村山斉のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ニュートリノとかヒッグス粒子という言葉は、よくニュース等で耳にするが、実際には何なの?という疑問にとってもやさしく答えてくる1冊である。非常に簡単に言ってしまうと、宇宙を構成するために無くてはならないものなのだ。
しかしながら素粒子は目に見えないものなので、やさしく解説してくれているとはいえ、なかなか実感として理解するのはむずかしい。ちなみにヒッグス粒子が凝固する温度は4000兆℃だそうだ、耳から煙が出そうになるのをチョットこらえながら読んだ。
宇宙が誕生してから137億年、そして地球が誕生してから46億年なんて言われているが、誰も見たことがないものを計算によって調べてしまうなんて、人間ってのはつくづく欲張りな生き物だわ。 -
Posted by ブクログ
目が上になるように置いたとき、ヒラメは左、カレイは右を向く。右か左。その向きはどちらでもよかったはず。しかし、一方が選ばれ違いが生まれた。このようにもともと対称だった状態から、一方に決まることを「対称性の破れ」という。
多くの人はご存知だと思うが、この世の力は突き詰めると4つしかない。重力、電磁気力、強い力、弱い力だ。実は宇宙が誕生した直後、これらの力は一つだった考えらている。対称性が破れ、力が分かれたのだ。科学者たちは、これらの力を統一する理論を探している。それが、「万物の理論」だ。
ヒラメとカレイの左右から始まった話が、最後には宇宙そのものを支配する法則へとつながっていく。対称性という一つの考え方から、世界の見え方が大きく変わっていくのが面白い。 -
Posted by ブクログ
文系脳な私にもなんとかわかるように説明されていてありがたい。
本当だったら物質と反物質が打ち消し合い、消滅していたはずの宇宙がなぜ存在しているのか。
ニュートリノという存在を説明しながら、その謎に近づいていく。
理系を高校の時に放棄したので、わからない用語ばかりで何度も読むのを挫折しそうになるし、右巻きのニュートリノと左巻きのニュートリノのあたりは途中頭がこんがらがる。
だがめげずに読んでいくとなんとかなんとなくわかるように例えを交えながら書いてくれている。
この本から知りたいことが増えたので、また違う本を読んでいきたい。
素粒子、クォーク、レプトン、ボソン、ヒッグス粒子とか。
インフレーション、超ひも理論、超対称性粒子、などなど -
Posted by ブクログ
「宇宙が美しいのは、きっと美しい統一理論で形成されているからだ」と。しかしながら、まだ宇宙を支配する「究極の統一理論」は発見されていない。その東一理論は対称性が高く、簡潔で、安定感があるものでなければならない。特に量子の世界では、クォーク、レプトンがそれぞれ6種類ずつ、それ以外にも光子、グルーオン、Wボソン、Zボソン、にヒッグス粒子と量子についての発見が続くほど複雑になっている。インフレーションや暗黒エネルギーなど、ほとんど何もわかっていないことも多いのだ。
知ろうとすればするほどわからなくなるというのが、量子の世界だね。写真が豊富で良書なのだけれど、宇宙に関してはどんな本を読んでも、スッキリしないのは仕方がないことなのだ。