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Posted by ブクログ
最近の学校の先生は忙しすぎる、という声はよく
聞きます。
確かに一昔前と比べて、保護者への対応や授業以外
にこなすべき案件は増えているのでしょう。
しかし本当の原因は給与体系にあると、この本は
主張します。
「教員給与特措法」、いわゆる「給特法」というものが
あり、残業代を支払う必要がない規定なのです。
つまり先生は「働かせ放題」なのです。
コレでは仕事が減るわけありません。
民間企業は残業代という人件費が減るからこそ、
業務効率化や無駄な仕事の削減に一生懸命です。
しかし、先生の自担や効率化なんて聞くと保護者側
は「それってサービスの低下を招くのでは?」
という懸念を抱く人もいるらしいです。
でも教育は「サービス業」ではありません。
今まで当たり前のように先生に対応してもらって
いた部活や、問題児対応などは「サービス」だった
のかもしれないです。
しかしこのような件は外部に委ねることにより、
本質である「教育」に力を入れてもらうのが本筋か
とこの本では主張されています。
「サービス」の質は下がるが、「教育」の質は上がる。
これが本来目指すべき姿なのでしょう。
国の根幹は教育にあります。国民全体が関心を示し、理解を進めるべき一冊です。
Posted by ブクログ
「若者の教員離れ」というフレーズをよく目にするようになった。採用試験の倍率もかつては10倍は下らなかったが、今は1倍を切るところもあるという。その倍率の変化が、教員の仕事について多くを語っていると思う。
私も教員として20年以上勤めているが、かつては本書で窮状を述べている方々とほぼ同じ生活を送っていた。生徒のためと思ってやっていたが、限界に近かった。
給特法の改正で教職調整額が4%から10%に上がるというニュースを見た。残業代は出さないが、数万円やるから倒れるまで働けと言われている気がする。150年もなぜ学校教育だけは進歩しないのか。教育こそが未来であると私は考える。日本の教育の遅れが、日本の貧困化につながっていると考えざるを得ない。即効性のある政策に飛びつきたくかもしれないが、先を見据えた行動の取れる権力者はいないものか。
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