カート・ヴォネガットのレビュー一覧

  • ホーカス・ポーカス

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    長老たちが地球人に目を付けたもうひとつの理由は、彼らが自分と異なった外見を持ち、異なったしゃべりかたをする地球人を恐れ、憎むことだった。彼らは、いわゆる”下等動物”の生活だけでなく、おたがいの生活をも地獄に変えていた。彼らはよそものを見れば下等動物と思うたちだった。だから、長老たちが細菌にこの世の辛酸をなめさせたければ、地球人に物理学と化学を勉強すればもっと効率のいい武器が作れると教えるだけでよいわけだ。長老たちはさっそくその実行にとりかかった。
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    長老たちは、アイザック・ニュートンの頭の上にリンゴを落とした。
    長老たちは、母親のヤカンが鳴り出す度に、ジェイムズ・ワット少年に聴き

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    2015年01月03日
  • バゴンボの嗅ぎタバコ入れ

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    ヴォネガットにももちろん下積み時代というものがあったんだなあ、と思う。ブラスバンドの先生の話が好き。

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    2014年01月02日
  • スラップスティック

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    ・愛をちょっぴり少なめに、
    ありふれた親切をちょっぴり多めに。

    ・愛してるよ、のことばは、
    人に、本心じゃないことを言わせる仕掛け。

    ・歴史にできるのは、われわれを次の驚きに対して準備させることだけである。



    拡大家族に対する、彼の論文のよう。

    血液型でも、星座でも、くだらないミドルネームでも。
    同じものをもつだけで、親しみがわく。
    孤独じゃなくなる。

    どんなわかりあえないひとでも、なにか共通点を見つけること。

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    2013年11月30日
  • ガラパゴスの箱舟

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    久々にヴォネガット。ヴォネガット読むのは4作目。ヴォネガットにしたらわかりやすい話だったかな。本当、この人の脳内はどうなってるんだろう。2011/409

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    2015年07月23日
  • タイムクエイク

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    難しい…。もっとヴォネガット読んでから読まなきゃダメだった…。絶対いつかリベンジする!2011/028

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    2015年07月23日
  • ホーカス・ポーカス

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    読み終わるのに何日もかかってしまった
    長かった
    ヒロシマツモトが出てきたあたりからは面白くて一気に読めた
    ヴォネガットお得意の話の寄り道が多過ぎて本に慣れるまで時間がかかる
    そのせいで序盤はちょっと読むのが辛かった
    あと、登場人物が多過ぎて頭悪い僕にはわけわかんなくなることが多かった笑
    翻訳の問題でなく、文化や言語の違いによる問題だと思うんだけど、よく分からない言い回しもいくつか
    それでも、ヴォネガット好きかつ日本人なら読んで欲しい本
    少し日本人贔屓に描かれてる

    ヴォネガットの小説を読むたびにアメリカひでぇな、日本良い国だなと思うんだけど、
    それは日本人が歴史的敗北によって植え付けられた劣等

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    2013年01月19日
  • ホーカス・ポーカス

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    もしかすると人生の辻褄は合うのではないのか。
    そんな考えが入り込んできているようだった。
    『スローターハウス5』に登場した、あらゆる悲惨な出来事に対しただ淡々と「そういうものだ」と呟き続けるビリー・ピルグリムと対になったかのような人物は今作にも存在する。しかしそれは単に脇役としてだ。

    主人公は、出来事に対して、ときおり神の存在を信じてもよいような気がしていて、それは「そういうものだ」の認識との間で揺れ動く。あらゆる悲惨な出来事も、単に「そういうもの」であり、そこにはどこか超越した地点からの意味付け(=神)などなく、すべては無意味。人生に辻褄が合うなんて発想はあり得ない。
    今までこんな風に語ら

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    2013年01月18日
  • デッドアイ・ディック

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    これまで読んできたヴォネガットの小説のなかでは一番スケールは小さい。
    一つの田舎街を舞台にした、奇妙な家族を中心とした物語。

    おかしくて悲しくてどうしようもない人たちばかりだが、きっと人ってこういうもの。
    「一生はまだ終わっていないが、物語は終わったのだ」
    エピローグでしかない人生でも続いていく。

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    2012年12月20日
  • スラップスティック

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    初ボネガット。

    さすがアーヴィングのお師匠様。
    奇妙奇天烈、悲喜こもごもな人生譚。

    ニヤリとさせられる場面がしばしば。

    名字、同じ人は拡大家族かーそうかー。

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    2014年12月23日
  • ガラパゴスの箱舟

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    ダーウィンの進化論をテーマにしたSF小説。
    戦争、経済、人生、男女など現代の問題に対して、進化した人間の脳がいかに当てにならないかを皮肉とユーモアたっぷりに書いている。
    ガラパゴス諸島の環境が、大きな脳を不要にするという発想もおもしろい。

