村山斉のレビュー一覧
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専門用語や難しい単語はたくさんあるが、調べながら読むと知識が深まった。岐阜県にあるスーパーカミオカンデ(2027年?からはハイパーカミオカンデ)という場所はかなり興味が湧いた。しかし、調べてみると研究機関の人以外は行けないらしかったので残念。
宇宙の物質の構成の円グラフで暗黒場(ヒグス)というものがあったが説明がなく、調べても分からなかった為そこで読むのを辞めた。暗黒物質についての説明はあったし、それらに関する本もあったため、それらについての知識を深めようと思った。『宇宙の謎 暗黒物質と巨大ブラックホール』という本をいつか読む本としてメモした。 -
Posted by ブクログ
村山斉氏2冊目
「宇宙はなぜこんなにうまくできているのか」こちらが非常に読みやすくわかりやすかった(宇宙入門書としての位置づけらしいので当然かも)ため、今回はこちらに挑戦
この著は「ニュートリノ」がメイン
物理や宇宙の本に大抵登場する名前は聞いたことあるが、よくわからないヤツである
この「ニュートリノ」をひとことでいうと
「中性の(電気を持たない)小さい粒子(素粒子)」である
これに少し補足を加えると…
宇宙を構成するすべての物質は、「クォーク」と「レプトン」という素粒子の仲間から形成されている
クォークとレプトンは,それぞれ,自分とペアになる粒子をもっており、レプトンは電子とそのペアと -
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文章が平易でわかりやすい。経済学部生のような門外漢にも、宇宙についての興味深い事実を、説明してくれている。
*分子がぶつかりあうときにニュートリノが発生する
*遠くの星の構成されている物質が分かるのは、光から含まれている分子を逆算することができるから
・特殊な器具を使って遠くの星を観察すると、光を何色にも分類できる
・その光の色から、星に含まれている分子についてあたりをつけることができる
*暗黒物質の存在は、本来綺麗に見えるべき遠くの星や光が、どの程度歪んでいるかで確認することができる
*暗黒物質は、宇宙の80%を占めているとされる
*異次元を確認、観察するための研究と実験が行 -
Posted by ブクログ
各章末に質疑応答コーナーがあってQ&A式でありがちな疑問に答えていくのだが、ほんの少し応用的なところに踏み込むと、疑問が解けるというより、さらにナゾが深まっていく。本当に宇宙論も量子論も理解しがたい。それが面白味ではあるのだが。
なぜ暗黒物質の存在が予想されたのか?それは銀河の回転運動からだった。例えば太陽系では、内側の惑星ほど公転速度が速い。これはフィギュアスケートのスピンで早く回転したいときはギュッと縮まるのと同じ理屈。銀河も中心を軸にして回転しており、銀河自身の重力のおかげでバラバラにならずに済んでいる。普通に行けば外側ほどゆっくりと回転しているはずだがそれが当てはまらない。むしろ遠く