清田隆之のレビュー一覧

  • おしゃべりから始める私たちのジェンダー入門

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    本を読んでいてわからない事がでてきてまた本を買う
    本を読んでいてもっと知りたくなりさらに本を買う
    本に載っていた本に興味が湧いてしまいその本を買う
    本を読むより買うスピードの方が早くなり絶望する
    それなのにまた本を買ってしまう、なんて幸せなんだ

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    2023年10月19日
  • おしゃべりから始める私たちのジェンダー入門

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    男性視点・父親視点でのジェンダーにまつわるもやもやコラム。
    まだまだ社会は変わらなそうだから、すこしずつお茶会が広まってほしい。

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    2023年10月02日
  • よかれと思ってやったのに 男たちの「失敗学」入門

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    女性から見る男性あるあるとその考察をまとめた本です。男性からすると「確かにその通りだな」と納得感もある一方、無自覚な点もあり興味深く読む事ができました。男性の行動が理解出来ないと悩む女性、なぜか嫌われたり怒られたりする男性、双方におすすめの本です。

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    2023年10月02日
  • どうして男はそうなんだろうか会議 ──いろいろ語り合って見えてきた「これからの男」のこと

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    この本を読もうと思いそうな男の人が周りに見当たらない。笑
    自分は女だから、そうなのか〜とよく分からない部分もあったけど、兎に角突き詰めまくっていてよかった。何よりこの本を読んで良かったのは、ケアとかサポートが資本主義の中だと軽んじられてしまう(=生産的でないとされる)ことへの反論の箇所を読めたこと。同じ考え方で、私よりクリアにそのことを書き表してくれている人の表現を見てスッキリ。激しく同意です。

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    2023年08月17日
  • 自慢話でも武勇伝でもない「一般男性」の話から見えた生きづらさと男らしさのこと

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    10人の市井に生きる男性たちのインタビュー。当たり前だが同じような人生などなくそれぞれ面白い。捉え方は筆者の意図と違うだろうけど個人的には現代社会人男性列伝ともいうべき楽しさがある。特に女性関係が派手な方の話は不謹慎ながら面白かった。もっともインタビューに応じるだけあって問題や悩みはあっても社会的には成功もしくは上手く順応している方々であるので響かない人もいるかもしれない。

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    2023年07月30日
  • どうして男はそうなんだろうか会議 ──いろいろ語り合って見えてきた「これからの男」のこと

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    自分は男性だが、男性とのコミュニケーションのときにホモソーシャル的なやり取りにうんざりすることが多いと感じていた。だが、同時に自分のなかに時折マチズモめいたものが頭をもたげる瞬間も感じるときもある。

    以前読んだグレイソン・ペリーの『男らしさの終焉』を読んだときは自分ごとに感じつつも著者がイギリス人で、これは自分も同意するなと思う部分もあれば、これは日本では感じないかも、という部分があって、日本人男性向けの”(有害な)男らしさ” についての本があったらなー、なんて思っていた。
    本著はまさにその日本人の男性向けに男性視点から書かれた著作(聞き手は女性である)で、自分もよく見たり聞いたり、体験する

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    2023年05月17日
  • どうして男はそうなんだろうか会議 ──いろいろ語り合って見えてきた「これからの男」のこと

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    ・自分の感情や体験を言語化することに慣れていない男性が多い
    ・そもそも男性同士の友人間コミュニケーションでも自分に関することの話は少ない。いじる/いじられる、片方が優位に立つコミュニケーションが多い
    ・加害は日常と地続き。暴力というほどではないが抑圧され支配されていた日常の経験から地続きにある。自分が抑圧される側だったときは嫌だと感じているはずなのに再生産してしまう
    ・ケアは(資本主義からみて)生産的ではない、というのは間違い。人間という資本のケアであり究極的に生産的と言い切ってくれるのは気持ちよかった。その通りと感じた。
    ・非モテ=未達感。本来は女と付き合って一人前、仕事して一人前、という理

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    2023年05月03日
  • どうして男はそうなんだろうか会議 ──いろいろ語り合って見えてきた「これからの男」のこと

