北野寿美枝のレビュー一覧

  • 捜索者

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    読みやすかった。けど海外ドラマによくありがちな展開で新鮮味は全くない。全体のボリュームのわりに満足感は控えめ。

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    2025年08月29日
  • 捜索者

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    凄く読むのに時間がかかった。

    長年勤めてきたシカゴ警察を退職したアメリカ人のカルはアイルランド西部の小さな村に移住した。
    廃屋の修繕をしながら静かに暮らしていたカルだったが、地元の子どもから、失踪した兄の行方を捜してほしいと頼まれる。


    一般的にミステリーの分類されていると思うのだが、個人的には主人公のカルと地元の子供のトレイの交流を描いた文芸に入るかなと。

    詳細な筆致で登場人物の心情や周りの風景、情景を細やかに描く。
    そのため全体的に起伏があまりなく、物語が淡々と紡がれる。
    この辺りがあまり馴染めなく、また約700Pものボリュームが重くのしかかり時間がかかってしまった。
    面白かったのか面白くなかったのかでいうと面白かった部類なのだが。

    自分の視点では感情や悲しみに直面する際に、共に過ごす時間を共有することだったり、それを分かち合うことで傷が軽くなり、無為な時間が有意なものになっていく。
    そんなことがテーマになっているような気がした。

    ただ、カルと同じように男性視点としてはその感覚はあまり生まれてこないのではないかなと思った。
    男性は何かをして「事件」を能動的に解決することをよしとする傾向があるのだろうなという気がした。

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    2025年06月09日
  • 捜索者

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    毎度のことながら通勤電車で読んだが、登場人物も少なく、700頁近くあったが思ったより時間も掛からず、いや掛かったけど、牧羊と点々とする家々の風景が浮かぶような自然豊かな村で起こった悲劇の小説だった。
    元警察刑事が主人公なので少しは期待した派手なシーンは殆どなく、彼が行方不明者を探すのだが、その時の会話が直接的でなく含みを持たせるので、それがまどろっこしいと感じることも、これが味なのだろうけど少し気になった。
    まあこの様な小説も面白かったが再読はないね。

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    2025年01月31日
  • 密航者

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    面白くてさくさく読めた。連続小児殺人事件の陪審員を務めたマリアが主人公。評決の結果で糾弾された彼女が家族と旅行するクルーズ船で、全く同様の連続殺人事件が発生する。無罪判決で釈放された元容疑者か、模倣犯か。子供を守るべくマリアが犯人探しを、、、と言うサスペンス。ご都合主義が至る箇所に見えて☆3個。

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    2024年03月31日
  • 捜索者

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    曇り空の荒野、胸騒ぎがする表紙の書影に惹かれて手に取った。

    アイルランドの田舎町に1人で移り住んだ元シカゴ市警刑事のカル。仕事に疲れ、妻子と別れ、心と身体を癒す為にこの地に来た。廃屋を住みやすい環境にするべく日々修理に勤しむ。
    田舎の人々はアメリカから来た移住者に興味津々。隣人も商店の人もおせっかい焼きでカルにとても親切。
    しかし、少年トレイが失踪した兄を探して欲しい、とカルに頼んだ事から状況が一変する。

    刑事を辞めてのんびりするはずのカルが、持ち前の正義感で少年の兄を捜索するハメになっていく。どうせ家出、捜索しても無駄。立ち入ってはいけない。でも少年が気がかり。じっとしてられない…。
    葛藤が丁寧に描かれる。
    過酷な環境に育った少年トレイが一途でいじらしい。カルとトレイ。一歩ずつ近づき、少しずつほぐれていく様子が温かい。2人の信頼関係が次第に築かれていく。
    外から来た人間の一挙手一投足が、瞬く間に町中に知れ渡る恐ろしさと田舎の閉塞感。誰が味方で誰が敵かわからなくなる。この町全部が謎めいてくる。
    過酷な環境に抗う賢明な子どもとそれに応えようと真実を求める大人。応援したくなる。

