朝日新聞取材班のレビュー一覧

  • 相模原障害者殺傷事件
     朝日新聞取材班による被告への取材、裁判での証言、判決までを追ったルポ。このような事件についての書物は、被告の生い立ちの問題などを丁寧に取材するイメージで読み始めたのだが、実際には同じ内容の反復で被告のイメージはどこまでも空虚。事件後、判決を経て最後の接見を行うまでを見ても、どこまでも被告の主張は首...続きを読む
  • チャイナスタンダード 世界を席巻する中国式
    トランプはこんな資料を読んで、覇権争いをすると決めたんだろうなぁ。。と再認識
    一帯一路、情報統制、石炭火力の輸出、環境問題は途上国扱い、借金漬けで中国丸儲けのインフラ支援、、、スゴい!
  • チャイナスタンダード 世界を席巻する中国式
    中国崩壊論の本をよく見かけるが、そうあってほしいという願望のような気がする。
    中国が世界の覇者となる日が刻々と近づいているのであろうか。
    出版社が朝日新聞ということを割り引いても、残念ながらそうなるのではないか。
  • 平成家族 理想と現実の狭間で揺れる人たち
    家族は、とても、変わりにくい。慣性が大きい。しんどい。なくすのがいいのかどうかわからないけれど。子供の養育をどこまで公共化すべきかとも。
  • 平成家族 理想と現実の狭間で揺れる人たち
    ネットでパラパラと連載されていた、現代における、「いろんな家族いるよね。こんな苦労してるよね」みたいな話をまとめたもの。
    “標準的な家庭”という幻に、平成が終わった今も苦しめられてる人は、標準なんてどこにもなくて、みんなそれぞれに工夫してなんとか生きてるんだ。ということがわかり、心が落ち着く効果があ...続きを読む
  • 負動産時代 マイナス価格となる家と土地
    土地を捨てられるかを争点とした裁判は原告が敗訴したものの、不動産の所有権放棄が一般論としては認められるとされた。日本には土地の所有権を放棄できる制度はないが、相続人全員が相続を放棄すれば、相続財産管理人を立て、売却できなかった場合に国が引き取ることになる。相続財産管理人の申立件数は1年間に2万件で、...続きを読む
  • 妄信 相模原障害者殺傷事件
    相模原障害者殺傷事件が起こった背景や日本社会の問題点をまとめた良書。自分勝手な誇大妄想と歪んだ価値観を持つ容疑者によって多くの尊い命が奪われたこと、忘れてはならないと思う。
  • 子どもと貧困
    非正規雇用が増えたり、離婚等でシングルマザーになったり、と様々な要因はあるのでしょうけれど、出生率も下がっているのに、子どもの貧困率はあがっているって…。
     昼も夜も働いて子育てもしてって頑張っているママが、ギリギリ食べるか食べないかの生活しか出来ないって、何とかかならないのかなぁ、制度的に。困った...続きを読む
  • 子どもと貧困
    子供の貧困のルポを通して、貧困対策、養育費の問題、社会的養護のあり方、子ども食堂の実際等を具体的に掘り下げていく。
    それにしても、日本の現状は目に余るほどひどい状況で、何故諸外国の好例等を積極的に研究採用していかないのか、只々首をかしげるばかりだ。
  • 非情世界 恐るべき情報戦争の裏側
    「恐るべき情報戦争の裏側」と副題にあるので、期待して手に取ったのであるが、日本がインテリジェンスにおいて相当後れを取っていることはわかるものの、内容はよく言えば広範囲、悪く言えば浅くて散漫、あっと驚く情報もさしてないように見え、結局何が言いたいのかわからないのは、私の読解力不足なのか。
  • それでも日本人は原発を選んだ 東海村と原子力ムラの半世紀
    戦争、ではなく原発、である。原発のゲの字も知らない正力松太郎が政界進出のために選んだ「国策」。国策、なんていう言葉は、他の何かではとんと聞かない言葉である。そのぐらい、「日本人が選んだ」ことにさせられたものなのかもしれない。地元メディアは転んでいき、当の朝日新聞もイエス、バット、という姿勢を徐々に強...続きを読む