朝日新聞取材班のレビュー一覧

  • 発達「障害」でなくなる日

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    前半部分の当事者の話はかなり当事者の主観に寄った印象を受け、相手側の状況も同時に書くと印象が大きく変わるんではないかと言う印象を受けた。後半部分は若年者中心の話で、障害を持ちながら社会とどうやって順応していくかと言う話が主体で自身の参考になった。合理的配慮に関しては、雇用者側が負担を感じない範囲での配慮が必要との事だったが、人によってその度合いは異なるため、解釈が非常に難しいと感じた。また、第三者から見ると特別に優遇を受けていると捉えられかねないため、どのように社会が受容できるような仕組みを作るかがイメージできなかった。日本以外での国の事例などを紹介してくれると嬉しかった。また、当事者の話が多

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    2023年11月29日
  • 朽ちるマンション 老いる住民

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    朝日新聞デジタルのマンション管理をめぐる連載。
    マンション管理の専門家やマンションの住人、元住人への取材をまとめています。
    マンションは戸建てと違って庭木の手入れや外壁・屋根の補修の手間がないのがいいところと思っていましたが、そんなことはなく、むしろほかの住人と話し合うという段階を踏んでから行うため、どっちもどっちだな…と思い知りました。
    マンションに住むなら、自分のマンションの資産価値を高めたいはずなので、その目標に向かって管理組合がひとつになるのが理想だと思います。
    管理組合自体を外注する動きもあるようなので、マンションの管理を人任せにすることの危険さに、より多くの人が気づかなければならな

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    2023年09月08日
  • 分極社会アメリカ 2020年米国大統領選を追って

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    大統領選を含めて、トランプからバイデンへと大統領が変わる状況を描いている。
    分極の軸はいくつもある
     共和党と民主党
     都市と農村
     白人と、黒人、ヒスパニック
     移民と、アメリカ国民
    2極に分かれていること自体が問題ではなく、これまで2つの極をむすびつけてきた様々な接点が失われていくことが問題である
    朝日新聞の記者が、テーマごとに記事を書いたものをまとめたものである。

    気になったのは、以下です。

    ・経済政策一つとっても都市と農村で、人々は違う捉え方をする
    ・ドル紙幣に書いてある「我々は神を信じる」の言葉が「宗教的だ」として批判が起こり、「メリークリスマス」のかわりに、「ハッピーホリデーズ

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    2023年08月07日
  • 相模原障害者殺傷事件

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    先ずは、このような形で、記録を手にとって読めるようにしてくれたことに敬意を表したい。
    しかし、同時に読めば読むほど、この事件がなぜ起きたのか、植松死刑囚という人物がどのように形成されていったのか、疑問だけが残った。
    気になるのは、両親の存在。
    柳田邦夫氏が「いのち」は生物学的な面だけではなく、『つながるいのち』という視点が重要だ、と言っていたのが印象的だった。この事件は『いのち」の意味について私たちに問うている。

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    2023年07月25日
  • 相模原障害者殺傷事件

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    沢山の取材を重ねてこの本を作ってくれた人たちには星5なんだけど、あまりにも犯人の動機に同情できなかった……。
    犯人の家庭環境や幼少期のトラウマのようなものが、歪んだ思想を生み出してしまったと思っていたんだけど、そのような影響を感じられないのがめちゃくちゃ怖かった。犯人は自身の信じる「かっこよさ」に捉われていきすぎた優生思想になっていると
    感じたが、この思想は何をきっかけに生じたものなのだろうか…。
    こういう本を読んでいると、育ってきた環境があまりにも辛くて犯人に同情してしまう部分もあるのだが(もちろん犯罪はだめだけど)、ここまで犯人に感情移入できなかったのは初めて。
    被害者遺族への取材部分は読

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    2023年07月13日
  • 負動産時代 マイナス価格となる家と土地

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    古くなって使い道のなくなってきた不動産への対応の話
    今後どんどん増えていくだろうなと。人が増えて土地を必要とするのを前提とした制度になっている。放棄に関して整備が必要だなと

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    2023年01月09日
  • 妄信 相模原障害者殺傷事件

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    相模原障害者殺傷事件について、朝日新聞記事をまとめるなどしたもの。
    この手の本は普段全く読まないけど、カッコーの巣の上でを見て、優生思想や尊厳死、人間らしく生きるということ等、諸々考えてみたくて手に取った。

