北野寿美枝のレビュー一覧
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ニューオーリンズという場所、ジャズ勃興の時期という舞台設定に惹かれ読んだが、かなり面白かった。実際の事件、実在した人物がフィクションの中にうまくからんでくる。ルイ・アームストロングの伝記にもなっている。話は複数の人間の立場で展開していき、要所で絡み合っていきながら、事件の全体像が明らかになっていく。...続きを読むPosted by ブクログ
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思わずうなった。
ディック・フランシス名義のどの著作よりも、面白い。
フェリックスが存命な限り、楽しませてくれそうである。Posted by ブクログ -
ディック・フランシス競馬シリーズ第40作目(全44作)。
最愛の奥様を亡くしてから6年間の沈黙の後、86歳のフランシスが自身の「再起」の舞台で主人公に選んだのは、4度目でこれが最後のシッド・ハレー。
障害競馬の元全英チャンピオン騎手という自分と同じ肩書きを持つハレーには、並々ならぬ思い入れがあったの...続きを読むPosted by ブクログ -
長年にわたり、ともにヒット作を生み出すパートナーであった最愛の妻メアリーさんの死後、5、6年の沈黙を破って、2006年に復活したディック・フランシスの、復活後、3作目。
主人公は、弁護士であり、かつアマチュア騎手。
仕事に誇りを持ち、なおかつレースに出ることを心から愛している。
「これぞ、ディック...続きを読むPosted by ブクログ -
文庫が出たので、再読。
読むものに困ったときにはディック・フランシス!
ニューマーケットで、レストランのオーナーシェフをしているマックス・モアトン。
伝統あるレースの前夜祭で料理を担当するが、腹痛に苦しむ。
客が何人も食中毒に倒れていたとわかり、料理に問題があったと疑われ、レストラン閉鎖の危機に。
...続きを読むPosted by ブクログ -
主人公の男性がストイックで、謙虚で、意志が強く、何ともカッコイイのです。
若い頃には競馬騎手として成功した経験のある~ベテラン作家フランシス。
確かな観察眼と気配りに満ちた独特なミステリ作品群を生み出しました。
フランシスはよき協力者であった妻が亡くなった後に絶筆していましたが。
息子の協力を得て再...続きを読むPosted by ブクログ