さよなら、俺たち

さよなら、俺たち

1,683円 (税込)

8pt

俺たちはこのままでいいのか。
これからの時代私たちに必要なことは、甘えや油断、無知や加害者性など、自分の見たくない部分と向き合いながら、「俺たち」にさよならすることだ。

1200人を超える女性の恋愛相談に耳を傾けた結果、見えてきたのは男たちの幼稚で狡猾な姿だった。
恋バナ収集ユニット「桃山商事」代表として恋愛と性差の問題を発信してきた著者による、初の本格的ジェンダー・エッセイ集。
失恋、家事、性的同意、風俗、夫婦別姓、マンスプレイニングからコロナ離婚まで、様々なテーマに根づく男性問題を掘り下げていく。


【プロフィール】
1980年東京都生まれ。文筆業、恋バナ収集ユニット「桃山商事」代表。
早稲田大学第一文学部卒業。これまで1200人以上の恋バナを聞き集め、「恋愛とジェンダー」をテーマにコラムやラジオなどで発信している。
『cakes』『WEZZY』『QJWeb』『an・an』『精神看護』『すばる』『現代思想』『yomyom』など幅広いメディアに寄稿。
朝日新聞be「悩みのるつぼ」では回答者を務める。
桃山商事としての著書に『二軍男子が恋バナはじめました。』(原書房)『生き抜くための恋愛相談』『モテとか愛され以外の恋愛のすべて』(共にイースト・プレス)
ミヤマユキコ氏との共著に『大学1年生の歩き方』(左右社)、単著に『よかれと思ってやったのに──男たちの「失敗学」入門』(晶文社)がある。

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さよなら、俺たち のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年11月25日

    今では嫌いなマチズモに適応しようとしたこと、適応できた瞬間に確かに喜びを感じていたことを思い出しました。

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    Posted by ブクログ 2021年09月15日

    フェミニズムや女性性について興味を持つようになりしばらく経ったのですが、ものごとの片面(※ここでいう私の自認の性である女性について)しか知らないことに恐怖を覚え始めて読んでみたもう片面(男性について)の本です。

    とても興味深いものでした。著者自身が男性であり、男性を俯瞰として見ているスタイルです。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年07月24日

    著者が男子高生だった時代に「世間からまったく興味を持たれていないことを痛感し、自分はあまり価値のない人間なのだろうという感覚」を持ち、「内面には興味を持ってもらえなかった一方、結果や実績、役割や能力といったもの(=doing)で人間を計られている感覚」だった
    →「そんな中で、自他のbeingに関する...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年04月30日

    素晴らしい。

    わたしたちが長年感じていた不満を理解しようとしてくれているし、実際してくれているし

    ものすごく頭にくるエピソードもあるけど、それを認めた上で、なぜそういう考えを持ってたかとか、どうして改めなければいけないか、具体的にどう変わるべきか、

    そういうことを考えて(くれて)いる。

    そっ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年02月21日

    身につまされる。

    ジェンダーの本
    という心づもりで読み始めましたが、それ以上に「より善く生きるには」そういう内容だったように感じます。

    そして
    私自身、男性として具体的に過去を反省しながら読みました。

    特に男性にオススメしますが、どのような背景を持つ人にもオススメです。

    著者の方も大学まであ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年02月15日

    近年、フェミニズム、#MeToo、#KuKuu、など、ジェンダー平等が大波となって、社会現象となっているが、男性からの発信はあまり多くない。著者は、自身の成長過程での違和感をふり返り、桃山商事の活動を通じて女性たちとの対話、ニュースやカルチャー、多くの文献を通して、男性の視点でジェンダー平等を考える...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年02月01日

    男たちはどうしてこうなのかー。
    1200人以上の恋バナを収集して見えてきた「男性」の実態。
    さようなら、という言葉は、「それならば」という接続。現象を受けて自分はこうしよう、という心の構えから来ている。という冒頭の文、再読するとグッとくる。

    男性である自分のこれまでの言動と感情を細かく細かく観察し...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年03月17日

    息子たちにこういう精神や態度を身につけていってほしい。

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    "女性たちの声と向き合い見えてきたのは、男性たちの言動自体もさることながら、それについて意見交換しようとした際に直面する「話の通じなさ」に最も絶望していたということだ。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年12月04日

    加害者性についてが刺さりまくった
    どうしても時として顔を出してくる男性性に振り回され、頭ではわかっているのにそこになにかを期待すること前提の発言や行動を一切していないかと問われると絶対にないとは言えないことに落ち込む

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    Posted by ブクログ 2020年09月06日

    主語を大きくして語ることは、時にそれに当てはまらない人の否定に繋がりうるだろうし、そうは言っても人それぞれだよね、というのが基本的な私の考えではある。

    けれど、この本を読み通していく中で、やっぱり男性という括りでみたときに本質とまではいかずとも傾向として持ち合わせているものはあるだろうなと感じずに...続きを読む

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