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    この本を読む前にたまたま、セジウィックの「男同志の絆イギリス文学と~」という本を上野千鶴子さんがTVで取り上げているのをたまたま見ていた。その番組で作られた社会のシステムのようなものを取り上げていて、なるほど、と思って見ていたのだが、全部読まなくてもセジウィックが書いた男社会の仕組みのようなものを、知っておくのは良いことだと思った。
     その上で、この本を読むと、問題の根深さは相当に深刻である。というのも、これでは、人と人との結びつきのきっかけのなかにそもそも問題があって、それを意識できるかできないかが影響するからだ。社会そのものの作りは、空気のように透明で、そうと思わなければ意識できない。意識

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    2023年02月16日
  • どうして男はそうなんだろうか会議 ──いろいろ語り合って見えてきた「これからの男」のこと

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    男性がおかれている社会構造の中での優位性、生きづらさがディープな議論で紐解かれていき、日頃あちこちで目にする何気ない女性蔑視へのモヤモヤが少し晴れる。女性に偏りがちだった「ケア」を男性同士の間にも広めていくこと、おかしいと思うことをおかしいと男女ともに発信できるようになること。この2つの方向性が、ジェンダーギャップを埋めていくヒントになりそうと思った。

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    2022年11月13日
  • どうして男はそうなんだろうか会議 ──いろいろ語り合って見えてきた「これからの男」のこと

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    男性性や男性社会について全6種の対談から文字通り会議して考える一冊。中高男子校、大学は理工学部でサークルも男社会、職業はITエンジニアとホモソーシャルどっぷりで生きてきた自分には納得できる部分も「ん?それは違うのでは?」と思う部分も。男性の加害者性と被害者性を考えるきっかけには間違いなくなる。唯一無二の正解がある問いではないと思うので、じっくり考えながら再び読みたい。

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    2022年10月10日
  • 自慢話でも武勇伝でもない「一般男性」の話から見えた生きづらさと男らしさのこと

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    一般男性10人が自分のことを語る本。

    正直こういう本はあまり見ないよね
    って言うか、
    需要があまりないよね、と。

    健常者で異性愛者でシスジェンダーな男性は、それだけでマジョリティ。
    マジョリティの話なんか聞いても、面白くもなんともない。

    …ふつう、そうでしょ?
    しかし、
    この本はとてもおもしろいかった。

    それぞれの人生におけるサラリーマン生活、コミュニケーション、処女信仰、ED、マッチングアプリ、不妊治療、DV、シングルファザー、マウンティングやマンスプレイニングなどについて淡々と語る。
    みんな、生きづらさを抱えていて、その生きづらさの根幹は多様なようでいて、実は同じもののような気がし

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    2022年09月25日
  • 自慢話でも武勇伝でもない「一般男性」の話から見えた生きづらさと男らしさのこと

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    一般男性の自分語りのエピソードをまとめた本
    「成果」を残すことにこだわる生き方を感じ取ることができる
    同じ人間でありながら、男女の関係性の構築の在り方は大きく異なることを理解できた
    資本主義社会下で自分が幸せだと思う生き方を知ること、実現することの難しさを感じた

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    2022年08月10日
  • 自慢話でも武勇伝でもない「一般男性」の話から見えた生きづらさと男らしさのこと

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    桃山商事、懐かしい~!という思いで読み始めたのだけど、なかなか斬新な切り口・題材だったので読み終わったときは何とも言えない気持ちになった。
    男性が、今までの人生やターニングポイント(よいものも悪いものも)となったエピソードを話していくもの。

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    2022年07月01日
  • よかれと思ってやったのに

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    ネタバレ

    女性の男性との恋愛に関するの悩みや不満をアンケートする団体のメンバーが、あるあるな内容を取り上げ意見を述べていく構成となっている。冒頭には著者自身の自戒の言葉も添えられており、その思いに激しく同意する自分もいるというテンドンを続けながら興味深く読み進めていけた。

