村山斉のレビュー一覧

  • 宇宙は何でできているのか 素粒子物理学で解く宇宙の謎

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    この本のおかげで、大学で訳もわからず数式を追って得た知識に対する理解が深まった気がする。色々な切り口で同じ概念に触れることはやはり大事だと感じた。
    概念の大枠とそれから得られる仮説とをかなり大きく紹介しているので、そこまで難しいとは感じなかったが、説明を省いているような部分の知識を持っているとより面白く読めたと思う。実際に、研究で使うために勉強したような理論の部分は、最先端をいく科学者が自分の学んだことのある知識を、どのように活用しているのか知ることができ、興味深かった。

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    2025年11月25日
  • 宇宙はなぜこんなにうまくできているのか

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    とてもワクワクする何故だろう何故かしら本。「なぜ夏は暑く、冬は寒いのか?」に答えられない人は読んだほうが良い本。因みにハーバード大学の卒業式の日にこの質問をしたところ、ほぼ全員から間違った答えが返ってきたとのこと。そして太陽が燃え尽きたら地球も一瞬にして消滅してしまう事を考えたら、紛争とか戦争とかしている地球人は太陽が燃え尽きる前に絶滅するだろうなぁ〜と。

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    2025年11月22日
  • 宇宙は何でできているのか 素粒子物理学で解く宇宙の謎

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    恐らくこれ以上はそうできないというくらいわかりやすく現代宇宙論の概略が書かれているのだが、それでも4つの力と素粒子の振る舞いからはやはり難しい。ここまで来ると理論的に設定されたいろいろなものと直感によるイメージの世界とが乖離して純理論の世界に近づくからだろう。クォークの色(色じゃない)とかそう理解できないよね。

    それでも極大の宇宙の世界と極小の宇宙の世界をウロボロスのようになんとか同じ法則、同じ視野で見通したいという著者の熱意ははっきりわかる文章であり、不正確なイメージではなく何度も読んでそういうもんとして飲み込むほうが多分正しい気がする。素粒子物理学入門としては上位のわかりやすさではある。

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    2025年10月30日
  • 宇宙はなぜこんなにうまくできているのか

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    うまくできていると言うより、エネルギーを享受できるように適応した文明が、地球にあるということ。

    それを観測し、発見した人たちのおかげで、我々が文明化した世界を甘受できているということ。

    だから「うまくできているなぁ」と思うんでしょう。

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    2025年09月27日
  • 宇宙は本当にひとつなのか

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    ダークマターとダークエネルギーが必ずあるはずですが、それが何なのかわかっていません。
    我々は何もわかっていないということがわかりました。

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    2025年09月19日
  • 宇宙は何でできているのか 素粒子物理学で解く宇宙の謎

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    村山さんの宇宙論はとても分かりやすいので、文系の人でも理解しやすいと思います。
    しかし後半の4つの力あたりから難しくなり、理解が追いつかなくなりました。

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    2025年09月18日
  • 宇宙はなぜこんなにうまくできているのか

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    ニュートンが何を発見したか、アインシュタインの相対性理論がどういうものか、とてもわかりやすく、理解できた。筆者のお人柄が垣間見られ、宇宙っていいなぁとしみじみ感じた。

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    2025年05月20日
  • 宇宙になぜ我々が存在するのか

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    「宇宙は本当にひとつなのか」の姉妹編で、素粒子論をわかりやすく、丁寧に説明されている。
    特に、ニュートリノを中心に内容が展開されていて、最後は表題の存在までの宇宙の歴史の外観が語られる。
    とにかく読みやすくて、あっという間に読める。

    ブライアン・グリーンの本は難解な実験なんかも、数式を使わず、例えを上手く使って説明され、いろいろなことが詳しくわかるが、村山先生の本は無駄なく、誤魔化しなく、寄り道せずと言った感じ。どちらも誠実に書かれている気がする。

    こういった本は読み始めると、下手な推理小説よりずっとドキドキさせられる。
    それほどに世界は不思議に満ちている。

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    2025年05月06日
  • 宇宙はなぜこんなにうまくできているのか

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    この本は中学生や高校生にも理解できるよう、専門的な知識の必要な内容はかいつまんで進めていきますのでご安心くださいということで、前に読んだ『宇宙とは何か』よりやさしく感じられました。
    とても面白く読むことができました。
    夢のある世界だと思いました。
    でも全く夢ではなく、これは正真正銘の科学であり事実です。

    この宇宙はまさに人間のために用意されたといえるのかもしれない。あるいは宇宙のために人間が用意されたということもできるでしょう。ーという一文が心に残りました。


    メモ書きより
    ・ガリレオガリレイー地動説
    ・アイザックニュートンー万有引力の法則
    ・月が地球のまわりを回るのと石やリンゴが落ちるの

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    2025年05月04日
  • 宇宙は本当にひとつなのか

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    わかりやすい、名著といろいろなところで見るのだけど、確かにコンパクトなのに宇宙論を丁寧に読者にわかるように書かれていた。
    暗黒物質、暗黒エネルギー、多次元宇宙、超ひも理論など、本当に上手く説明されていて、おもいをめぐらし、考え抜いてみたいと思わされる。

    著者はIPMUの初代機構長をされていた。
    IPMUを先日訪れて施設内を見学させていただいたのだけど、自由な議論を重んじる空間が用意されていて、壮大な宇宙のことに思考で挑むには場も大切と思わされた。

    ヘタなSF本より、刺激的でワクワクさせられる素敵な本だった。

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    2025年04月22日
  • 宇宙は本当にひとつなのか

