朝日新聞取材班のレビュー一覧
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ノンフィクションなのであっさり読めた。子供の貧困についての話。第1部の方は「Aさんちはこういう貧困でこう苦しんでる。Bさんちは…」みたいな、色んなパターンの紹介。第2部は実際の政策や取り組みについて。
印象的だったのは「飢えだけが子供の貧困ではない」という文章かな。心の余裕に繋がるような身の回りのものとか、部活に必要なものとかが充分与えられないのも貧困だよね。これは確かにと思った。私も『お腹いっぱい!栄養バランス十分!』って訳では無いがダンボールやらティッシュやら食べなきゃいけないレベルで飢えるほどではない貧乏食卓で育ったし、奨学金で私大には行ったけど、周りとの差には苦しんだからなー。
福祉や -
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前半部分の当事者の話はかなり当事者の主観に寄った印象を受け、相手側の状況も同時に書くと印象が大きく変わるんではないかと言う印象を受けた。後半部分は若年者中心の話で、障害を持ちながら社会とどうやって順応していくかと言う話が主体で自身の参考になった。合理的配慮に関しては、雇用者側が負担を感じない範囲での配慮が必要との事だったが、人によってその度合いは異なるため、解釈が非常に難しいと感じた。また、第三者から見ると特別に優遇を受けていると捉えられかねないため、どのように社会が受容できるような仕組みを作るかがイメージできなかった。日本以外での国の事例などを紹介してくれると嬉しかった。また、当事者の話が多
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朝日新聞デジタルのマンション管理をめぐる連載。
マンション管理の専門家やマンションの住人、元住人への取材をまとめています。
マンションは戸建てと違って庭木の手入れや外壁・屋根の補修の手間がないのがいいところと思っていましたが、そんなことはなく、むしろほかの住人と話し合うという段階を踏んでから行うため、どっちもどっちだな…と思い知りました。
マンションに住むなら、自分のマンションの資産価値を高めたいはずなので、その目標に向かって管理組合がひとつになるのが理想だと思います。
管理組合自体を外注する動きもあるようなので、マンションの管理を人任せにすることの危険さに、より多くの人が気づかなければならな -
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大統領選を含めて、トランプからバイデンへと大統領が変わる状況を描いている。
分極の軸はいくつもある
共和党と民主党
都市と農村
白人と、黒人、ヒスパニック
移民と、アメリカ国民
2極に分かれていること自体が問題ではなく、これまで2つの極をむすびつけてきた様々な接点が失われていくことが問題である
朝日新聞の記者が、テーマごとに記事を書いたものをまとめたものである。
気になったのは、以下です。
・経済政策一つとっても都市と農村で、人々は違う捉え方をする
・ドル紙幣に書いてある「我々は神を信じる」の言葉が「宗教的だ」として批判が起こり、「メリークリスマス」のかわりに、「ハッピーホリデーズ -
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沢山の取材を重ねてこの本を作ってくれた人たちには星5なんだけど、あまりにも犯人の動機に同情できなかった……。
犯人の家庭環境や幼少期のトラウマのようなものが、歪んだ思想を生み出してしまったと思っていたんだけど、そのような影響を感じられないのがめちゃくちゃ怖かった。犯人は自身の信じる「かっこよさ」に捉われていきすぎた優生思想になっていると
感じたが、この思想は何をきっかけに生じたものなのだろうか…。
こういう本を読んでいると、育ってきた環境があまりにも辛くて犯人に同情してしまう部分もあるのだが(もちろん犯罪はだめだけど)、ここまで犯人に感情移入できなかったのは初めて。
被害者遺族への取材部分は読 -
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相模原障害者殺傷事件について、朝日新聞記事をまとめるなどしたもの。
この手の本は普段全く読まないけど、カッコーの巣の上でを見て、優生思想や尊厳死、人間らしく生きるということ等、諸々考えてみたくて手に取った。
誰もが弱者になりえること
共生する社会を目指す
障害児を家族に持つ方の思い
介護福祉職員の激務と、それに伴う抗い難い負の感情
特に最首さんの『一定の地獄』という表現が重たかった。
難しく考えると難しくなるけど、
結局、生きたいと思う権利を誰も侵害してはならず、
その人らしく生きることを、他人が強制することなく、思いやれれば良いんだろうなと。 -
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朝日新聞で連載されていた気がするが、全部を読んではいなかったので、書籍化されたものを読んでみた。
第二次安倍政権に対する評価は色々あろうが、この間、全般的には、経済成長が続き株価も上がり、何となくこれでいいのではないかという気分があった。他方、官邸官僚の跋扈、政治と行政、もっと言えば、官邸と省庁との力関係が一方的になり、官邸の意向を気にするヒラメ役人が増えたし、そういう人が出世するようになったようにも見える。かつての族議員が跋扈し政官財のトライアングルが力を持った時代が良かったかと言えば疑問だが、官邸一強の歪みが出てきており、それが現在の閉塞感につながっているような気がしてならない。 -
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妄信とは恐らく、「身勝手な思い込み」から事件を起こした植松容疑者の事であると思うが…
もっと深読みしてもいい一冊なのではないかとも思う。何故なら、被害者の遺族は被害者の実名を明かしていないから。この本の半分以上は、近しい所に障害者が居り、彼らがハンデに負けず力強く生を謳歌している様を描き、そしてそれを見守る人たちがこの事件について軒並みただただ「痛ましい」という感想を述べていく構成である。ハンデがあろうとこんなにも直向きに生きる姿が愛おしい。
そう思うならなぜ実名で悼み、弔わなかったのか。
生まれてきたことも施設に預けたことも、この残酷な事件の被害者として生を終えたことも、何一つ人として認め -
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その事件は2016年7月26日未明に一人の青年が、津久井やまゆり園に刃物等を所持し侵入して、死亡者19名、重軽傷者26名もの戦後最多の殺傷事件を犯した。青年は、元施設職員の植松聖(30)という。同日午前三時過ぎ、津久井警察に自首し逮捕された。
彼は小学生の頃、一学年下に一人ずつ知的障害者がおり、低学年の時には作文に「障害者はいらない」と記述していた。
大学の3・4年生ごろ刺青を入れ大麻など薬物を乱用するようになった。
2016年2月16日、襲撃を示唆する手紙を当時の衆議院議長公邸に提出した。事を重く見た当議長は警察に通報し、身柄を拘束され措置入院をすることになった。
手紙には何を書かれ