清田隆之のレビュー一覧

  • 戻れないけど、生きるのだ 男らしさのゆくえ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    独身未婚中年男性(アロマンティックだがアセクシャルではない)の自分が読んでみました。

    これは清田さんが悪いわけではないのですが、決定的に読者としての自分と清田さんの文章や考え方が合わないんだろうなということで星3つというか、例によって読み終わってモヤモヤしました。
    ただ、結局この手の話は結論が出ないので、読者をモヤモヤさせることが目的である部分もあるはずなので、そういう意味では成功しているのかもしれません。
    でもたぶん本当は、自分みたいなマイノリティがモヤモヤしたところで世間的には意味はなく、いわゆるマジョリティ男性がモヤモヤしてくれないと意味がないのですが、おそらくそういう人たちはこの本を

    0
    2025年09月10日
  • 自慢話でも武勇伝でもない「一般男性」の話から見えた生きづらさと男らしさのこと

    Posted by ブクログ

    取材に協力してくれる一般人男性をSNSで募り、選ばれた10名に胸の内をあかす話を聞いて淡々と書き起こした作品。筆者はカウンセラーのように話を聞くことに徹したと言っている。読者に共感を求めない、変わった作品だと思う。

    0
    2025年08月24日
  • よかれと思ってやったのに 男たちの「失敗学」入門

    Posted by ブクログ

    男性として無自覚なままに態度や言葉にしてしまっている恐ろしさを感じつつこの本を通して昨今の男女の分断が大きくならないようにコミュニケーションしていきたいと思った。まずは相手の意見や声をしっかりと受け止めて論理的に言葉を返すことから始めようと思う。男性性について学びが多かった一冊。

    0
    2025年05月02日
  • さよなら、俺たち

    Posted by ブクログ

    恋愛相談(女性多め)を受ける活動をしている著者が書いた男性に関する本。出てくる男性像と自分は異なるタイプ(と先にこの本を読んでいた妻からも言われた)であるようで刺さるポイントはほとんどなかった。
    doing(何をしている人か)とbeing(どんな人か)の違いというのが印象に残った。

    0
    2025年04月15日
  • さよなら、俺たち

    Posted by ブクログ

    ジェンダーに関わる男性目線の内省と分析がひたすら詰め込まれていて面白かった。

    自分の中にあるバイアスを認識しないことには何も始まらないのだ…。

    0
    2025年02月01日
  • おしゃべりから始める私たちのジェンダー入門

    Posted by ブクログ

    いつも朝日新聞のBe「悩みの坩堝」で、ほお〜と感心させられる回答の清田さん。
    この本でも、うんうんとうなづくことばかり。
    世の中の男性が清田さんみたいな人ばかりだったら、世の女性が、ここまでジェンダーギャップに苦しむことはないだろう。
    第3章#stayhomeと令和のエンタメの阿佐ヶ谷姉妹。
    第4章心をひらいて、清田くんのZARDと新自由主義の呪縛。
    が印象に残ったが、他にもいろいろ。
    清田さん、たくさん本を読んでおられる様で、この本の中でいろいろな本を紹介しておられます。
    それも読みたいなぁと思いつつ、読みたい本目白押しで、なかなかwww

    0
    2024年11月23日
  • 大学1年生の歩き方 先輩たちが教える転ばぬ先の12のステップ

    Posted by ブクログ

    受験生のように第一志望校に向けてがむしゃらに学習するでもなく、昇進、昇給を目指してバリバリ働く社会人でもなく、どこか「宙ぶらりん」で、「人生の夏休み」をそれなりに謳歌する「大学生」というイキモノの話である。とりわけ一年生は、受験&シューカツの間に位置し、自由という名のある意味「地獄」を突きつけられる。「なんでもできる」は「何したらいいか分からない」を産み、自分のアイデンティティを失ってしまうこともある。(私含め?)大事なのは、この「宙ぶらりん自由地獄」を真正面から受け止めることかと感じた。