    ミステリーではあるが、主人公カルと少年トレイの交流、成長が見もので、ヒューマン小説とも言えそう。アイルランドの自然描写も豊かで良かった。

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    2024年01月14日
  • 捜索者

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    SL 2023.12.9-2023.12.12
    離婚し、シカゴ警察を退職してアイルランドに移住したカル。地元の子どもに失踪した兄の捜索を頼まれ捜査を始める。
    ミステリとしては弱いし、やや冗長ではあるけど、美しい自然やカルと子どもの細やかな交流を丁寧に描き出している。

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    2023年12月12日
  • 捜索者

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    ストーリーはゆっくりと、村の季節が移り変わるスピードで進みます。主人公が村人と交流を深めるにつれ、じわじわと増す不穏さが不気味です。子供の存在が光を差してくれて、最後まで面白く読めました。

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    2023年10月28日
  • ハリウッドの悪魔

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    1958年、反共・反ユダヤ主義を標榜するジョセフ・マッカーシーがアメリカ大統領となり、権力を握っている。映画産業は国営化され、制作されるのは反共プロパガンダ映画ばかりだ。ロサンゼルス市警の刑事モリス・ベイカーは、そんなハリウッドで、ある殺人事件を担当することになる。被害者は元映画監督ジョン・ヒューストンと、新進気鋭の記者ウォルター・クロンカイト。現場には「悪魔どもをやっつけろ ベイカー」と書かれたメモが遺されていた。ふたりはなぜ殺され、ベイカーの名前がなぜあったのか? 大統領配下の下院非米活動委員会(HUAC)の横やりが入り、捜査から外されたベイカーに、ソビエト連邦の謎めいた女スパイ、ソフィアが接触してくる。彼はソフィアとともに、俳優ハンフリー・ボガートや脚本家ダルトン・トランボらが暗躍する、もうひとつのハリウッドをさまよう。ユダヤ人のベイカーが大戦中のヨーロッパで過ごした過去の悪夢に悩まされながら――。異なる歴史を歩むハリウッドを舞台にした傑作ノワール。

    もしもの世界を虚実の人々が行き交う、ハードボイルド調小説。最初は期待して読み始めたが、後半になるにつれて読みにくくなってしまった。

    解説にあった「鷲たちの盟約」、これは傑作だと思います。

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    2023年10月17日
  • ベルリンに堕ちる闇

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    時代背景や主人公に興味を持って読んでいましたが、友人を紹介したあたりで、展開へのお膳立てと主人公への好感度が下がって、そのまま気持ちが萎えたまま読み終わってしまった印象です。

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    2023年08月08日
  • 喪失

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    イギリスの作家「モー・ヘイダー」の長篇ミステリ作品『喪失(原題:Gone)』を読みました。
    ここのところ、イギリスの作家の作品が続いていますね。

    -----story-------------
    【アメリカ探偵作家クラブ賞(エドガー賞)最優秀長篇賞受賞! 】

    当初は単純な窃盗と思われたカージャック事件。
    だが強奪された車の後部座席に乗っていたはずの少女はいっこうに発見されない。
    捜査の指揮を執る「キャフェリー警部」の胸中に不安の雲が湧きだしたとき、今回とよく似た手口の事件が過去にも発生していたことが判明した。
    犯人の狙いは車ではなく、少女だったのか!
    事件の様相は一変し、捜査に総力が注がれる。
    だが姿なき犯人は、焦燥にかられる警察に、そして被害者の家族に、次々と卑劣きわまる挑発を……屈指の実力派が、MWA賞最優秀長篇賞の栄誉を射止めた力作。
    -----------------------

    2010年(平成22年)に発表された「ジャック・キャフェリー警部」シリーズの第5作… 「キャフェリー警部」は、シリーズ開始当初、ロンドン警視庁・圏内重要犯罪捜査隊に所属していましたが、シリーズは第2作で打ち切られ、数年の時を経て「ウォーキングマン」という脇役を伴い、ブリストル市のエイボン・アンド・サマセット警察・重大犯罪捜査隊に異動させて再開したシリーズです、、、

