あらすじ
スマホ決済、AIでのセキュリティー、ゲノム編集医療等、中国発イノベーションが世界を騒がせている。覇権を争う米中の図式はなぜ冷戦と異なるのか。南米・アフリカなど各地の取材で見えてくる、一帯一路で広がる中国パワーの現在。
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Posted by ブクログ
2018年時点。
経済的にも軍事的にも大国となった中国が、経済力を背景に、人権や国内の財政状況に口出しをされたくない途上国の支持を取り付け、新たな世界秩序を生み出そうとしている姿を浮かび上がらせた。
中国国内でのルールの先進国との違いも先進国と考え方の違いの溝を深めているのではないか。
国際会議で支援を受けた途上国が中国批判に口をつぐむことも。途上国のみならず、イタリアなども多額の開発費を得た。多くの支持を取り付け、海洋やサイバーなど覇権を握ろうとしている。民主主義さえも今後どうなることやら。
一方で、中国の融資は利息が高く、国内企業を使うため、債務に苦しみ、国民の不満が高まるなど、綻びも見え始めた。気候変動や貿易の枠組みでは自らを途上国と強調するしたたかな一面も。
米国がトランプ政権を生み出して弱体化する一方、拡大を続ける中国とどう向き合うか、世界はどうなるのか考えさせられた。
Posted by ブクログ
トランプはこんな資料を読んで、覇権争いをすると決めたんだろうなぁ。。と再認識
一帯一路、情報統制、石炭火力の輸出、環境問題は途上国扱い、借金漬けで中国丸儲けのインフラ支援、、、スゴい!