壇蜜のレビュー一覧

  • 壇蜜日記

    Posted by ブクログ

    “2014/1/23 晴れ
    チキンカツ弁当を食べ終わった後でソースの袋を見つける。味付きだと信じていたかった。”(P.76)

    “2014/7/13
    明日が怖くて胃薬。”(P.181)

    0
    2017年10月30日
  • 泣くなら、ひとり 壇蜜日記3

    Posted by ブクログ

    3冊目にしてやっとタイトルがついた。いいタイトルだなぁ。ここまでの3冊、一気読みしたわけではない。
    私の読書タイムは就寝前、何冊かを並行して読む。この頃「トリ」に読むのが「壇蜜日記」と決まっていた。毎日1ページにも満たない文章は、日記なのだがきちんと読み物になっている。暗くした部屋でその意味を考えてしまったり、構成が巧み、表現も巧みと感心して、文章を反芻してしまったり。たった1行のこともある。

    好み。「どうせなら」を趣味といい、「どうしても」を癖という。

    出かけようとすると雨が降る。アーケード街は雨女の安息地。

    ますます眠れなくなる。

    0
    2017年08月03日
  • どうしよう

    Posted by ブクログ

    本心を見せないひと、に見せかけているだけなのかもしれない。
    彼女の「どうしよう」は動揺・焦燥のそれではない。「そうきたか。私はこう思う。さて、どうしよう」
    浮世離れしているというのか、肝が座っているというのか。

    じたばたせんで良い、温かいお茶を腹の底に落としたときのような安心感を得る。

    0
    2017年07月21日
  • 泣くなら、ひとり 壇蜜日記3

    Posted by ブクログ

    有名人に疎く壇蜜という人はバイト先の先輩が似ているらしい人、という知識しかなかったが。
    なぜか自分をうしろ斜め上あたりから眺めているような客観性を感じる。
    世の「知性」「品」という評価はこの客観性のことではないのだろうか。
    彼女の賢さと性質は世間から見るとミスマッチに見えるのだろう。なんか、好き。

    0
    2017年06月28日
  • 壇蜜日記

    Posted by ブクログ

    しっとりとした、ちょっと薄暗い空気がとても好きです。落ち着きます。壇蜜さんの佇まいが好きですが、文章もそのままでした。これからもずっと活動してほしいです。これってあの作品のことかな…と思うのも楽しい。滲み出す色気が素敵です。

    0
    2017年02月12日
  • どうしよう

    Posted by ブクログ

    彼女の本は好きだ。ちょっと、一歩下がって自分を見ながら、どのように外界との壁をつくるかを考えているのかと。以前の著書は、内容自体に興味深いもの(男性はヒモのついた服が好きとか)が多かったが、本作は構成も文章もよく練られていて、読ませる力があると思う。まあ、そんなことはないだろうが、国語のテストに出題されてもいいレベルに達しているのではないか、及ばないかもしれないが向田邦子に近いのではないかと思った。褒めすぎかなあ。ちなみに何冊も壇 蜜さんの本は読んでいますが、写真集などは持っていません。

    0
    2016年03月19日
  • はじしらず

    Posted by ブクログ

    蒲田の栄松堂で壇蜜の『はじしらず』を買った。
    半分のページは壇蜜のヌード写真で、彼女のエッセーが添えられている。
    この表紙を見ただけでわかるが、いい装丁だ。
    最初のページが
    「私は壇蜜という
    着ぐるみを着て仕事をしています」
    うなった。
    以前から言われているが、彼女は相当に知的な女性だ。
    グラビアの世界に、自分なりの小さな居場所を見つけた、と言う。
    「私にとってグラビアという仕事は踏み台ではない」
    世の殿方よ。心してこの本を読みたまえ。見るのではなく読むのだ。

    追伸
    読み終えました。いや、この人は哲学者だな。池田晶子を初めて読んだ時のような興奮を覚えました。
    セックスの話をした側で死

    0
    2016年01月14日
  • はじしらず

    Posted by ブクログ

    出身地が一緒なのでなんとなく親近感をおぼえていた壇蜜さん。番組でお話されている姿などを見かけて、「エッセイでも書いたらいいのになあ」と思っていたので迷いなく購入しました。
    グラビアがびっくりするほどセクシーなので、外では読めませんが(笑)、綴られた言葉たちがとても好きです。共感とまではいいませんが、きれいな指で内臓をそっとつつかれるようなムズムズ感。壇蜜=お色気キャラと嫌っている人にこそ読んでほしい。

    0
    2014年01月09日
  • 三十路女は分が悪い

    Posted by ブクログ

    孤独を和らげるために誰かを探す目的から、守りたい誰かを探すという視点に変えてみる。

    難儀ではない普通の恋愛などありません。
    個と個がぶつかりあい、認め合い、支え合う
    それぞれの出会いが難儀で波乱を含んでいます。

    0
    2025年03月25日
  • 三十路女は分が悪い

    Posted by ブクログ

    彼が読んでいたので、私も手を取った。
    なんで三十路女の話なのに男性が読むんだろうと、セクシーお姉さん系の壇蜜が好きなのかな?と下卑た気持ちと、すこしのヤキモチがありながら読み進めていくと、一般の質問者(主にアラサー女性)の様々な質問に対してアドバイスをするという構成。
    文章にまとまりがあり、読みやすく、大変思慮深く頭の良い女性ということが分かった。
    自分と同じような悩みを持つ人がいて、みんな悩んでるんだなあと勇気づけられた。
    1番印象に残ってるのは心にコスプレをすること。
    遠藤周作の秋田での初夏の講演会を思い出した。