    0
    2024年10月31日
  • よかれと思ってやったのに

    Posted by ブクログ

    よかれと思ってやったのに失敗した男たちのかわいらしい笑い話かと思ったらだいぶ手厳しい。「よかれと思って」というけれど、それすら相手のことを考えない自分勝手な思い込みでしかないんだよね、往々にして。
    女たちの言い分はいつも正論めいていて男たちは太刀打ちできないことが多いけど、それだって男たちが相手のことや周りのことに対する視点が欠けているからなのかなあ。女たちがいろいろ男のことをあげつらうのなら、男も女のいけてないところをあげつらえばいいのだけど、それが見えてくるほどの視点ももてていない男が多いことだろう。

    0
    2023年12月26日
  • おしゃべりから始める私たちのジェンダー入門

    Posted by ブクログ

    ・清田さんの著作を読むと、そのジェンダーについての悪戦苦闘ぶりが他人事と思えない瞬間がある。これは私である。
    ・この本は何か激しいトピックがある本ではない。ただそうした男の日々の考えや起こった事を記したエッセイでしかない。が。他にもそういう人がいるという事実にちょっとホッとしている。頑張ります。

    0
    2023年10月08日
  • よかれと思ってやったのに

    Posted by ブクログ

    いまいちピンとこなかった。男性に多いとしても「男性だから」で括ることの違和感。おそらくその正体は自分より上の年代で今回取り上げられていたような特徴の男性が多くても自分の年代ではあまり当てはまないからかなと。女性でもこの特徴を多く持つ人をたくさん知っている。

    0
    2023年09月24日
  • よかれと思ってやったのに

    Posted by ブクログ

    男とひとまとまりにして論じるのはどうかと思いつつも、頷ける部分はあった。
    圧倒的な知識の無さや気持ちのすれ違いなど、やっぱり面倒がらずにコミュニケーションをとるのが解決への道だと感じた。
    察してというのは無理だし、勘違いは是正する必要があるということ。

    0
    2023年09月17日
  • おしゃべりから始める私たちのジェンダー入門

    Posted by ブクログ

    ネットで話題になるようなネタほとんどすべてについて、フェミニスト推奨男子はこう発言すればよい、みたいなのがわかる便利本。フェミニスト指導のもとに反省しつづける男子、みたいになってて苦しそうだ。

    0
    2023年07月17日
  • 自慢話でも武勇伝でもない「一般男性」の話から見えた生きづらさと男らしさのこと

    Posted by ブクログ

    特殊に感じるような人もいて、この方々が「一般男性」なの??か!?と考えさせられた。
    それから、あっ!この感じ...わたしが男の人に対してイラっとしたり、何考えてるの?とか何も考えてないでしょ?何故黙る?などなどと思った瞬間のやつだ!と感じる箇所がいくつかあった。
    まぁ男性側から見た女性でも似たようなことはあるのだろうなぁ。

    0
    2023年05月16日
  • どうして男はそうなんだろうか会議 ──いろいろ語り合って見えてきた「これからの男」のこと

    Posted by ブクログ

    面白い研究。
    「自分は相手のことを完全には分かっていない」と意識し続けることで、弱い存在を意のままに扱わない、相手を支配できるけど支配しない。相手とのパワーの非対称性を支配.従属の関係に転嫁させないようなあり方、ケアリング・マスキュリニティの獲得。

    「相手にとって1番良い事は何か、私が最もよく分かっている」と言う自覚は相手への支配に他ならない。なぜなら「相手の全てをわかっている」と言うのは、相手の人格を掌握すると言うことであり、相手の何もかもを手中に収めることだから。自分が考える「相手にとっての最善」を疑わず、相手の生活を好きにコントロールしてしまう。そういうことを強い側は弱い側にしばしばや

    0
    2023年05月18日
  • どうして男はそうなんだろうか会議 ──いろいろ語り合って見えてきた「これからの男」のこと

    Posted by ブクログ

    ・同じ著者の本をよく読んでいるせいか、また聞いた、みたいな事例や話が良く出てきてしまっている。
    ・ただ、それでも良いとも思っている。自分は物覚えが良くないと思っているので、体に覚え込ませるつもりで読もうと思っている。
    ・身に覚えのある話や考えが多くあり、うわ〜…と声が出てしまう事もしばしばだ。
    ・同時に新しい世界の成り立ちのとば口に居る様でちょっとワクワクしている感じもある。(楽観的?不謹慎?)