    小口と天・地が黄色に染めてある、懐かしく、心ときめく装丁のハヤカワポケミス(ハヤカワ・ミステリ、HAYAKAWA POCKET MYSTERY BOOK)版で読みました。


    11月の下旬のある日、スーパーマーケットの駐車場で、買い物を終えた女性「ローズ・ブラッドリー」がサンタクロースのゴムマスクをつけた男に車を奪われるという事件が発生した… 車に娘の「マーサ」が乗っていたとの連絡を受け、重大犯罪捜査隊が捜査に乗り出す、、、

    その指揮を任された「ジャック・キャフェリー警部」は、当初、誘拐目的ではなく単なる車両窃盗事件だ、娘はすぐに返されるはずだ、と安易に考えていた… だが、以前、一緒に仕事をしたことのある潜水捜査隊の「フリー・マーリー巡査部長」からの指摘により、未遂に終わったものの過去に同様の事件が2件あったことを知る。

    念のため2件の被害者たちに話を聞いた「キャフェリー警部」は、犯人の目的が車ではなく、社内の少女かもしれないと考えるようになる… やがて犯人から、それを裏付けるような内容の手紙が届く、、、

    だが、懸命の捜査を進める「キャフェリー警部」をあざ笑うかのように、犯人は常に一歩先んじて警察の裏をかきつづけるのだ… やがて有力な容疑者が浮上するが……。


    2012年(平成24年)のエドガー賞受賞作で、同じく候補だった「東野圭吾」の『容疑者Xの献身』よりも評価された作品だということで期待が大きかったのですが… 良くできたミステリだとは思いましたが、それほどかなぁ… というのが率直な印象、、、

    とはいえ、序盤はやや冗長な印象があるものの、真相が徐々に明らかになっていく中盤以降は読者をグイグイと引っ張っていく展開で愉しめました。

    気になったのは「フリー・マーリー巡査部長」に感情移入し難いと感じた部分かな… 前作までを読んでいると印象が違ったのかもしれませんけどね、、、

    「プロディ」の言動は、序盤からちょっと怪しいと感じていましたけどね… 及第点の面白さでしたね。


    以下、主な登場人物です。

    「ジャック・キャフリー」
     重大犯罪捜査隊の警部

    「パルッツィ(ロラパルーザ)」
     重大犯罪捜査隊の部長刑事

    「ターナー」
     重大犯罪捜査隊の部長刑事

    「プロディ」
     重大犯罪捜査隊の刑事

    「フリー・マーリー」
     潜水捜索隊隊長の巡査部長

    「ウェラード」
     潜水捜索隊隊長の副隊長

    「トム」
     フリーの弟

    「ジョナサン・ブラッドリー」
     教区牧師

    「ローズ」
     ジョナサンの妻

    「フィリッパ」
     ジョナサンの長女

    「マーサ」
     ジョナサンの次女

    「ダミエン・グレアム」
     セールスマン

    「ローナ」
     ダミエンの妻

    「アリーシャ」
     ダミエンの長女

    「ニール・ブラント」
     市民相談局員

    「シモーン」
     ニールの妻

    「クレオ」
     ニールの長女

    「コーリー・コステロ」
     マーケティング・コンサルタント

    「ジャニス」
     コーリーの妻

    「エミリー」
     コーリーの長女

    「ニック・ホリス」
     家族連絡担当官、刑事

    「ミスティ・キットスン」
     行方不明の女性

    「ウォーキングマン」
     ホームレス

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    2023年06月20日
  • 捜索者

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    ネタバレ

    アイルランドの田舎の自然風景の描写が魅力的に映る分、人間関係の閉鎖感が際立って見えました。

    風景描写は素敵なのですが、ミステリーやサスペンスのジャンルとして期待して読んだ分、展開が遅く感じてしまいました。

    上記したような環境下での主人公と相棒?の絆の話として読むと良いかもしれません。

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    2023年04月21日
  • 氷雪のマンハント

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    デンマークの作家「シュテフェン・ヤコブセン」の長篇ミステリ作品『氷雪のマンハント(原題:TROFA)』を読みました。

