鈴木マサカズのレビュー一覧
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知的障害があるとは言っても…
知的障害が、知的な障害のために犯罪を犯すことがあるのは解った。
ケーキを3等分出来ないなんて、きっとクラスでもバカ扱いされてきたことだろう。
本人も辛いかもしれないが、それをサポートする周りもかなり辛い。
そして、いつキレるか解らないから、危ない。
知的障害者を批判する気は無いが、何を考え、何をするのか解らないから、取り合えず自己防衛のために避ける事しか出来ない。
おとなしい知的障害なら良かった。
犯罪を重ね、暴力的なのは最悪!
治療で治るとも思えない。
偏見?
失明させられても、そんなこと言える?
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今回は周囲の人達の話し
いつもは精神疾患の人達のワケわからん行動の話ですが、今回はその周囲の人達の話。
だから、奇異な行動シーンは少ない。
統合失調症の人の、ナゾの行動の訳を知りたいと思っていたので、ちょっと期待と違った。
精神科患者の独特な表情、良く描けている。
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精神科移送業務はホント行政の盲点なんだよね。本人に病識のない場合が多いから親はじめ周りがおかしいってわかっててもなかなか医療に繋げられない。この漫画はそういう難しさを書いている
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リアル…。
リアルな話。
統合失調症なんて名前を変えたところで、精神が分裂している精神分裂病。
脳が壊れている。
薬で鎮静かけるか、脳に電気をかけるしかない。
患者はみんな、虚ろな目で、力無く、前屈みで、ひたすら廊下を歩いている。
本人の本人らしい所が、薬で抑えられているから。
スタッフは、いつ襲って来るかわからないから、背中は見せないと言っている。
「人とは思っていない」と言うスタッフもいる。
正直な感想だと思う。
自分は病院でしか見ていないが、入院する前はこんなんなのかと思った。 -
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期間限定無料に惹かれて読了。
読んでいてとても気が重くなる。だが、今こうしている間にも起こっている出来事なのだと思うと目を背けるのも憚られた。
タイトル通り、非行少年達はケーキに見立てた円形をベンツマークのように三等分できないのだが、もう一つ印象深いテストが物語冒頭で出てきた。四角形や円形、三角形がごっちゃになった複雑な図形を見ながら真似して描き上げるというもの。
「できました」と誇らしげに渡してきた彼の描いた図形は、フリーハンドだからとかというレベルをはるかに超えていた。別物だ。列車の線路のようにまっすぐな図形を描いてきたシーンに、ぞっとした。
働く主人公には畏敬の念を覚える -
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社会とは何か
知的な凸凹が招く、社会的受容感の欠落からの犯罪
少年院の中では優等生で明るい表情をしていた少年が殺人罪を犯してしまう悲しみ。社会構造が生み出す能力の凸凹による苦しみ。
自分より下の世界に行けば、生き生きと光り輝き自由に振る舞え、自分の良いところが目立つ
対して
自分より上の世界に行けば悪いところばかりが浮き彫りになり、苦しくて息もできないような毎日を送ることになる
そんな経験、誰にでもあるのではないだろうか
いろんな人間がいる
どこで何をすれば良いのか
どの場所なら苦しまずに生きていけるのか
そういうものを探す勇気や探すことを諦めずに手伝える人 -
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ケーキ
何か問題を起こしたときに、その行為を反省できれば、その人は成長できるであろう。しかし、自分の行為やそれが周囲に与える影響を認知することができなければ、反省することすらできない。その結果として、成長できずに同じ問題を繰り返してしまう。