    0
    2025年02月04日
  • 山下裕二 壇蜜 私を美術館に連れてって ~いつでも鑑賞できるミュージアム~

    Posted by ブクログ

    壇蜜とめぐる東京、神奈川あたりの美術館。行ったところもそれなりにあるけど、知らないところもたくさんあるんだなーと。パラパラみて趣味、嗜好が合うところに行ってみるといいかも。

    0
    2024年10月20日
  • 壇蜜日記

    Posted by ブクログ

    感情ダダ漏れで意外と考えてること同じじゃんとなる一冊、良かった良かった
    しっかり悪感情も書いていただいて、ハハハと笑えたり、納得できたりと楽しい本でした

    0
    2024年08月08日
  • 男と女の理不尽な愉しみ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    壇蜜さんは元々好きだけれど改めて好きです。色気は知性というのを体現してると思う。
    林真理子さんもさらりとかわされていた……村山由佳さんのエピソードは知っていても、改めて見せつけられるとすごいな。村山先生の本は戀愛の心理描写面白いのあるし、あんなに穏やかな声で笑顔も素敵で、猫も可愛いのに、確かに「夜叉」飼われている。
    女の人は自分の中に夜叉を飼っている。いつも出しっぱなしだと嫌われてしまうし、引っ込めてばかりいると夜叉は死んでしまう。「ここぞ」という時に出した夜叉がすごい夜叉だと、同性からの支持率が高くなる……同性からの支持率は、パンピーには身の回りだけでいいけど、これはなんかうん、わかる、とな

    0
    2024年01月12日
  • 三十路女は分が悪い

    Posted by ブクログ

    著者の人生経験が豊かだからなのか、心にすっと入ってくるアドバイスがたくさんあった。
    生きるのが苦しいのは、得することを大前提に損得勘定が働いてしまうから。
    人生には「私は損をしてもいい」という気持ちで挑まなければ開かない扉というのがある気がしてなりまけん。
    大切なのは、他人に過度な期待をしないこと。
    これら以外にもたくさんの「確かにそうだよね。」と思えるアドバイスがある。肩肘張らずに読むことをおすすめしたい本だ。

    0
    2024年01月07日
  • 男と女の理不尽な愉しみ

    Posted by ブクログ

    「女の人は、自分の中に「夜叉」を飼ってる。すごい合理主義の女性にも、それがある。・・・男の人には分からないかもしれないけど。野心みたいな単純なものでなく、ある目的のためには男なんかポイッと捨てちゃう。」というやり取りには薄らと思うところがあり、ヒヤリとした。また、合理主義ばかり追求するのではなく、1年に1度はハイリスク・ノーリターンのことをして、自分の器を大きくするという観点を得た。

    0
    2023年12月02日
  • 男と女の理不尽な愉しみ

    Posted by ブクログ

    林真理子さんと壇蜜さんの対談集です。
    おふたりとも自分の芯をお持ちというか、考えがしっかりしていて読んでいて非常にためになりました。学ぶことが多かったです。

    0
    2023年11月23日
  • 山下裕二 壇蜜 私を美術館に連れてって ~いつでも鑑賞できるミュージアム~

    Posted by ブクログ

    ○○館好きとしては、もうね、行きたいところばっかりだった。

    行ったことがあるのは、15館中4館。
    まだまだ、いろんな美術館(博物館)が
    あるのだねぇ。

    そろそろ、●●館巡り、開始しようと思った。

    0
    2023年03月29日
  • 壇蜜日記

    Posted by ブクログ

    芸能人が書いたエッセイはわりと好きなものの、絶対好きとは言い切れないのでパラパラとめくって中身を少し確認したところ「これは好きな雰囲気だ」とすぐに購入することを決めた。

    日付と天気を主としたちょっとしたタイトルと共にその1日のことや、感じたことがそっけなく飾り気なく綴られる文体。すごく好きだ。

    いろんなことに耐えて、諦めて、自分との付き合い方を熟知して、少し欲を出して。

    0
    2023年02月19日
  • 男と女の理不尽な愉しみ

    Posted by ブクログ

    林真理子さんと壇蜜さんの対談集
    実に面白かった。

    驚いたのはミステリアスな雰囲気を持つ壇蜜さんの頭の回転の良さと聡明さ、世情にもいたく通じている事

    林さんが聞き役、対して壇蜜さんが答える形式になっていますが、林さんの質問に対して、それ以上の知識と回答と自身の考えがミックスされた言葉が発せられています。

    壇蜜さんの元々持っていた性質の様な物に、エンバーミング(遺体衛生保全)の仕事、銀座ホステス、グラビアなどの経歴が加わり、壇蜜さんと言う魅力的な女性が確立したんだなと納得。

    ドラマ「昼顔」は許せてもベッキーの不倫は許せないなど、興味深く読みました。
    私が思うに、フィクションはあくまでフィク

    0
    2023年02月11日
  • 結婚してみることにした。壇蜜ダイアリー2

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     壇蜜「結婚してみることにした」、2020.3発行。先代、秋田、タイ、チェンマイ、東京、爬虫類カフェ、トカゲ購入(サチ子)、父に半裸の娘のカレンダーを、サウナ、ヨガ教室、秋田での寝正月、猫の甘え、プール、整体、ガジュマル購入、小鳥を膝に乗せる、脱いでも地獄脱がなくても地獄、衰えたものを魅せるな・気取るな、ナマケモノ購入(浜平)、射撃講習、飼ってるヘビ(ヘビ子)と迎えたヘビ(ガリ)、いい夫婦の日に結婚(2019.11.22)、壇蜜に似てるねと言われどう返せばいいのか悩む。家に一体どれだけ生き物がいるのかw。

    0
    2022年11月21日