    「ユッシ・エーズラ・オールスン」の『特捜部Q ―吊された少女―』に続きデンマークの作品… 引き続き北欧ミステリが続いています。

    -----story-------------
    【デンマークの気鋭が放つ強烈無比なスリラー】
    急死した大富豪の金庫に隠されたDVDに収められていたのは、若い男の処刑場面だった。
    男たちの歌声が響き、黒い袋が投げ渡される。
    中身を見た若者が駆け出し、ライフルの銃声が響く――人間を獲物にしたハンティングなのか? 
    DVDを見つけた大富豪の娘は、プロ調査員の「ミケール」に真相究明を依頼する。
    彼はわずかな手がかりを追うが、その調査が元軍人の奇妙な死を追う女性刑事の捜査と交差した時、事態は急速に動きはじめた!
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    整形外科医でもある「シュテフェン・ヤコブセン」が2013年(平成25年)に発表した第4作目の作品で、警備コンサルタントの「ミケール・サンダ」とデンマーク国家警察警視の「リーネ・イェンスン」が活躍する最初の作品、、、

    期せずしてコンビを組むことになった二人は、次の作品でも活躍しているようです… シリーズ化されるかもしれませんね。


    2011年(平成23年)3月、デンマーク在住の「カスパ・ハンスン」と、その妻「イングリ・スンツボ」が、ノルウェーの最北部に位置するフィンマルク県でキャンプをしていた… ノルウェー人の「イングリ」が久しく訪れていなかった北部山地の風景を恋しがり、デンマーク人の夫とともにやってきたのだ、、、

    だが、夫妻はある集団に拉致され、狩りの標的とされてしまう… 2年後の4月のある日、警備コンサルタントという肩書で、いわゆる私立探偵を生業としている「ミケール・サンダ」は、コペンハーゲンに住む資産家の娘「イリサベト・カスパスン=ベーンケ」から、ある調査を依頼される。

    最高裁の弁護士を務めている彼女は、企業家として財を成した亡き父の遺品を整理している際に、おぞましい人間狩りの模様を収めたDVDを発見し、父がその非道な行為に加担していたのかどうか、犠牲者となった若い男性がどこのだれなのか、狩猟者たちが何者かを突き止めてほしいのだという… 犠牲者を追い詰めた狩猟者たちが口にした歌から、彼らが元兵士だと推測した「ミケール」は、高額の報酬にも惹かれ、調査を引き受ける、、、

    同じ頃、デンマーク国家警察の女性警視「リーネ・イェンスン」は、元兵士で大工の「キム・アナスン」が結婚式の翌日に首を吊って死んだ事件の捜査に着手していた… だがすぐに、「アナスン」の死は自殺で、遺体を発見した妻の「ルイーセ」が他殺に見えるように細工したことが判明する。

    「ルイーセ」は生前の夫の不可解な行動の数々に不審を抱き、彼が何らかの犯罪に手を染めていたのではないかと不安を覚え、警察が捜査するように仕向けていたのだ… 「リーネ」は、自殺案件として表向きは捜査を終了する一方で、上司である「シャロデ・ファルスタ警視正」の許可を取り付け、「アナスン」の死の真相を単独で調べることにする、、、

    「ミケール」と「リーネ」の動きを察知した犯行グループは、「ミケール」を滞在先のホテルで襲い、暴行したうえに証拠物件等を強奪するとともに、「リーネ」の娘「ヨセフィーネ」を拉致して拷問したうえに「リーネ」を暴行し、調査を阻害しようとする… それぞれ単独で調査を進める中で暴行を受け負傷した「ミケール」と「リーネ」は、凶悪な敵に立ち向かうため協力し合うことになる。

    「アナスン」のコテージに身を潜め反撃の準備を進める二人だったが、犯行グループの目を欺くことはできず、コテージは急襲され火を放たれる… 火傷を負いながら、協力し合って窮地を脱出した二人は、犯行グループとの対決のため、人間狩りの現場となったノルウェーの最北部に位置するフィンマルク県のポルサンゲル・フィヨルドに向かう、、、

