清田隆之のレビュー一覧

  • 自慢話でも武勇伝でもない「一般男性」の話から見えた生きづらさと男らしさのこと

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    勝つこと/役に立つこと/優位に立つこと/うまくいくことの快感と、それを達成できないことへの恐怖。わたしのなかにある“男性性”が抉り出される気分で読んでいた。
    自分が捨ててきたもしくは捨てたいと思っている“それ”に向き合い、言語化していくことでしか楽になれないのだと。

    ジェンダーに関する話においては「権利」や「安全」の担保の話としてのみ捉えてしまっていた最近。それだけじゃないよなと思い直す。

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    2021年12月22日
  • さよなら、俺たち

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    秀逸なタイトルと恋バナ収集という特異な活動背景があるからこそ書ける本。自省的な思考を刺激されるが先の変化に繋がる兆し少なく、もう少し見通しの開ける感覚は欲しかった。

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    2021年11月16日
  • さよなら、俺たち

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    ・男はdoing 女はbeing

    ・human being としての多様性を認めること。
     実績としてのdoingの根底にあるもの。

    ・説明したがる男たち。

    ・テレビ番組によるジェンダーの再生産。

    ・個人モデルと社会モデル。熊谷晋一郎
     社会が個人に合わせること。バリアフリーも、生理も。

    ・自民党は、個人ではなく家族を最小単位とする国民を夢想した。それは天皇制の維持につながる、と。

    ・お茶をいっしょにする、で性欲の代替。

    ・性欲があると、女性とのコミュニケーションは誘導的になる。

    ・おっぱいパブ、はホモソーシャルの確認場所。

    ・what I am を意識すること。

    ・家事

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    2021年11月08日
  • よかれと思ってやったのに

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    借りたもの。
    「男女あるある」を「男の目線から」丁寧に解説した良著。
    読んでいて思ったのは、本のタイトル「良かれと思って」とは“相手を思いやって”という意味ではなく、“自分がそれで良いと思って”という意味だという事。
    安っぽい心理学系の本でも男女のモノの捉え方に差があること――女性性に相当する共感、グレーゾーンを許容する傾向がない――ことは指摘されているが、それを丁寧に“言語化”することにこの本は重きを置いている。
    世の男性たちに向けて代弁しているのか、その言語化によって気づかせようとしているのかは、私には判断しかねるけれども……
    19種類の事例を挙げ、こうしたコミュニケーションに難ある男性に

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    2021年09月28日
  • さよなら、俺たち

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    わかりやすい言葉で記してくれている教科書のような本。
    時代は変わっても、今まさに起こっているだろう
    事例。
    男の特権。。。言い得て妙でした!!

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    2021年07月07日
  • さよなら、俺たち

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    清田さんが、高校生の頃や大学生の頃の自分を振り返り、客観的にみて今の社会構造と結びつけて考えていることに、上から目線かもしれないが偉いなと思った。人は、誰かを傷つけたりした思い出などは、触れたくないし思い出したくもないのに。
    でも、男性の清田さんだけでなく、女性である私も、似たようなことで人を傷つけてきたのではと、居心地の悪さを感じながら読んだ部分もある。
    自分がかっこいいと思った人は全て恋愛対象としてみたり、男友達と仲良くなればすぐに恋愛と結びつけて、友達として信頼関係を深めようとかそんな発想がほとんどなかった。それによって傷つけたり、失礼なことをしてしまったことは、きっといっぱいあったし、

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    2021年06月12日
  • よかれと思ってやったのに

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    桃山商事の清田氏の最新著書が面白くて前作である本書を手にした。ジェンダー問題を男性が自らの反省も込めて論じているのに好感持てる。男性に向けた本らしいが、女性としてはこーゆー男性多い!とページをめくるたびに激しく共感。私としてはいつも感じてる会社の中のモヤモヤが、本書で解説されてる"ホモソーシャル(女性蔑視をベースにした男同士の連帯)"だと知れたことがすっきりポイントでした。ぜひ今を生きる男性に読んで欲しい。

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    2021年05月22日
  • さよなら、俺たち

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    身近な男性にもやる気持ちが言語化された。派生して読みたい本が増えた。もやりながらもなぜ黙ってしまうのか→特権を無意識に認めているから?という自分が少し見つかった。

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    2021年05月04日
  • 大学1年生の歩き方 先輩たちが教える転ばぬ先の12のステップ

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    ネタバレ

    大学1年生で出会えて良かった!!
    自己投資を惜しまない!!
    自分は何を必要としているか、どう生きたいのかといったものと直結し、ときに可視化させるものがお金の本質!お金に対する考えを養っておく。
    不真面目でも、正しくなくても、それなりに生きて
    いける。
    大学生活は何度でも仕切り直せる!失敗に怯えているひまがあるなら、失敗しても立ち直るための技術を磨く!