    目下悩んでいるからか「話し合いできない男たち」の単元が自分のことを言い当てられているようで、身が引き締まる思いだった。
    話し合うは双方向であることが大原則、お互いの意見を交換するところに話し合いの本質がある。切り出すのが常に女性側だったり、自分の意見を述べなかったりというのはこの原則から外れる。
    「責められている」と感じる傾向がある

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    2022年05月22日
  • さよなら、俺たち

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    声を出して笑ってしまう部分がいくつもあった。筆致も読みやすい。男性全員に読んでもらってどんな感想が出るかを聞きたい。

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    2022年04月28日
  • 自慢話でも武勇伝でもない「一般男性」の話から見えた生きづらさと男らしさのこと

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    タイトルの「一般男性の話」にひかれて手に取りましたが、目次の最後に小さく
    「発言の一部に暴力的、性差別的な表現があるため、フラッシュバックなどの可能性がある方はくれぐれもお気をつけ下さい。」
    とあったので、少し構えつつ読みました。

    フラッシュバックこそなかったものの、パートによっては読み終わって気持ち悪さというか、怒りとも嘆きともつかない何とも言い難いザラッとした嫌な気持ちになりました。
    一見、これまでの行いを省みてこの先の軌道修正をはかろうとしているようにとれるインタビューも「これ、根本的にはそう思ってないんじゃない?」と行間から勝手に感じてしまったりしたのは、私がどこか穿った姿勢で読んで

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    2022年03月19日
  • 自慢話でも武勇伝でもない「一般男性」の話から見えた生きづらさと男らしさのこと

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    10人の「一般男性」の人生や内面についての「自分語り」を集成。「男性性」というテーマが通底している。
    「ちょっと「男性性」という視点での解釈が先走っていて、これは本当に男性特有の話なのだろうかと思うところもあったが、「男性性」について考えるよいとっかかりとなる本だと思う。
    「男性性」というテーマはさておいても、ほぼ同世代の10人の語りはそれぞれ興味深いものだった。他山の石というか、自分を見つめ直す糧となった。

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    2022年03月09日
  • 自慢話でも武勇伝でもない「一般男性」の話から見えた生きづらさと男らしさのこと

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    「一般男性」へのインタビュー取材を通して男性性(男らしさ)の正体を解き明かそうとした一冊。もちろんトキシック・マスキュリニティ、ホモソーシャル、マチズモといったテーマは決して平易な問題ではないため本書で気持ちいい一発回答を得られるわけではない。それでも多種多様な人選の自分史を読む中で正直全く共感・理解できない人もいれば「ここは自分と重なるな」という人もいる。あなたの抱えるモヤモヤを、同じ悩みを抱える他の誰かが上手く言語化してくれているかもしれない。本書を読んで少し救われる人はきっと多いはず。

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    2022年03月05日
  • 自慢話でも武勇伝でもない「一般男性」の話から見えた生きづらさと男らしさのこと

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    清田さんの最新刊、一般男性10人の自分語りを収録。
    正直言って、全然共感できない語りばかりで気分悪くなってしまいました笑。常々男性の不可解行動に悩まされてきたけど、本人の口から解説されても、
    なるほどわからん、っていうのが分かった、笑

    出てくる人みんな、悩みや失敗を語ってても、根底に「自分大好き&自分は一番」っていう謎の自信が透けて見えて、それが気持ち悪い原因だなと。
    いや、自分語りなんだからある程度しょうがないのはわかってる。でもあまりにも他者が軽視されてるっていう印象が、どの語りからもするのが不思議よね。彼女や妻や上司や友達の話が出てきても、なんか薄っぺらいんですよ描写が。
    デフ

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    2022年02月06日
  • よかれと思ってやったのに

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    分類が難しい……。
    女性が男性に思う、「何で男ってこうなの!?」の疑問に答える本。

    出てくるエピソードが、あるあるのオンパレードである。

    一般的に男性の方が自分の感情の言語化が苦手で、あまり内省的な考え方をしない傾向にある。
    特に、ずっとマジョリティとして生きていて、自分の人生に疑問を抱かずにきた人ほどその傾向が強いと思う。

    今こそ、多くの男性が自分の感情と向き合い、人に言葉で伝えられる力を身につけてほしいと思う。

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    2021年12月30日