村山斉のレビュー一覧
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ブルーバックスの広告で、ビートたけしさんが推薦しているのを見つけて気になり購入
ニュートリノや素粒子、相対性理論など、難解な物理学が中心ですが、できる限りわかりやすい表現でまとめて頂いてました(それでもやっぱりわからん)
宇宙空間に物質が存在する理由に対称性の破れがキッカケだったこと、そこにニュートリノが絡んでいること、でもまだよくわかっていないことも多々あること、が書かれていた(と思う)
宇宙の始まりが、極々小さな点で、そこからインフレーションが起こってビックバンが起こって、宇宙が冷えて(それでも4000兆℃やったかな)、ヒッグス粒子が固まって、素粒子が重さを持ったのもターニングポイン -
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ビルや街灯、ネオンが煌々と輝く都心では殆ど見る事はできないが、小学生の頃に林間学校で見た夜空を覆う幾多の星は子供時代の私の心を躍らせ今でもドキドキ感をよく覚えている。流れ星がこんなに沢山あるんだという事、これだけ星があればきっと地球以外の星に生命体がいるという期待。宇宙はそもそも何で出来るかなど考えたこともなかった。今ならYouTubeなどの動画でそうした謎を解明する番組も多いが、当時は携帯電話すらもない世界、ただただ空の星に想いを浮かべるほか無かった。今でこそ様々なメディアで取り上げられるから宇宙の始まりも、今なお拡大を続ける状態などをご存知の方も多いだろう。本書はそもそもその宇宙自体が何で
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素粒子、宇宙の仕組みの研究の来歴を解説した新書
宇宙の始まり、宇宙の果て、物質の最小単位
ウロボロスのように循環する謎
今まで何となく理解していた素粒子というものについて、ちょっとだけ深く知れた
ただ、全てを理解できたわけではないので、ちゃんとした理解には程遠い
物質には大きさのスケールがある
自分を基準に大きくしていけば宇宙の果てになるし、小さくしていけば物質の最小構成単位になる
宇宙の果てを知るには、宇宙が発生した残滓を観測すればいい
宇宙の発生時は高エネルギーで物質が安定しない状態だった
だとしたら、高エネルギーの状態を作り出せば宇宙発生当時を再現できる
素粒子の種類や力の法則が -
Posted by ブクログ
何故遠くの行くことができない星の成分がわかるのだろう。何故距離がわかるのだろう。
そのような素朴な疑問をひとつひとつ拾い上げて丁寧に解説してくれている。
距離は離れるほどに電磁波の波長が長くなる=赤くなる(赤方偏位)。
では、なんで元の色より赤っぽいってわかるの?
というのは、1つ前の解説である、地球に届く光からどの元素が吸収されたかでその星を構成している元素が判明している=元素の炎色反応の色は正確にわかっているからそれとどれだけ違うかでわかる、と玄人には先の解説とつながって言わなくてもわかるだろう部分を、きちんとひとつ間を置いて質問を挟んで繰り返して解説してくれるから素人にもわかりやすい。
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Posted by ブクログ
『世界は「関係」でできている』を読んで、物理系の書籍が読みたくなって購入した。
写真がカラーなのが良いし、参考になるYouTubeのアドレスがQRコードで添付されているのも良い。この手の書籍でよくあるのだが、後半に行くにつれてだんだん内容がわからなくなってくるということが本書でもなくはないが、冒頭の写真などだけでも十分にワクワクできる。
内容がわからないと言いながらも、著者の説明は例えなども交えてイメージがしやすいものになっている。対称性の破れの説明にまさか洗濯物の干し方が出てくるとは思わない。こういう身近な例で説明できるというのは著者本人が普段からよく考えているということだろう。
あとがきに -
Posted by ブクログ
★分かりやすい入門編だが、もう一歩欲しい★広大な宇宙と極小の素粒子がウロボロスの蛇のようにつながっているという関係性を分かりやすく説明してくれる。物理の世界では現象を説明するための仮定が次々と生まれ、巨大な実験設備で確認されていく。ダークマターなどそれでおも分かっていないことが多いことが分かり、日本人のノーベル物理学賞受賞者の貢献も何となくイメージがわくように記してくれる。物理のワクワクを伝えるための本で、ケタの違いを比喩で表したりと確かになんとなく伝わってくるのだが、こちらの能力不足で細かい点は全く頭に入ってこない。それはいかんともしがたいのか。