あらすじ
「空腹に耐えかねてティッシュをかみしめる姉妹」「乳歯がすべて根だけになった男児」「頭がシラミだらけになった姉妹」──。取材班が半年以上かけて歩いた“貧困の現場”から、社会から孤立する子どもの深刻な実態を浮き彫りにし、解決の方途を探る。
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Posted by ブクログ
エピソードが含まれているため、人々がどのような貧困の状態に置かれているのかイメージしやすい。
相対的貧困は日本ではあまり目立たないため、多くの人に読んでもらいたい。
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コロナ禍前の本でやや情報が古いところもあるが、子どもを取り巻く貧困の様相は変わっていないと思う。子どもに愛情をもてなかったり、子どもが働いて得た金銭を取り上げたりするような親に対し、自己責任論を叫ぶだけでは子どもは救われない。長期的には行政の支援の拡充が、短期的には民間(周囲の大人)の助けが何より必要とされる。
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子ども食堂の中で、本当に必要な人がこれるのかが問題との記述に考えさせられた。ネグレクトの場合は食堂のことも知らないかもしれないし、困っていても、他人に気づかいされたくないため、利用する人もいないかもと。
P49 子供たちの育ちや能力、可能性を阻害する主な要素は、①不十分な衣食住、②孤立・排除、③不安感・不信感、④低い自己評価、⑤虐待・ネグレクト、⑥文化的体験・環境の欠如、⑦低学力・低学歴などが挙げられる。
Posted by ブクログ
ノンフィクションなのであっさり読めた。子供の貧困についての話。第1部の方は「Aさんちはこういう貧困でこう苦しんでる。Bさんちは…」みたいな、色んなパターンの紹介。第2部は実際の政策や取り組みについて。
印象的だったのは「飢えだけが子供の貧困ではない」という文章かな。心の余裕に繋がるような身の回りのものとか、部活に必要なものとかが充分与えられないのも貧困だよね。これは確かにと思った。私も『お腹いっぱい!栄養バランス十分!』って訳では無いがダンボールやらティッシュやら食べなきゃいけないレベルで飢えるほどではない貧乏食卓で育ったし、奨学金で私大には行ったけど、周りとの差には苦しんだからなー。
福祉や制度について親が無知であったり、助けを求められないのも問題。制度が充実してても当事者に届かなければ意味が無いし、それを知ってても使わなかったら意味が無い。大人の貧困はある程度自己責任だと思うけど、子供を巻き込まないであげて欲しいよね…。少しでも子供の未来が明るいといいけどな…。
Posted by ブクログ
非正規雇用が増えたり、離婚等でシングルマザーになったり、と様々な要因はあるのでしょうけれど、出生率も下がっているのに、子どもの貧困率はあがっているって…。
昼も夜も働いて子育てもしてって頑張っているママが、ギリギリ食べるか食べないかの生活しか出来ないって、何とかかならないのかなぁ、制度的に。困ったら即、生活保護、というような短絡的なことではなく、段階的な支援があったら良いのに、と思います。
そんな中でも人との関わりで救われた子どもたちもいる、周りにサポートしてくれる人がいるだけで踏みとどまれる子どもがいる、というのに、救われる思いがしました。周囲に関心をもって、孤立している親子を気にかけるだけでも、何か変わっていくのかもしれません。