    誰もが弱者になりえること
    共生する社会を目指す
    障害児を家族に持つ方の思い
    介護福祉職員の激務と、それに伴う抗い難い負の感情
    特に最首さんの『一定の地獄』という表現が重たかった。

    難しく考えると難しくなるけど、
    結局、生きたいと思う権利を誰も侵害してはならず、
    その人らしく生きることを、他人が強制することなく、思いやれれば良いんだろうなと。

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    2021年10月01日
  • 自壊する官邸 「一強」の落とし穴

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    「官邸主導」「強い官邸」が実は民主党政権下で実現された仕組みだったにもかかわらず、政権交代後の自民党・安倍政権でそれが効果的に機能し、はからずも長期政権化に資することになったという見方を知れたのが収穫だった。
    これを読むと55年体制は本当に過去のものになったんだなぁという感慨と、もしかすると日本政治にとっては政権交代が政治家をダメにする要因だったのかも知れないという感想を持ってしまって、身も蓋もない気分……

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    2021年09月13日
  • 自壊する官邸 「一強」の落とし穴

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    朝日新聞で連載されていた気がするが、全部を読んではいなかったので、書籍化されたものを読んでみた。
    第二次安倍政権に対する評価は色々あろうが、この間、全般的には、経済成長が続き株価も上がり、何となくこれでいいのではないかという気分があった。他方、官邸官僚の跋扈、政治と行政、もっと言えば、官邸と省庁との力関係が一方的になり、官邸の意向を気にするヒラメ役人が増えたし、そういう人が出世するようになったようにも見える。かつての族議員が跋扈し政官財のトライアングルが力を持った時代が良かったかと言えば疑問だが、官邸一強の歪みが出てきており、それが現在の閉塞感につながっているような気がしてならない。

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    2021年08月09日
  • 分極社会アメリカ 2020年米国大統領選を追って

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    1.この本を一言で表すと?

    大統領選挙がもたらしたアメリカ社会の分断を市民レベルで取材してまとめた本。



    2.よかった点を3~5つ

    ・交錯する分極線(p167)

    →人種とか年齢、職業など画一的な分け方では語れない複雑な分極社会があると理解した。



    ・政治化するコロナ対策(p76)

    →コロナ対策が政治化するのはどこの国も同じだということだと思う。



    ・メディアが家族を切り裂いた(p256)

    →FOXの影響力は知らなかったので面白い話と感じた。



    2.参考にならなかった所(つっこみ所)

    ・バイデンの親族の疑惑に関する記述がほとんどなかった。

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    2021年05月22日
  • 相模原障害者殺傷事件

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    ある種のマキャベリストか何かだろうかと感じた。私自身も障がい者なので、たしかに世の中のお荷物だと思う瞬間は多々ある。社会福祉に使う予算を考えれば、私は金食い虫の部類だとも。

    人間の倫理が問われる一冊でした。果たして私はどちら側に属しているのか気になりました。

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    2021年02月21日
  • 相模原障害者殺傷事件

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    他の大量殺人者などは、家族との関係などが語られるが、家族の話題が全くといっていいほど出てこないのが奇妙だった。自分が思う「カッコよさ」にこだわる被告。ただ単に「自分に都合がいいことだけを見ている人」にしか見えなかった。そしてそれは、大なり小なり誰しも持つものだとも思った。

    そして「日本は大麻合法だっけ?」と思うくらい、大麻が当たり前に語られていたのが驚いた。友達も恋人も親も、なぜ通報しなかったのかしら? 大麻が被告の優生思想をブーストさせていた、と思うのだけど…。

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    2021年02月10日
  • 相模原障害者殺傷事件

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    結局事件の本質に近づけなかった裁判。遺族のやりきれない思いは悔やまれて仕方ないが、施設は事件に負けず、建て替えて再起を図るとのこと。それを知って心静かに応援したい。

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    2020年11月28日
  • 負動産時代 マイナス価格となる家と土地

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    負の資産になる不動産についての話。

    昨今の首都圏の地価の下落の話かと思いきや、過去のリゾート地や地方の話がメインだった。

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    2020年11月22日
  • 妄信 相模原障害者殺傷事件

