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Posted by ブクログ
明仁天皇が最初に参与会議で退位の意思を示したのが2010年。天皇のビデオメッセージの発信が2016年8月。そこから慌ただしく始まった退位・改元をめぐる内幕を取材班の立場から追いかける内容。基本的には既存の知識や論点の確認だが、時系列的に整理ができるのはありがたい。
取材班は「あとがき」で、新聞記者は「歴史の記録者」だと鼻息荒く書いているが、この程度のことに取材チームを長期で組んで夜討ち朝駆けをやっているのか、と半ば驚き呆れながら読んでいた。こうしたメディアの報道のあり方こそが、空気としての天皇制を支えているのではないか。「保守派」の抵抗と安倍官邸のせめぎ合いをめぐる箇所など、心底からどうでもよいと思った。
むしろ気になったのは、山本太郎や内田樹(そしておそらく島田雅彦)ら、「天皇制リベラリスト」(?)たちの動向。彼らの政治的スタンスと天皇制の位置付けの関係については、ちょっと注意して掘り下げておく必要があるか。
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