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夜空を彩る満天の星や、皆既日食・彗星などの天体ショー。古来より人類は宇宙の美しさに魅せられてきた。しかし宇宙の美しさは、目に見えるところだけにあるのではない。これまで宇宙にまつわる現象は、物理学者が「美しい」と感じる理論によって解明されてきた。その美しさの秘密は「高い対称性」「簡潔さ」「自然な安定感」の3つ。はたして人類永遠の謎である宇宙の成り立ちを説明する「究極の法則」も、美しい理論から導くことができるのか? 宇宙はどこまで美しいのか? 最新の研究成果をやさしくひもとく知的冒険の書。
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Posted by ブクログ
『世界は「関係」でできている』を読んで、物理系の書籍が読みたくなって購入した。
写真がカラーなのが良いし、参考になるYouTubeのアドレスがQRコードで添付されているのも良い。この手の書籍でよくあるのだが、後半に行くにつれてだんだん内容がわからなくなってくるということが本書でもなくはないが、冒頭の写真などだけでも十分にワクワクできる。
内容がわからないと言いながらも、著者の説明は例えなども交えてイメージがしやすいものになっている。対称性の破れの説明にまさか洗濯物の干し方が出てくるとは思わない。こういう身近な例で説明できるというのは著者本人が普段からよく考えているということだろう。
あとがきに
「私が南部理論をやっと理解できたもの、ロックダウン中のことです。」という記述がある。おそらく、最前線で働いているだろう著者でも理解しきれていない理論があり、それでも全線で研究できているというのはなんかちょっとほっとすることであった。
Posted by ブクログ
目が上になるように置いたとき、ヒラメは左、カレイは右を向く。右か左。その向きはどちらでもよかったはず。しかし、一方が選ばれ違いが生まれた。このようにもともと対称だった状態から、一方に決まることを「対称性の破れ」という。
多くの人はご存知だと思うが、この世の力は突き詰めると4つしかない。重力、電磁気力、強い力、弱い力だ。実は宇宙が誕生した直後、これらの力は一つだった考えらている。対称性が破れ、力が分かれたのだ。科学者たちは、これらの力を統一する理論を探している。それが、「万物の理論」だ。
ヒラメとカレイの左右から始まった話が、最後には宇宙そのものを支配する法則へとつながっていく。対称性という一つの考え方から、世界の見え方が大きく変わっていくのが面白い。
Posted by ブクログ
「宇宙が美しいのは、きっと美しい統一理論で形成されているからだ」と。しかしながら、まだ宇宙を支配する「究極の統一理論」は発見されていない。その東一理論は対称性が高く、簡潔で、安定感があるものでなければならない。特に量子の世界では、クォーク、レプトンがそれぞれ6種類ずつ、それ以外にも光子、グルーオン、Wボソン、Zボソン、にヒッグス粒子と量子についての発見が続くほど複雑になっている。インフレーションや暗黒エネルギーなど、ほとんど何もわかっていないことも多いのだ。
知ろうとすればするほどわからなくなるというのが、量子の世界だね。写真が豊富で良書なのだけれど、宇宙に関してはどんな本を読んでも、スッキリしないのは仕方がないことなのだ。
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ビジネス・実用
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