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    内容としては、各章で暗黒物質や暗黒エネルギー、多次元宇宙などが扱われ、最終第8章「宇宙は本当にひとつなのか」につながっている。
    文章が非常に読みやすく、また内容も非常に初歩的な部分からやさしく解説されている。
    暇つぶしに本を読みたい人、宇宙に少しでも興味がある人、課題で科学的な分野の本を読まなければならなくなった人、など全員におすすめできる本だった。

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    2024年06月22日
  • 宇宙は何でできているのか 素粒子物理学で解く宇宙の謎

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    #ヨンデルホン
    #宇宙は何でできているのか #素粒子物理学で解く宇宙の謎 / #村山斉
    #幻冬社新書 #ヨミハジメ #ドクリョウ #ヨミオワリ
    2010年刊行。難解な内容を分かりやすく丁寧に書かれていた。過去の研究やノーベル賞受賞の後日談などもあり、面白く読めた。ビッグバンまで遡れば人類皆兄弟。

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    2024年05月08日
  • 宇宙は何でできているのか 素粒子物理学で解く宇宙の謎

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    とても素晴らしい内容である題名から不足される宇宙の出来事でありますが 本書の内容は副大臣に示す 物理学の話が主になっている とても分かりやすく解説されているので 多くの人におすすめできる内容である
    何でできているのか 更生する物質は ソリューシと呼ばれるものである これはとても小さな物質を構成する単位である 宇宙を語ることは所有者に成り立ちよ ら調べることと同じ意味合いにあることを意味している
    ニュートリノのバンコク 物質 ビッグバン
    素粒子量子力学の研究はどのように行われているのかクオークを探し求めるミニ ロンド 実験の世界が語られている
    4つの力とは 重力 電磁力 強い力 弱い力不確定性パ

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    2024年05月25日
  • 宇宙になぜ我々が存在するのか

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    村山 斉
    (むらやま・ひとし)
    1964年東京生まれ。東京大学国際高等研究所数物連携宇宙研究機構(IPMU)の 初代機構長、特任教授。米国カリフォルニア大学バークレー校物理教室教授。 1991年、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。理学博士。東北大学大学院理学研究科物理学科助手、ローレンス・バークレー国立研究所研究員、カリフォルニア大学バークレー校物理学科助教授、准教授を経て、同大学物理学科MacAdams冠教授。米国プリンストン高等研究所メンバー(03~04年)。2007年10月より現職。専門は素粒子物理学。2002年、西宮湯川記念賞受賞。素粒子理論におけるリーダー

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    2023年09月28日
  • 宇宙は本当にひとつなのか

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    村山 斉
    (むらやま・ひとし)
    1964年東京生まれ。東京大学国際高等研究所数物連携宇宙研究機構(IPMU)の 初代機構長、特任教授。米国カリフォルニア大学バークレー校物理教室教授。 1991年、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。理学博士。東北大学大学院理学研究科物理学科助手、ローレンス・バークレー国立研究所研究員、カリフォルニア大学バークレー校物理学科助教授、准教授を経て、同大学物理学科MacAdams冠教授。米国プリンストン高等研究所メンバー(03~04年)。2007年10月より現職。専門は素粒子物理学。2002年、西宮湯川記念賞受賞。素粒子理論におけるリーダーで

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    2023年09月27日
  • 宇宙になぜ我々が存在するのか

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    標準理論の大前提を覆すニュートリノの質量発見の話が面白かった。物理出身でもこの領域は全然よく分かってなかったが、ストーリー立てて理解することができた。数式なく、お話。
    ヒッグス粒子はかおなし…
    もちろん厳密性を犠牲にしているのかもしれないが、この本を手に取る読者層向けに厳密な説明をしても仕方ないので、噛み砕きの粒度がちょうど良いと思う。見えない高次元の例えとかが分かりやすかった。

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    2023年08月31日
  • 宇宙はなぜ美しいのか カラー新書 究極の「宇宙の法則」を目指して

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    村山先生の本も見かけると買ってしまっている気がします(天文の先生には、指名買いする方が多いです)。村山さんって、難しいことをわかりやすく、かつ楽しそうに話すのが好きなんです。この本も宇宙の法則を一つの綺麗な数式で表現したいという想いが物理学の原動力だということを楽しそうに説明していきます。とはいえ、その数式はいくら見ても訳が分からないのですが……。

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    2022年06月30日
  • 宇宙はなぜ美しいのか カラー新書 究極の「宇宙の法則」を目指して

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    標準理論の最先端研究者が、暗黒エネルギーの発見に打ちひしがれず立ち向かう姿勢に勇気をもらう。
    村山先生の、高みから腰を下ろしてこちらに目線を真っ直ぐ合わせるような、自分の言葉を用いて平易に語る説明は健在。
    真にリスペクトするに値する科学者の一人。

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    2022年05月08日
  • 宇宙になぜ我々が存在するのか

    購入済み

    ヒッグス粒子の説明が解りやすい

    ビートたけしさんお薦めの一冊。宇宙の始まりを解説した本はこのブルーバックスにも多くでてますが、村山先生はヒッグス粒子を初めとする素粒子と紐理論などを分かりやすく教えてくれます。

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    2022年02月11日
  • 宇宙になぜ我々が存在するのか

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    オーディオブックで。
    物質は反物質とペアで生まれ、触れ合うと消滅してエネルギーを生む。初めて知る事だけど、夢があって映画などのエンタメにモチーフとして使われる理由がよくわかる。

    物理が面白くなる本。

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    2021年05月06日