    そして、人間狩りをしていた集団の正体や、彼らが行っていたその他の悪事が明らかになり、普段はそれぞれ一匹狼として行動している「ミケール」と「リーネ」は、北極圏を舞台に、ぶつかり合いながら、相互理解を深め、助け合いながら、犯行グループに立ち向かって行く… しかし、二人は犯行グループの生き残り「ヴィクトール・シュミット」と「ヘンリケ」の父子、そして「トマス・ベアウ」の三人に追い詰められ絶体絶命の状態に追い込まれる。

    冒険サスペンスとして愉しめました… 最後に「ミケール」と「リーネ」を救ってくれた人物は、終盤までの展開や残る登場人物から、ある程度、想定できる人物でしたが、、、

    それよりも何よりも、ホントに腹黒い奴は誰かというと… 捜査を依頼した人物だったんですかねぇ。

    この二人のコンビの活躍を、もっと読んでみたいですね… 続篇も翻訳されることを期待したいと思います、、、

    デンマークの作品ですが… 「ミケール」の読んでいる本がノルウェーの作家「ジョー・ネスボ」のミステリだったり、「リーネ」の好きな映画がスウェーデンの女優「イングリッド・バーグマン」主演で「アルフレッド・ヒッチコック監督」作品の『汚名』だったりと、デンマークではない、他の北欧諸国の作家や女優が扱われているのは、ちょっと意外でしたね。


    以下、主な登場人物です。

    「ミケール・サンダ」
     警備コンサルタント

    「サラ」
     ミケールの妻

    「キース・マロリー」
     ミケールの親友

    「イリサベト・カスパスン=ベーンケ」
     ミケールの依頼人

    「フレミング・カスパスン」
     ソナーテック社の創業者。イリサベトの父

    「ヴィクトール・シュミット」
     ソナーテック社の取締役会長代理

    「ヘンリケ」
     ソナーテック社の販売担当重役。ヴィクトールの息子

    「ヤコブ」
     ヴィクトールの息子。ヘンリケの兄
     
    「モニカ」
     ヴィクトールの妻

    「キム・アナスン」
     退役軍人。大工

    「ルイーセ」
     キム・アナスンの妻

    「アラン・ロンクヴィスト」
     退役軍人。養蜂家

    「リーネ・イェンスン」
     デンマーク国家警察警視

    「ヨセフィーネ」
     リーネの娘

    「シャロデ・ファルスタ」
     デンマーク国家警察警視正

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    2022年12月04日
  • 捜索者

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    アイルランドの田舎で起こる失踪事件のミステリー。ただ、個人的に好きな設定ではないのが残念。話はよくありがちな、閉鎖的な村で一筋縄ではいかない住民達を相手に事件に向かうという話で、個人的に土着性みたいなものが好きではないので、本書もいまいちだった。ある意味ユートピアみたいな設定なので、あまり腹落ちしない。

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    2022年08月21日
  • 捜索者

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    ネタバレ

    自然と人物が丁寧に描かれ、ゆっくりと時間が過ぎて行く。事件そのものは単純で、それ以外のあっと驚く結末を期待したが、定位置に着地した感じ。
    が、主人公と依頼者が徐々に信頼し合い絆が生まれていく様は、読んでいて気持ちがよかった。








    女の子にする必要があったのかということと、デスク修理の描写がやけに細かくこだわっている割には私には映像が浮かばなかったことが、ちょっと難点。

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    2022年07月04日
  • 捜索者

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    映画「ウィンターズ・ボーン」を想起する小説だった。紹介文にある犯罪小説というより、心理描写に拘ったハードボイルドと言った方がしっくりくるかも。地味な事件をじっくりと丹念に描く派手さの欠片もない作風(褒め言葉)は実直で、アイルランドの自然が醸し出す静謐な情景も魅力的だが、如何せん起伏に乏しく、筋書きのシンプルさに反して物語が冗長過ぎる印象は否めない。然しながら、その過程あってこそ、静かな余韻の残る結末に仕上がっている気がする。村社会に蔓延る閉塞感や非情な現実への諦念など、人生の悲哀を真摯に描いた良質の作品。

