清田隆之のレビュー一覧
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恋愛相談を中心とする桃山商事で活動する著者清田隆之さんが、コロナ禍の3年間の生活を中心にしたジェンダーに関するモヤモヤを綴ります。また、過去の恋愛経験等をふり返り赤裸々に告白し、ジェンダー課題を学んだからこそ振り返り、内省するエッセーです。
第1章では、「男」について考え抜き。第2章では、コロナ禍と双子育児と生活の限界。第3章では、ルッキズムの呪縛とエンタメによる癒やし。第4章では、心を開いて、清田くんでは、暴力とコミュニケーションが紙一重の領域で傷つく男性たちを、自信の苦しみと重ねて表現します。おしゃべりを通じて言語化していくなかで、ジェンダー問題を可視化し、日本国憲法の個の尊厳の重要性 -
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大学入学に関して、ドキドキよりも不安が大きいタイプの人にはぜひオススメしたい1冊。
いきなりたくさんの知らない人に囲まれ、なんなら知らない土地でイチからスタートする人も多い、大学1年生。
友だちできるかなぁ、サークルなに入ろう、履修ってなんだーーー!!!
という人が、大学生活の予習をするにはもってこい。
そんな具体的な不安解消で始まったかと思えば、全編通して見ると、「大学時代に、自分という人間と向き合うこと」の大事さを伝えてくれる本でもある。
1年生でなくても、大学時代にモヤモヤ悩んでいる人には、たくさんのヒントがあるかも。
その「モヤモヤ悩む」のも、大学生の特権。
紹介されている本や映画、マ -
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『よかれと思ってやったのに――男たちの「失敗学」入門』を読んだ。読みたいなーと思っていたのにずっと読めていなかった。そういう本がたくさんある。
読みたい本を同時に読めるだけの自分の分身がほしいと思う頻度が高くなっている。
実際に出会ってやりとりをしたことがある男性、SNSなどネット見る男性の言動を見ていて「な、なぜ…!?」となることも多いので、なぜそういった行動になるのかそれらに行き着く思考回路ってどうなっているのかに興味があった。
読んでみると「それな!」「マジでそれ」「そうなんよ…」のオンパレードである。
この本はどんな本なのかというと『はじめに』のところで以下のように書いている。
”本 -
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前作の「さよなら俺たち」から2年、桃山商事として、女性のみならず男性の悩みにも寄り添い、10人の男性の生き方、生きづらさ、悩み、性癖などを紹介し、正論はかざさず、答えは読者に委ねる著者の優しさが染みる。本書の紹介される男性たちは、医療専門職から見れば、アダルトチルドレン、愛着障害、セックス依存、DVなど、様々な症状となるのかもしれない。事実、自ら医療専門職にアクセスしたことで自己認知つながった男性も紹介される。なかなか自分の悩みを言語化して自認することが難しい男性の一方で、「素直な言語化は気持ちいい」と表現できる男性も。男性として下駄を履かされて生きてきた男性性をふり返り、多様な生き方を模索す
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〈「キラキラ大学生」を目指していない系大学生のための手引〉
大学の新入生専門のマニュアル。
と言っても堅苦しくなく、あれをしろ!こうしろ!と指示しているわけでもなく、2人の著者自身の大学時代の黒歴史を晒しながら、大学ではこんなところに気をつけてねとエッセイ風に指南してくれます。
著者はお二人。
一人はトミヤマユキコさん。日本の文学研究者、ライターさんです。専門は少女マンガ、日本近現代文学。早稲田大学で助教を務めた後、現在は山形の東北芸術工科大学芸術学部文芸学科で講師をされています。著書に『少女マンガのブサイク女子考』などがあり、少女漫画を中心に研究されていますが、最初の著書は「パンケーキ」に -
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【年代を問わず、生きづらいと感じている男性に読んでほしい】
以前、西井開さんが書いた『「非モテ」からはじめる男性学」を読んだときに、本書の著者清田隆之さんの著書が引かれており、興味をもった。
マジョリティ男性の語りに耳を傾けてみることで、「一般男性」の存在、実像、内実を考えていこうというのが、本書のテーマだと感じた。
読んでみて、「自己開示」って何のかなって考えた。
本書の中に、心療内科に通う男性の話が出てくる。そこで彼は「意識的に自分語りをすることの大切さ」を語る。
この話は、僕の中でもストンと落ちた。
小説や映画では登場人物が、赤裸々に自分の生い立ちや悩みを打ち明ける場面がある。そ -
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著者が男子高生だった時代に「世間からまったく興味を持たれていないことを痛感し、自分はあまり価値のない人間なのだろうという感覚」を持ち、「内面には興味を持ってもらえなかった一方、結果や実績、役割や能力といったもの(=doing)で人間を計られている感覚」だった
→「そんな中で、自他のbeingに関する観察眼や言語化能力が育たず、知らぬ間に「気づかない男たち」になってしまっていたのではないか」
という視点が、男の人でないとなかなか気づけないもので、なるほど感じた。
「doingにしか興味を持たれないし、自分も他者のdoingにしか興味を持てない」男性を作り出さないためには、恋人や家族など近しい人 -
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女性が疑問に思う(苛立ちや不満)男性の代表的リアクションを集めた本。男女の認識の齟齬を解消することを目的としている。ジェンダー観のアップデートという側面もあり、内省するのにも役に立つ。
男たちの「失敗学」とは、男性の具体的な行動、行為、態度、発言が女性から見て疑問や問題に感じるものを指す。例えば、女性が男性に対して「話を聞いていない」と感じる事例である。これが問題となるのは、男性側としては相手の話に耳を傾け、会話ができていると思っていても、女性側から見れば、不要なアドバイスを送られたり、励ましてほしいだけなのになぜか説教の話になったりという出来事である。これらの原因は、男女の「話を聞く」の