村山斉のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
宇宙の本を読んで壮大な気持ちになろうと読んでみた!!
めちゃくちゃ面白かった。
宇宙の物質の96%は、正体不明の暗黒物質と暗黒エネルギーらしい。
多次元宇宙の話が面白かった。超ひも理論は、何度か聞いたことがあったが、多次元がミクロの視点で折りたたまれているというのが初めて少し感覚的に掴めた気がする。
また、多元宇宙もロマンがある。もしかしたら別の宇宙から暗黒物質や暗黒エネルギーが来ているのかもしれない。
また、どんな実験によって、どのように宇宙の謎が生まれたり、どのようにそれを解明しているのかを分かり易くく説明してくれていた。
まだ、見つかっていないビックス粒子や、暗黒物質を世界中の研究者が大規模な実験をして捉えようと研究しているのもめちゃくちゃロマンを感じた。
壮大な世界だった。
-
Posted by ブクログ
ネタバレ【総合点】8.0/10点
普通に面白かった。エセ科学系の人でなくって、しっかりしている著者だからこその説得力。今の最新理論はもうSF並になってきているんだなぁと実感。人工知能とかもだし、どんどんリアルのSF化が進んでるね。
ダークエネルギーとかダークマターの名前は知っていたけれど、それらが提唱されたのが割りと最近だというのに驚いた。そもそもダークマターって、クロノトリガーで初めて見かけた気がするんだけど、このゲームの発売って1995年だよね。FFでも宇宙系のネーミングとかネタ多いし、スクエアさんはそっちが好きな人いるんだろうなぁ。
多元宇宙とか多次元宇宙っていうのは、概念を書かれても正直よくわからなかった。二次元と三次元、四次元まではイメージできる。でも五次元からが「???」って感じ。小さすぎて見えないのかも、というのもちょっとわからない。
ただ宇宙の真っ暗に見える空間も、暗く見えるのは単に可視光が出ていないだけで実は光がたくさんあるっていうのもどっかで見たから、「見えるから存在する」「見えないから存在しない」というのは当選違う。そもそも、人とトンボ、あるいは蜘蛛だったら全く同じものを見ても見え方はかなり違うだろうし。人間の感覚器は案外当てにならない。
欲を言えば、どうしたらこの先の研究につながるか?という点が示されていると嬉しかった。ほぼ観測技術が問題なのだと思うけれど、それが今の技術はどのくらいで、どうなったら異次元を見つけられるか?という予想でも良いので示して欲しかった。でも難しい問題なのかもしれない。
【得たこと】
宇宙は本当に謎のスケールがでかい、ということを再確認させてもらった。少なくとも、宇宙が存在する限り、人生に飽きることはなさそう。 -
Posted by ブクログ
娘が課題に使ったという本がリビングに置いてあったので、出張の移動中の飛行機で読みました。私が数十年前に習った宇宙に関する知識と比較すると、現在は、観測技術が上達したこともあり、かなりのことが判明してきているようです。
最も衝撃を受けたのは、1ページ目の「はじめに」に書かれたいたことで、宇宙全体の5%弱しか、原子で成り立っていなくて、残りは、暗黒物質(23%)と暗黒エネルギー(73%)という事実(p3)でした!
また、四次元の世界とは、ある事柄を決める(例:誰かと会う)のに、三次元の場所データと、一次元の時間データの合計4つの数字が必要な世界であると、理解できたのが私にとっての成果でした。私の使っていない頭の領域を刺激してくれた素晴らしい本でした。
以下は気になったポイントです。
・小惑星探知機「はやぶさ」は、推進役のイオンエンジン、姿勢制御のための化学エンジンがあったが、化学エンジンが壊れたため、イオンエンジンに使っていたキセノンガスを姿勢制御のために使って、ボロボロになりながら戻ってきた(p16)
・地球は秒速30キロで太陽の周りをまわっている、この地球が飛んでいかないのは、太陽が重力で引っ張ってくれているから(p17)
・太陽の次に近い恒星は、光速で4.2年もかかる場所にある、ケンタウルス座プロキシマ星(p19)
・星の成分は、星からやってくる光を分析することでわかる。(p20)
・ブラックホール自身は見えないが、周りの星の運動を調べると、間接的にわかる(p33)
・重力のもとになるものは目で見えない、それを暗黒物質と名付けている(p37)
・暗黒物質が異次元から来たという説は、止まっている重い素粒子は私達からは見えない次元を走っていると考える。私たちの次元では見えないが、三次元より高い次元から見ると、その素粒子は走っている(p90)
・2003年、ついに宇宙の年齢が、正確な膨張速度を割り出すことで判明、137億歳(p107)
・暗黒物質は10年以内にその正体が明らかになると期待がもてるが、73%を占める暗黒エネルギーは、まだ糸口がつかめていない(p113)
・暗黒物質と暗黒エネルギーに分けている理由は、宇宙が大きくなると暗黒物質は普通の物質と同じように薄まるのに対して、暗黒エネルギーは薄まらないから(p114)
・宇宙が大きくなるにつれて、どこからともなくエネルギーが湧いてくる、これが暗黒エネルギーである(p118)
・物質保存の法則は成り立っていない、例として、核反応や加速器を使った実験、またエネルギーも膨張している宇宙では成り立っていない(p127)
・四次元時空とは、空間を三次元、時間を一次元、私達がどこに行って何をするかを決めるときに使う(p131)
・次元とは、いくつ数を決めれば、場所と時間がちゃんと決まるかという、その個数。私達は、四つの次元を感じることができる(p135)
・超ひも理論では、宇宙は10次元だと予言されている(p138)
・重力は電磁気力と比べると弱い力であるが、そう感じないのは、電磁気力は互いに打ち消し合うことができるから(p145)
・重力は引力しかないので、集まっても打ち消し合うことがないので、集まれば集まるほど重力は強くなる。重力がおおきいというよりも、他のもっと強い力がすべて打ち消し合った結果として、重力だけを強く感じる(p146)
・相対性理論の登場で、ニュートン力学は相対性理論の中のある特別な状況であるという理解が進んだ(p163)
・量子力学の基本原理として不確定性原理があるが、これは小さな物質の場所と速さを同時に決めることができないというもの(p163)
・私達が光を見ることができるのは、光が眼の裏の網膜に当たった時に電子が神経細胞の中を流れるから、光そのものを見ているのではなく、光が当たって出てきた電子を見ている。つまり、光が異次元の世界で運動している場合、その姿は光では見ることができない、それは暗黒物質の候補となる(p172)
・私達が真空だと思っているものにはエネルギーがたくさんあるかもしれない、このエネルギーのことを真空エネルギーと呼んでいる(p182)
・素粒子を点として考えると、つじつまの合わないことが出てきたので、実は「ひも」だったと考える理論が「超ひも理論=振動してひろがっている、ひも」である(p184)
2015年9月23日作成