朝日新聞取材班のレビュー一覧
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『国土と日本人』(大石和久)や『絶望の林業』(田中淳夫)を読んで【土地権】について気になったのに何故か手に取った『朽ちるマンション 老いる住民』(朝日新聞取材班)。
何から手に取ったらいいかわからなくてとりあえず!が私には多いのです。
後々「いろんな意味で自分のマンションに対する【見方】を変えた...続きを読むPosted by ブクログ -
戦争前からウクライナに滞在していた記者による、戦争初日から三日目にキーウを脱出するルポを読むと、外からネット経由で見るしかなかった当時の状況を内側から見ることができる。
戦争開始当初はニュースを見たり読んだりしては泣いていた。いまは慣れてしまって、毎回泣いたりはしなくなった。でも侵攻当初の記事を読み...続きを読むPosted by ブクログ -
マンションも戸建ても大変ですね。日本は1960年から1970年代が一番多い。高齢化ですべての人間関係が変化していきますから、なかなか難しい。Posted by ブクログ
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仕事柄沢山の家庭を見ているが、この本を読んで私の知っている世界はまだまだ浅いな、と思った。と同時に貧困は連鎖する、とも言われる。私も人の親、今幸いなことに恵まれた環境に身をおいているがいつ仕事を失くし身体を壊し生活保護にお世話になるかもしれない。そうなった時に一人で抱え込まずに相談できる環境を今から...続きを読むPosted by ブクログ
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19人を殺害したという行動は明らかに異常だが、その背景となった障害者への差別意識というのは、可能性として誰でも持ちうるもの、社会に確実に潜んでいるものなのではないか、という巻末まとめが本書の肝だと感じた。
生産性のみを人間存在の価値の基準とし、生産活動すなわち労働ができない重度障害者は価値が低い、...続きを読むPosted by ブクログ -
最近、テレビや新聞で「子どもと貧困」についてよく耳にするようになったが、これは、そのテーマについて新聞に掲載された記事をまとめたり、現状を示したもの。
貧困家庭の子どもの思いや、学校の先生、スクールソーシャルワーカー、子ども食堂、児童相談所等の現状や取り組みがリアルに描かれています。
でもこれは一部...続きを読むPosted by ブクログ -
日本における子どもの貧困。
両親の離婚、DV、母子家庭、貧乏など子どもではどうしようもない事態で貧困に陥る。
気になるのは情報格差。
支援を知らない、知っていても自分では受けられないと思い込む。勇気を出して支援を頼んでも役所に門前払いされる、など。
金銭支援だけでは足りない。Posted by ブクログ -
上皇陛下のビデオメッセージから、退位、令和改元に至る過程に係る朝日新聞の取材記録の集大成。
退位改元を巡りどのようなことが繰り広げられていたのかを再確認できた。特に、改元を巡る取材の舞台裏を描いたパートは、臨場感があり、非常に読み応えがあった。Posted by ブクログ -
2018年時点。
経済的にも軍事的にも大国となった中国が、経済力を背景に、人権や国内の財政状況に口出しをされたくない途上国の支持を取り付け、新たな世界秩序を生み出そうとしている姿を浮かび上がらせた。
中国国内でのルールの先進国との違いも先進国と考え方の違いの溝を深めているのではないか。
国際会議...続きを読むPosted by ブクログ -
今は過渡期ではないかと思いました。昭和な価値観は、現実の前にやがて消え去るでしょう。しかし、「こうでなければならない」「〇〇の資格がない」みたいな批評家多すぎ。自分が手を出す覚悟がないのであれば、基本的に黙っているというか、少なくとも声は小さくするべきではないかと。Posted by ブクログ
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子どもの貧困について、様々な角度から取材され、構成されています。各問題についての識者からのコメントもあり、一歩深めて学ぶためのヒントもたくさん散りばめられています。
気になっていたけれど曖昧なままにしていたことも、この本を通して確認することができました。
子どもの支援に携わる1人として、この本を読...続きを読むPosted by ブクログ -
あ。
これは読んでおかないといけない本ですね。
もう少ししたら、焚書の対象になるのではないでしょうか?
その時はどこかに隠しましょう。Posted by ブクログ -
一気に読めるような、大変引き込まれる本でした。
(読み終わってすぐ友人に貸したので正確に感想をかけません)
印象に残った点
・亡くなった方々の氏名が一切公開されず、その点で他の重大犯罪と違うということ。その背景には障碍者への根深い社会的差別があるということ。亡くなった方々の氏名が非公開である理由は、...続きを読むPosted by ブクログ -
「若者の教員離れ」というフレーズをよく目にするようになった。採用試験の倍率もかつては10倍は下らなかったが、今は1倍を切るところもあるという。その倍率の変化が、教員の仕事について多くを語っていると思う。
私も教員として20年以上勤めているが、かつては本書で窮状を述べている方々とほぼ同じ生活を送ってい...続きを読むPosted by ブクログ -
他人に不寛容な時代になり、本来、個性の範疇だったことが「障害」、さらには非正規などでも仕方ないと本人も家族も追い込まれていたと感じた。
一方で、中央大の岡嶋教授や放送大学の川島教授の提言はこれからの日本社会に必須となる観点だと感じた。過度な配慮ではなく、個性として見守り、長所が活かされる社会こそが、...続きを読むPosted by ブクログ -
本書にはさまざまな方がインタビューで出てくるがそのどれもが興味深い。いつ発達障害だと自覚したか、診断を受けたか。そしてその事実とどう向き合ったか。又は現在進行系で悩んでいるのか。特に成人して働いている方々が過去の子ども時代を振り返り、どのように過ごして周りからどう見られていたかがまさに今の自分の子ど...続きを読むPosted by ブクログ
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実例がたくさん載っていて具体的に理解しやすいです。ある程度知識のある人は聞いたことのある話ばかりかもしれません。合理的配慮については最新の情報が載っているのでためになります。ADHDは障害じゃなくて左利きみたいなもの、という言葉が印象的です。Posted by ブクログ
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私自身マンションの管理員の仕事を11年続けており、また分譲マンションの住民でもある。
この本で書かれている内容は、私自身が日頃から強く感じている事で、大変勉強になった。
いま大手の管理会社は、採算の合わない物件は契約を止めたり、契約内容を強引に変えている。
私なりに、それで良いのか疑問に思っている事...続きを読むPosted by ブクログ