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    妄信とは恐らく、「身勝手な思い込み」から事件を起こした植松容疑者の事であると思うが…

    もっと深読みしてもいい一冊なのではないかとも思う。何故なら、被害者の遺族は被害者の実名を明かしていないから。この本の半分以上は、近しい所に障害者が居り、彼らがハンデに負けず力強く生を謳歌している様を描き、そしてそれを見守る人たちがこの事件について軒並みただただ「痛ましい」という感想を述べていく構成である。ハンデがあろうとこんなにも直向きに生きる姿が愛おしい。
    そう思うならなぜ実名で悼み、弔わなかったのか。
    生まれてきたことも施設に預けたことも、この残酷な事件の被害者として生を終えたことも、何一つ人として認め

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    2020年08月21日
  • 相模原障害者殺傷事件

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     その事件は2016年7月26日未明に一人の青年が、津久井やまゆり園に刃物等を所持し侵入して、死亡者19名、重軽傷者26名もの戦後最多の殺傷事件を犯した。青年は、元施設職員の植松聖(30)という。同日午前三時過ぎ、津久井警察に自首し逮捕された。
     彼は小学生の頃、一学年下に一人ずつ知的障害者がおり、低学年の時には作文に「障害者はいらない」と記述していた。
    大学の3・4年生ごろ刺青を入れ大麻など薬物を乱用するようになった。
     2016年2月16日、襲撃を示唆する手紙を当時の衆議院議長公邸に提出した。事を重く見た当議長は警察に通報し、身柄を拘束され措置入院をすることになった。
     手紙には何を書かれ

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    2020年08月16日
  • 相模原障害者殺傷事件

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     朝日新聞取材班による被告への取材、裁判での証言、判決までを追ったルポ。このような事件についての書物は、被告の生い立ちの問題などを丁寧に取材するイメージで読み始めたのだが、実際には同じ内容の反復で被告のイメージはどこまでも空虚。事件後、判決を経て最後の接見を行うまでを見ても、どこまでも被告の主張は首尾一貫している。「かっこいい」ことが全てで、今の自分にできる、世の中を良くするための最善の手段が障害者を安楽死させることであると盲信する姿に、もちろん共感はしないし身勝手な印象を持つが、これこそ「悪の凡庸」の典型にも思える。
     人物像も事件の動機も、どうにも薄っぺらく凡庸である印象しか持てない。過去

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    2020年07月27日
  • 相模原障害者殺傷事件

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    人間を人間を見なさない、そんな出来事や事件は数多あって。
    けれど、この事件では「自分がそれをしなければならない」いわば正義の代弁者的理由で、多くの人を殺したという点で気になっていた。

    彼の言う「幸せな社会」とは、何を指していたのか、結局最後まで分からなかった気がする。

    始終、「迷惑をかける」ことに敏感だったようだから、誰かが誰かに苦労を強いない、そんな社会を幸せだと言いたかったのだろうか。
    そして、果たして、そうだろうか。

    周りと「言葉が通じなく」なったと書いているけれど、強固な世界観に閉じ、誰の言葉も耳を傾けようとしない彼もまた、彼自身が忌み嫌う意思疎通の出来ない存在に近い、何かだとは

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    2020年07月23日
  • 相模原障害者殺傷事件

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    朝日新聞取材班『相模原障害者殺傷事件』朝日文庫。

    2016年に相模原市の障害者施設で起きた死傷者45人の大量殺傷事件の犯人の生い立ちと裁判の過程に迫ったノンフィクション。期待を裏切る平凡な作品だった。

    大学を出て、教員免許まで取得している普通の青年が一体何故凶悪犯罪に突っ走ったのか……朝日新聞の取材班が犯人との直接インタビューや多くの知人や関係者への取材、識者の声などで犯人の真実に迫ろうとあがいているだけで、何も見えて来ない。

    本体価格760円
    ★★★

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    2020年07月12日
  • チャイナスタンダード 世界を席巻する中国式

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    ネタバレ

    トランプはこんな資料を読んで、覇権争いをすると決めたんだろうなぁ。。と再認識
    一帯一路、情報統制、石炭火力の輸出、環境問題は途上国扱い、借金漬けで中国丸儲けのインフラ支援、、、スゴい!

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    2019年09月03日