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    2012年04月21日
  • 青ひげ

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    ネタバレ

    今度は画家の話

     楽しみにしている作家の(けっこう)最新作。1987年である。戦争体験を持つ画家が自らの人生を振り返るというスタイルで書かれる。細切れに小さなセンテンスが区切られていて、あっちこっちへと時間がいったり来たりするものの、絶妙のタッチで読者が混乱することがない。多少冗長とも思える350ページの長編もスムーズに読むことができた。

     本来自分の死後にのみ公開する予定だったジャガイモ小屋に残した最後の作品とはどんなものなのか? このテーマを最後まで引っ張りながら、ラストで一気にその作品を見せる。主人公である画家がそれを公開する気になる部分といい、公開したときにとかれる自らに課した呪縛

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    2011年09月16日
  • 猫のゆりかご

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    短い章の連続なので読みやすいかと思います。スケールの大きなSF作品。

    いやぁ、カート・ボネガット・ジュニアの本を読むのは二度目です。
    「タイタンの妖女」以来です。
    「タイタン」はなかなか、良い意味でキテレツな感じだったけど、
    今作もそんな感がありながら、2頁とか3頁だとかで一章が構成されている
    からなのか、テンポが良いです。グターっとした感じがない。
    それでいて、内容がある。いや、ないのかな。ボコノン教っていう
    オリジナルな宗教が出てきて、その専門用語みたいなのが
    小学生が作ったような言葉のように思えてくるようなおかしさがあります。
    まぁ、かいつまむと、面白かったってことです。しょうゆうこと

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    2025年06月12日
  • ジェイルバード

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    1行読んだだけで私の顔をにやけさせる作家というのは、たぶんこの人だけ。関係のない(ようにみえる)ことが次々に書き連ねられていって、その中に身を置くこと自体すごく気持ちいいんだけど、それらが最後にうまいことまとまっていくところがたまらない。これまでアメリカで起きてきたいろんなことを良く知っていればもっともっとおもしろく読めるのかもしれないなあ。でも、今、わたしが感じるおもしろさだけで充分。

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    2011年08月06日
  • タイムクエイク

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    誰にも生んでくれと頼んだ覚えは無い、というフレーズが出てくるたび心に突き刺さりました。ヴォネガット慣れしてない人には読みづらそう?

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    2009年10月04日
  • ガラパゴスの箱舟

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    爆笑問題太田光が大絶賛するSF小説家カート・ヴォネガットが1985年に発表した長編作品です。
    太田光によれば、「世の中で起こっている事実を彼が言うだけで悲劇ですらコメディーになる」とか。そして、「生きていることなんてたいしたことない。たいしたことないことは悲しむべきじゃないという考えを知って気が楽になった」。天才は「今、この時点が幸福」と表現できる人。などと、べたぼめです。
    ヴォネガットは昨年7月に亡くなりましたが、作者自身、この「ガラパゴスの箱舟」は自信作だったらしく、エッセイ集でも「これまでに書いた最高の本」と語っているそうです。
    すべては冒頭の、アンネ・フランクが遺した「いろんなこ

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    2009年10月04日
  • デッドアイ・ディック

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    爆笑問題太田の好きなヴォネガットやらを読んでみようと読んでみたわけだが、あかん。何が面白いのか全然分からない笑!!映画で観たら面白いかもと思ってしまったよ。

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    2009年10月07日
  • スラップスティック

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    廃墟と化したNY。最後の奇形大統領が述懐するこの世の終わりと自伝。ヴォネガッド一流の省略と分割、累積で物語が綴られる。あっけないほど空虚で、乾いたユーモアがそこかしこにばら撒かれ、断片と変人のエピソードの重層に惹かれ、なんとなく最後まで読んでしまう。プロローグのリアルなぼやきから物語へ滑り込むあたり、何も考えて無さそうだが、細かい計算づくだろうか。最後もあまりに唐突。しかも物語の続きを匂わせる。自伝は長い時間の一片であり、さらに別の視点で先へ続くと示すがごとく。舞台仕立ては瑣末なこと。拡大家族システムこそがテーマか。孤独じゃない。ハイホー。

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    2009年10月04日
  • ガラパゴスの箱舟

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    ネタバレ

    久しぶりに読んだ SF。途中で先が読めてしまうので、最後の方は少し冗長な感じだったが、奇抜な設定と着想が楽しい。

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    2013年07月14日
  • タイムクエイク

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    カート・ボネガットのタイムクエイクを読みました。この作家の昔の小説では気に入っているものが多いので読んでみましたが、最後の小説と銘打っているこの小説は駄作でした。途中で何度投げようと思ったことか。

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    2011年07月18日