清田隆之のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
いつも朝日新聞のBe「悩みの坩堝」で、ほお〜と感心させられる回答の清田さん。
この本でも、うんうんとうなづくことばかり。
世の中の男性が清田さんみたいな人ばかりだったら、世の女性が、ここまでジェンダーギャップに苦しむことはないだろう。
第3章#stayhomeと令和のエンタメの阿佐ヶ谷姉妹。
第4章心をひらいて、清田くんのZARDと新自由主義の呪縛。
が印象に残ったが、他にもいろいろ。
清田さん、たくさん本を読んでおられる様で、この本の中でいろいろな本を紹介しておられます。
それも読みたいなぁと思いつつ、読みたい本目白押しで、なかなかwww -
Posted by ブクログ
面白い研究。
「自分は相手のことを完全には分かっていない」と意識し続けることで、弱い存在を意のままに扱わない、相手を支配できるけど支配しない。相手とのパワーの非対称性を支配.従属の関係に転嫁させないようなあり方、ケアリング・マスキュリニティの獲得。
「相手にとって1番良い事は何か、私が最もよく分かっている」と言う自覚は相手への支配に他ならない。なぜなら「相手の全てをわかっている」と言うのは、相手の人格を掌握すると言うことであり、相手の何もかもを手中に収めることだから。自分が考える「相手にとっての最善」を疑わず、相手の生活を好きにコントロールしてしまう。そういうことを強い側は弱い側にしばしばやってしまう。
自分が優位に立ってしまう事は構造上自分の意思ではどうにもできない問題かもしれないが、その構造を利用するかしないかは自分の意思で選択できる。上司から、部下への抑圧的な言動は、立場上、部下が口答えすることが難しいからこそハラスメントになる。「立場上相手は口答えしにくいだろうから、こちらも言いすぎないようにしよう。」とシフトする。
実のところ全然変わっていないせいの不動平等への意義申し立てを批判をイクメンなどの「ハイブリットな男性性」は躱してしまう。「新しい現象」にばかり目を向けることで、実は変わっていない不平等が等閑視される可能性がないかは常に意識したい。
「差別論」佐藤裕
「差別は大抵悪意のない人がする」キム・ジヘ
近代という時代はどんな人であれ、等しく人権を持っているという約束のもとに成り立っている。こうした考えがあるから、先人は差別や格差を無くそうと努力してきた。
人権を大切にしないことを容認するということは自分も大切にされない立場になる可能性も出て来るからみたいなことが書いてあったと思うんだけど、どこだったかな? -
Posted by ブクログ
・男性あるあるがたくさん。自分としてはかなりあるあるだなと思うけど男性はピンとくるものなのか気になる。ただこの本男性は読むのかな?とは疑問。
・特にあるあると思ったのは「決断を先送りにする」「謝らない」「男性同士だとキャラが変わる」「話し合いができない」あたり。でもまあ人による。
・本では枝葉の部分が紹介されている感じがあるがなんとなく男性あるあるの根幹として普遍的に言えそうなのは「感情の言語化が苦手」「上下関係/社会的評価を重視する=見栄やプライド重視」とかだろうか。
・対談部分が読み応えある。
・性欲には性的快感と心的快感(誰かと精神的にわかりあえる喜び)があるが前者のみが性欲と捉えられがち。性教育が足りないことが歪みを生む、安倍さんが先導して性教育のバックラッシュが起きた。統一教会の例のやつ。
・ヘテロ男性はマジョリティで自分に疑問を持つことが少なく、下駄を履かせてもらっているとか内省するような言葉が届きにくい。
・男性のハゲへの恐怖って異常だよね。「ハゲはモテない負の烙印」と「男性は見た目なんて気にすべきでない」に引き裂かれて(そもそもハゲはモテないということの根拠もないけど)身動き取れず、でもハゲを気にすること自体もまた負の烙印になる。
★女性からの恋愛相談の内容ベースで組み立てているものだと思うので、この本に書いてあるような男性あるあるは必ずしも全て悪いものではないとも感じた。逆に男性から見た女性あるあるも気になる。でも本に限らずそういう女性あるあるのまとめってなんとなくいつも女性蔑視が含まれてしまう気がするのでフラットに比較的学術的に性差がまとめられているものがあれば読みたい。男性が読むと気付きはあるかもしれないけど男性は読まなそうな本。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ・男性は感情の言語化が苦手
・human beingとhuman doingがある。前者は感情や欲求、価値観や生理的反応など今ここにあるもの、否定しがたく存在しているものがベースとなる人間の在り方、後者は能力やスキル、資格や肩書き、役割や実績など行為によって得たものの総体として捉える在り方。男性はdoingを重視しbeingを軽視しがち。というのはとてもしっくりきた。同時になぜそうなるのかは気になる。幼少期の育てられ方なら今後は変わっていくのかな。
★いろんな男性の語り。女性の本はたくさん読んできたが男性が内面を語る本を読んだことがないと気づき読んだ。まあ素直な男性の心の動きだなと思いながら読めた。社会のプレッシャーに対しストレス抱えながら生きていく中で攻撃的な一面を持ってしまう(ネット叩き等)人の話はこういう人はたくさんいるんだろうなと感じた。beingを軽視していると絶対に歪みが出る気はする。生産性やコスパ重視してアプリでいろんな女性と肉体関係を持てたけど結果虚しい、みたいな人の話は全く共感できないしなぜそうなるのか。多分たくさんの女性と関係を持てる、モテる実績みたいなのが勲章なのかもしれないけど虚しいなら何の意味があるのか?と思ってしまうけどこれは私がbeing重視だからなんだろう。
別に何かを指南する本ではないけど、著者の方がバイアスかからないようにとの配慮からか各インタビューに対する意見やコメントが少なかったし遠回しな言い方が多くもっと踏み込んでくれればいいのにと思った。あと男性って叶わなかった昔の恋愛に固執しすぎるなと思ったけどこれなんで? -
Posted by ブクログ
「一般男性」とひとくくりにされる男性たちのリアルな身の上話。
女性に比べて、男性はこういう話をあまりオープンにはしゃべらないのかも、という意味で、ありそうでなかった本。
男性社会も上下関係や友情からの嫉妬なんかでけっこうドロドロしてるとこもあり、あまり女性と変わらない。
(だから、「女社会は、めんどくさい」みたいな固定概念も持たない方がよい)
登場するのは「一般男性」の中でも、こじらせ気味の人が多いのかな……?という印象(笑)。
でもまあ、「一般女性」も中身はいろいろ、というのは同じなんだろう。
著者は男性だが、ジェンダー問題に配慮してくれているので、登場男性の語りとのバランスがとれている。
関係ないけど、装丁のずらっと並んだ「一般男性」のイラストを見て、「バチェロレッテジャパン」の参加男性を思い出した。
あの人たちも、「一般男性」だけど、みな個性的だったなぁ。