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    2021年04月28日
  • よかれと思ってやったのに

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    男性は〜、女性は〜、と主語を大きくするのはあまり好きじゃないしやらないようにしているけど、それでもどこかで無自覚的に「まぁ、男性だししょうがないか」とか「男だったらそれくらいやってくれても…」とか思ってしまうことはある。

    結局は個人ベースの話にしないと余計な誤解や偏見を生んでしまうだけだと思うけど、社会の構造上出来上がった差別意識や性差、いつの間にか刷り込まれた価値観に自覚することはとても大事なこと。

    この本は男性ってこうだよね、何で?という女性から見た男性の「謎」「疑問」について論理的に説明されていてとても面白かった。そして、一部の章は男性という記述を女性に変えても通じそうなこともあった

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    2021年02月08日
  • よかれと思ってやったのに

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    対談の部分が勉強になったし面白かった

    インチキ自己肯定
    変化を嫌うことは豊かさへの無関心
    人格テスト
    友達地獄
    ジェンダーは名詞ではなく動詞である




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    2021年01月20日
  • よかれと思ってやったのに

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    男ながらに色々考えさせられた。
    こういった事って言われないんだけど不満には思われてるから、縁切れのトリガーにはなり得るよね。
    なるべく当てはまるものは潰していこうと思った。

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    2020年08月01日
  • よかれと思ってやったのに

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    "ホモソーシャルの一番ダメなところって、女性を「女」という記号や集合でしか見ていないところなんですよ。"(p.152)


    "よく持ち出されるのはレディースデーと女性専用車両の話ですよね。じゃ、わかったと。メンズデーも男性専用車両も作りましょう。その代わり給料は逆にしてもいいですか? 就職倍率も逆になったらどうなりますか? ってなったら焦り出すはずなのに、そこに想像が及ばない。それは結局、自分が男性であることで得をしているっていう意識がないからなんですよね。(p.155)"


    "ハゲ以外にも、「チビ」とか「デブ」とか「マザコン」とか「足が遅い

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    2020年06月14日
  • よかれと思ってやったのに

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    目次を見るだけで胸が締め付けられます。ただ、男を糾弾するのではなく、失敗を論理的に諭してくれることで、男性それぞれが我が身を振り返ることができる内容になっています。耳が痛い事ばかりだけど、その分気づきも得られる貴重な一冊。

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    2019年09月23日
  • よかれと思ってやったのに

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    自分に当てはまるものはごく一部でしたが、それ以外のものについても「あ~、わかる」というカンジで読み進めていましたから、ここに書かれているのと同じ”芽”は自分のなかにも確実に存在するのであろうと感じました。
    それにしても人間の内側をここまで論理的に分析されている点、また文章表現としても的確な言葉を選び、読み手に正確に伝わるよう丁寧に書かれている点が素晴らしい一冊であると思います。
    PART4でも書かれていますが、自分の内面をのぞき、自分の感情や考えたことを正直に言語化してゆくこと、これが大切な点であり、そういうスキルを身に付けたいですね。

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    2019年08月24日
  • 大学1年生の歩き方 先輩たちが教える転ばぬ先の12のステップ

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    今時の若者のことが知りたくて読みました。昔と違って今の大学は手厚く学生をフォローしてくれるようですね。ただ、著者が自分の妹と同い年だったので、当時の思い出話などはこっちの世代よりでした。大学教授の最大の仕事は学生を死なせないこと、には衝撃を受けました。

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    2017年12月16日
  • 大学1年生の歩き方 先輩たちが教える転ばぬ先の12のステップ

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    ネタバレ

    初めは作者二人の後悔論だけかと思ったが、社会人からの視点で見た大学生の姿を読み取れることができ、実際に大学一年生の私には為になる本であった。

    キーワード
    #考えること #本を読むこと #探索能力 #自分なりになんとかする力 #実用至上主義の怖さ #個性 #個性的な人は愛される #ベストじゃなくてジャスト #ナンバーワンではなくてオンリーワン

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    2017年09月25日
  • 戻れないけど、生きるのだ 男らしさのゆくえ

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    主にコロナ禍で直接生身の人間と交流できない時期に、主に本やドラマや映画やTV等から感じたことを書くエッセイ。

    文章自体は普段と変わらないのになんか読みにくい…話のメインになる著作物のタイトル・作者が文中にしか書かれてないからかな。小見出しの横にでも 『源氏物語』紫式部 とか書いてくれればあとからあれの話のやつ読みたいなとか元ネタ読みたいと思った時とか見返しやすいのになー。あと岡田斗司夫は嫌いなので途中まで読んで損したと思った項があった。

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    2025年11月26日
  • よかれと思ってやったのに

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    目次の項目を見てそもそも全然「よかれ」じゃないが…と思ったけど、読み進めるうちに対他人(女性)ではなく自分が気持ちよくなるための「よかれ」なのかと納得しました。

    なるほどそういう思考でそういう愚行に走るんだな…と理解できたような、いいからちゃんとしろやと呆れるばかりのような。

    間に挟まってる漫画は、作者の自己紹介イキリネタ以外はよく面白さがわからなかったけれど、このズレ方が良かれと思ってやっているずれた男しぐさ、ということなのかな。

    最後の「教えて、先生」のテーマが「ハゲ」なのが面白かった。それってセクハラ・性教育・ホモソーシャルに並ぶ大事な問題なんだ…確かにホモソーシャルのダメなところ

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    2025年10月11日
  • 自慢話でも武勇伝でもない「一般男性」の話から見えた生きづらさと男らしさのこと

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    ・ホモソ大国、ニッポン。
    “何かを勝ち得たり他者に与える存在である"ことでしか、
    自分自身を愛せないし、他者からも受け入れてもらえない。
    そんな恐怖に縛られた男性たちが、
    自分の弱さを許せるようになるための指南書
    ーー辻愛沙子(クリエイティブディレクター)

    今気がついたけど、これ男性向けの本だったのか。
    自分の弱さを許すのは大いに結構だけど、他人(特に女性)に迷惑をかけないでほしい、と最後まで読んでからこの惹句を読んで思いました。


    ・【目次】
    はじめに――「男の考えていることはよくわからない」のか?

    「男の考えてることがよくわからない」と女性が言うので男の考えていることをこの

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    2025年09月28日