る日常がそこに写るから。(これはデータ)訳あってずっと家にいる兄が撮る写真も凄く良い。写るのはいつも決まって母と飼い犬と空。兄の隣に立っている気持ちになれるこの写真たちは、兄の大切にしているものが、穏やかな日常が伝わってくる。誰も構えることなく、ありふれた時間を切り取った写真、私の知らない時間の流れや触れ合い、心の底まで分かり合えている兄妹じゃ無いけど言葉にならない思いが伝わってきた気が確かにした。カメラを構えると言うことは幸せを切り取るということだと信じてるから、レンズの向こう側の兄の表情も優しいはず。この日気が付いたら泣いてた。兄にとってこんな日常がずっと続いていけば良いと思った。

私が写真を始めたきっかけは山を撮りたいと思ったから。実際山ばかり撮っている。山にしかカメラを持って行かない。ただでさえ重い荷物をさらに重くしてでも撮りたいと猛烈に思うから。他に撮りたいものが無いなんて尖ったことを言ったりもしたっけ。アルバムをめくる中で家族が撮った写真も沢山出てきた。父が母を撮る、兄が両親と私を撮る、幼い私は専ら写るだけだけど、家族が撮る家族の写真ってどうしてこんなに素敵なんだろう。関係性が引き出す表情や距離感を切り取る写真は、その時間をその先の未来に何事にも変え難い宝物と化し時を超える。母の一言コメント(大抵は場所の説明)まで丁寧に添えられた写真はどれもいい写真で写真を見る私までニコニコしてしまう。まだ幼少の私たち、目を離せば死んでしまうような弱い存在を守る両親の姿は今よりもずっと細くて。でも凄く生き生きとしてて幸せそうで。一緒に写真を見ていた母も、この時は2人を育てるので必死で今よりずっと痩せてたのと言う。私は小さすぎて覚えていないけど、両親も大変すぎて覚えてないかもしれないけど、写真を見る限り幸せと言う言葉以外では表せないような。写真はその時は気が付けないような感情を呼び起こす。時に切なく、嬉しく、楽しく、辛いかもしれない。でもとっても意味があって。もっと近くに視点を置いて日々を見つめるような写真も撮りたいなと思った。まだまだ初心者だけど上手く撮ろうとしなくていい。下手だけどいい写真を、想いが乗る写真を残していきたい。

思い返す過去はいつも新しく、予測する未来は
懐かしい。過去は単なる記憶で未来は思いを馳せる想像。現在だけが存在するもので、過去と未来は現在に含まれている。想像に向けてどう生きるかで記憶を新しく塗り変えることができる。出来事の良し悪しはその時点では評価はできない。過去が未来を決めるのではなくて、未来がそれを生み出した過去の価値を決めていく。馳せた思いをめぐる未来は懐かしく、その時々で変えることのできる過去はいつも新しい。

幡野さんの本もノートもだいたい読んでるので内容は重なる、素敵なのに変わりない。祖父の愛した写真を、家族を、私も撮り続けたい。

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2025年05月31日

Posted by ブクログ

カメラ、というか写真も好きなので読んでみました
確かにそうだよなぁって
わざわざ撮って嫌な気持ちになるものは撮らない
好きなものばかり撮っている

スマホのフォルダに入っている写真は楽しかった思い出ばかりが蘇る
私は写真は見ることが好きだけれど、その写真からどれだけの意味を汲み取ることができているかと聞かれれば疑問が残る

でもさ?
見る方だって素敵だなって思ったから見たいし、好きなんです、でもいいじゃんってちょっとだけ思ったりしました

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2025年10月25日

Posted by ブクログ

写真に関するエッセイ集だが、文章も写真も少なめで、サクッと読める。
サクッと読めるのだが、内容は奥深い。
写真は最初は素敵な瞬間を残しておきたいなとなんとなく始めたけれど、だんだん自分なりにこだわりが出てきて、そして思うような写真が撮れなくなって、なんで写真撮っているのだっけとわからなくなったりする
こういう時に限るわけではないが、写真に関してモヤモヤがあるときに読んだら何かきっかけを掴めるかもしれない。

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2025年07月25日

Posted by ブクログ

写真家さんのエッセイ集。特に写真の撮り方とかカメラの選び方とかを指南してくれる本ではない。感動を伝えるためにとにかくスマホでもいいから撮ろうよっていうライトな本です。たまに来る筆者の毒舌がおもしろかったです。でも、久しぶりに持ってるカメラを引っ張り出して、わーって心を動かされたものを写真撮ってみようかなと思いました。

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2025年06月23日

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