村山斉のレビュー一覧
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恐らくこれ以上はそうできないというくらいわかりやすく現代宇宙論の概略が書かれているのだが、それでも4つの力と素粒子の振る舞いからはやはり難しい。ここまで来ると理論的に設定されたいろいろなものと直感によるイメージの世界とが乖離して純理論の世界に近づくからだろう。クォークの色(色じゃない)とかそう理解できないよね。
それでも極大の宇宙の世界と極小の宇宙の世界をウロボロスのようになんとか同じ法則、同じ視野で見通したいという著者の熱意ははっきりわかる文章であり、不正確なイメージではなく何度も読んでそういうもんとして飲み込むほうが多分正しい気がする。素粒子物理学入門としては上位のわかりやすさではある。 -
Posted by ブクログ
「宇宙は本当にひとつなのか」の姉妹編で、素粒子論をわかりやすく、丁寧に説明されている。
特に、ニュートリノを中心に内容が展開されていて、最後は表題の存在までの宇宙の歴史の外観が語られる。
とにかく読みやすくて、あっという間に読める。
ブライアン・グリーンの本は難解な実験なんかも、数式を使わず、例えを上手く使って説明され、いろいろなことが詳しくわかるが、村山先生の本は無駄なく、誤魔化しなく、寄り道せずと言った感じ。どちらも誠実に書かれている気がする。
こういった本は読み始めると、下手な推理小説よりずっとドキドキさせられる。
それほどに世界は不思議に満ちている。 -
Posted by ブクログ
この本は中学生や高校生にも理解できるよう、専門的な知識の必要な内容はかいつまんで進めていきますのでご安心くださいということで、前に読んだ『宇宙とは何か』よりやさしく感じられました。
とても面白く読むことができました。
夢のある世界だと思いました。
でも全く夢ではなく、これは正真正銘の科学であり事実です。
この宇宙はまさに人間のために用意されたといえるのかもしれない。あるいは宇宙のために人間が用意されたということもできるでしょう。ーという一文が心に残りました。
メモ書きより
・ガリレオガリレイー地動説
・アイザックニュートンー万有引力の法則
・月が地球のまわりを回るのと石やリンゴが落ちるの -
Posted by ブクログ
とても素晴らしい内容である題名から不足される宇宙の出来事でありますが 本書の内容は副大臣に示す 物理学の話が主になっている とても分かりやすく解説されているので 多くの人におすすめできる内容である
何でできているのか 更生する物質は ソリューシと呼ばれるものである これはとても小さな物質を構成する単位である 宇宙を語ることは所有者に成り立ちよ ら調べることと同じ意味合いにあることを意味している
ニュートリノのバンコク 物質 ビッグバン
素粒子量子力学の研究はどのように行われているのかクオークを探し求めるミニ ロンド 実験の世界が語られている
4つの力とは 重力 電磁力 強い力 弱い力不確定性パ -
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村山 斉
(むらやま・ひとし)
1964年東京生まれ。東京大学国際高等研究所数物連携宇宙研究機構(IPMU)の 初代機構長、特任教授。米国カリフォルニア大学バークレー校物理教室教授。 1991年、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。理学博士。東北大学大学院理学研究科物理学科助手、ローレンス・バークレー国立研究所研究員、カリフォルニア大学バークレー校物理学科助教授、准教授を経て、同大学物理学科MacAdams冠教授。米国プリンストン高等研究所メンバー(03~04年)。2007年10月より現職。専門は素粒子物理学。2002年、西宮湯川記念賞受賞。素粒子理論におけるリーダー -
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村山 斉
(むらやま・ひとし)
1964年東京生まれ。東京大学国際高等研究所数物連携宇宙研究機構(IPMU)の 初代機構長、特任教授。米国カリフォルニア大学バークレー校物理教室教授。 1991年、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。理学博士。東北大学大学院理学研究科物理学科助手、ローレンス・バークレー国立研究所研究員、カリフォルニア大学バークレー校物理学科助教授、准教授を経て、同大学物理学科MacAdams冠教授。米国プリンストン高等研究所メンバー(03~04年)。2007年10月より現職。専門は素粒子物理学。2002年、西宮湯川記念賞受賞。素粒子理論におけるリーダーで -
購入済み
ヒッグス粒子の説明が解りやすい
ビートたけしさんお薦めの一冊。宇宙の始まりを解説した本はこのブルーバックスにも多くでてますが、村山先生はヒッグス粒子を初めとする素粒子と紐理論などを分かりやすく教えてくれます。