    0
    2023年04月30日
  • 自慢話でも武勇伝でもない「一般男性」の話から見えた生きづらさと男らしさのこと

    Posted by ブクログ

    ごく一般的な男性たちが、自身の半生を語る独白集だ。ライトなものから、ヘビーなものまで、人生は十人十色。みんな、何かを背負って生きている。世の中がもっと、男性たちの「辛いときには語ってもいい空気」を醸成できるようになればいい。

    0
    2023年02月11日
  • よかれと思ってやったのに

    Posted by ブクログ

    ・男性あるあるがたくさん。自分としてはかなりあるあるだなと思うけど男性はピンとくるものなのか気になる。ただこの本男性は読むのかな?とは疑問。
    ・特にあるあると思ったのは「決断を先送りにする」「謝らない」「男性同士だとキャラが変わる」「話し合いができない」あたり。でもまあ人による。
    ・本では枝葉の部分が紹介されている感じがあるがなんとなく男性あるあるの根幹として普遍的に言えそうなのは「感情の言語化が苦手」「上下関係/社会的評価を重視する=見栄やプライド重視」とかだろうか。
    ・対談部分が読み応えある。
    ・性欲には性的快感と心的快感(誰かと精神的にわかりあえる喜び)があるが前者のみが性欲と捉えられが

    0
    2023年01月15日
  • 自慢話でも武勇伝でもない「一般男性」の話から見えた生きづらさと男らしさのこと

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ・男性は感情の言語化が苦手
    ・human beingとhuman doingがある。前者は感情や欲求、価値観や生理的反応など今ここにあるもの、否定しがたく存在しているものがベースとなる人間の在り方、後者は能力やスキル、資格や肩書き、役割や実績など行為によって得たものの総体として捉える在り方。男性はdoingを重視しbeingを軽視しがち。というのはとてもしっくりきた。同時になぜそうなるのかは気になる。幼少期の育てられ方なら今後は変わっていくのかな。

    ★いろんな男性の語り。女性の本はたくさん読んできたが男性が内面を語る本を読んだことがないと気づき読んだ。まあ素直な男性の心の動きだなと思いながら

    0
    2023年01月05日
  • 自慢話でも武勇伝でもない「一般男性」の話から見えた生きづらさと男らしさのこと

    Posted by ブクログ

    「一般男性」とひとくくりにされる男性たちのリアルな身の上話。
    女性に比べて、男性はこういう話をあまりオープンにはしゃべらないのかも、という意味で、ありそうでなかった本。
    男性社会も上下関係や友情からの嫉妬なんかでけっこうドロドロしてるとこもあり、あまり女性と変わらない。
    (だから、「女社会は、めんどくさい」みたいな固定概念も持たない方がよい)
    登場するのは「一般男性」の中でも、こじらせ気味の人が多いのかな……?という印象(笑)。
    でもまあ、「一般女性」も中身はいろいろ、というのは同じなんだろう。
    著者は男性だが、ジェンダー問題に配慮してくれているので、登場男性の語りとのバランスがとれている。

    0
    2022年12月16日
  • よかれと思ってやったのに

    Posted by ブクログ

    桃山商事3冊目、これが一番腑に落ちる内容だった。特に専門家にきく教えて、先生コーナーがためになった。ホモソーシャル、ハゲ問題、DV等々。

    0
    2022年11月29日