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    2022年05月09日
  • ベルリンに堕ちる闇

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    ワイマール期からナチス期にかけてを時代背景とした推理小説は数多いが、やはり印象に残っているのはフィリップ・カーによるベルリン三部作だった。この本の作者も、やはりイギリス人。ちょっと期待して、頑張って最後まで読んだが、頑張って書いている漢字はあるものの、時代の空気感はうまく伝わって来ないところがある。それに、訳文で登場人物の喋り部分の語調が不揃いでしっくりこないところが散見されるのが残念。

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    2022年03月10日
  • 殺人鬼ジョー(下)

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    前作「清掃魔」を読まず今作読んでも全くわけわかめだと思う 
    と言う私も読書途中で”もしかしてこれ、なんかの続編か~?”と思い、調べて「清掃魔」が前作だっと知った 
    「清掃魔」を読み終え意味不明な点がクリアになって、さぁ仕切り直しと思いきや、今作が面白かったのは上巻の最初だけでその後段々急降下⤵
    下巻にいたっては ”ジョー&メリッサ” どうぞ二人で勝手にしてくれって感じで冷めて読んだ 
    で結局サリーはどうなったんだ⁉ そこが触れずに終わったのが消化不良

    ぶっ飛び感が「清掃魔」とは比べもんにならない 
    あっちがポルシェなら、こっちはママチャリいや、三輪車か…キコキコ
    「清掃魔」とは出版社も訳者も違う 

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    2022年02月01日
  • 開かれた瞳孔

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    ジョージア州の小さな町の地元の食堂。この町である日残忍に切り刻まれた若い大学教授が発見され一気に町中がパニックになります。町の小児科医であり検死官でもあるサラ・リントンが検死を行い、サラの元夫である警察署長のジェフリー・トリバーが捜査を指揮し始めたところ、数日後に地元の女性が磔担っている姿が見つかります。
    本書は町の検死官で小児科医のサラ、サラの当時の元夫である警察署長ジェフリー・トリヴァー、そして警察の副官で被害者の妹のレナの三人の主人公によるトライアングル・バイオレンス・ミステリー、3つの大きな視点で物語は移り変わり、やがて連続して被害者が発見されることで一層サスペンスは深まっていきます。いわゆるフーダニットの把握は一筋縄ではいきませんが、全体的な楽しみを損なうほどではないと思います。

    全体を通して登場人物の間には大きなドラマを感じました。私は小説の中の過剰なロマンスが苦手で、過度に物語が感情的になると面食らってしまうんですね。その意味で本書は、警察の階級間の偏見や不服従が重なり合うなど、様々な角度から描かれており、この点では一線を画す内容でした。個人的には、事件に関わる人たちが皆こぞって才能を持ちながらも、私生活に大きな問題を抱えており、これら個人的な問題が捜査の過程で再浮上してくる・・・というところが気に入っています。

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    2020年12月30日
  • 刑事シーハン/紺青の傷痕

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    巡査から15年かけて警視正までの階級を昇り、いまは女性の身で重大犯罪捜査局の指揮を執るフランキー・シーハン。事件現場での負傷から復帰した彼女がさっそく取り組んだのは、大学講師エレノアの首吊り死体が自宅で発見された事件だった。些細な手掛かりから他殺と見抜いたシーハンは、容疑者としてエレノアの夫の行方を追う。だがシーハン自身の故郷で起きた怪事件との関連が浮上し、事件は不気味な奥深さを見せ始めた!姿を見せぬ殺人者との息詰まる対決。アイルランドの首都ダブリンに展開する白熱の警察小説。

    かつての事件で深手を負った女性刑事の必死の捜査が痛々しい。

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    2019年03月17日
  • 喪失

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    まあまあ良かったが、トンネル?竪穴?の描写がもう一つ分からん。そのせいでフリーのシーンがやたら長く感じた。

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    2019年01月12日