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誰もが出あうであろう戸惑いの一瞬を切り取り、壇蜜流の解釈でそのやり過ごし方(処世術?)を綴る書き下ろしエッセイ集。 人生は“どうしよう”の連続。いろいろあるけれど、私はこうして生きています――劣等感も弱みもちょっとした色恋沙汰も、世間が想像する”壇蜜”をしっかり務めるその裏側、ひとりの30代女性としての素顔が詰まった1冊です。
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Posted by ブクログ
本心を見せないひと、に見せかけているだけなのかもしれない。 彼女の「どうしよう」は動揺・焦燥のそれではない。「そうきたか。私はこう思う。さて、どうしよう」 浮世離れしているというのか、肝が座っているというのか。 じたばたせんで良い、温かいお茶を腹の底に落としたときのような安心感を得る。
彼女の本は好きだ。ちょっと、一歩下がって自分を見ながら、どのように外界との壁をつくるかを考えているのかと。以前の著書は、内容自体に興味深いもの(男性はヒモのついた服が好きとか)が多かったが、本作は構成も文章もよく練られていて、読ませる力があると思う。まあ、そんなことはないだろうが、国語のテストに出題...続きを読むされてもいいレベルに達しているのではないか、及ばないかもしれないが向田邦子に近いのではないかと思った。褒めすぎかなあ。ちなみに何冊も壇 蜜さんの本は読んでいますが、写真集などは持っていません。
弱点や日々のよしなし事をさらけ出しているけれど、上品で、清らかな文章。 お姉さん、ついていきます! 他の本も読んでみたい。
壇蜜姉さん、美しくて聡明なのうらやましすぎて勝手に弟子入りした。冷静で温厚で、ちょっとひねくれててでもまっすぐで、人間味溢れる素敵な人だったな。そんでなんかゆっくりおもろくて好き。 落ち込んだときに思い出したい言葉↓ 最低と言われても、死ぬよりマシだ。 期待は、皆からされるものではない。寄り添い、...続きを読む向き合える者たちにだけしてもらえばいいじゃないか。 自分の「どーしようもない」部分は、派手に失敗し、揉めて傷つけ合わないと見えてこない。だから、若い頃のミットモナイは財産なのかもしれない。 信じるものを揶揄する権利は誰にもないが、信じるものを押し付ける権利も誰にもない。 孤独でいい、孤独も仕事のうち、と「社交シャットダウン」を決め込んでいる。 誰しもが持っているであろう物差しや天秤。それをそれ以上に武器としてトランスフォームさせないよう注意したい。
読むごとに安心感がわきます。なんだか、ホッとするのです。文章のリズムというか、間の取り方というか、いろんなものが合っているようで、とにかく一行読むごとにほっとする感じを受けます。 うんと苦しんで滅びてしまえ、などという言葉は、心の中に秘めていながら自分でもなかなか表に出せずにいるもの、それをスーッと...続きを読む表現してもらえると、それがなんとも言えない安心感に通じるのでしょう。太宰に通じる、などというのは思い入れを持ちすぎでしょうか。 また、心が疲れたときに、別のものも読んでみたいと思います。
壇蜜さんが日頃『どうしよう』と困っていることをまとめた一冊。文体は奥ゆかしくでも時に強く、自分をしっかり持っていて好きです。
壇蜜さんの書き下ろしエッセイです…。 壇蜜さんが書かれた既作品とは異なり、 自然体の彼女の想ぃが語られています。 日常の困ったこと…、どぅしよう…?? といぅシチュエーションにおける、 壇蜜さんなりの解釈と対処法が、 50編のエッセイとして語られています。 とは言え、壇蜜さんは、とても不器用、...続きを読む むしろ、ネガティブ思考の方?なので、 明日を頑張って生きるための活力剤…、 などとは言いません、言えませんが…、 どのエッセイも、あるある感が満載で、 とても親近感のある内容、作品でした。
岡村ちゃんの結婚の本で対談するにあたって読みましたと言ってたので私も読んでみた。これは悪口ではないけど、"陰"の人だなあと思った。しずかと名付けられてここまで静かな人がいるのか。しかし"陰"だからこそあの妖艶さがあるのだと思うし、変わっているけど面白い人だなと...続きを読む思う。ブスと呼ばれて生きてきたと語る割に、女性性を使う仕事をあまり抵抗なさそうに選んでいるのもまた不思議だ。なんていうか、若いうちがパッとしなかったのもわかるというか。やはり歳をとっているからこその妖艶さが似合う人だと思った。一国一城の主であることに固執する、という話にすごく共感した。
読んでいて心がしっとりする。 処世術というか。 読むことで生きやすくなりました。 この心の持ちよう、好きです。
壇蜜さん、案外庶民的でネガティブな発言が結構好きなタレントさんだったんですが、ますます好きになりました。お金をもらって働いている以上、誰もが乗り越えなければいけない「どうしよう」。アラサーともなればだれもがやらかしていたであろう恋愛の失敗、なんかを絶妙な語り口で書いてます。処世術というのも大げさだけ...続きを読むど、あぁ、彼女はこうやって割り切ってるんだな。と、大変心地よく読ませていただきました。疲れたもうやだ働きたくない、、という帰宅の電車や、倒れこんだベッドの上でめくったら、気持ちが静まりそうな本です。
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